b n 諸岡ケンジ|'24/7/19
2024年7月19日
BLUE MOOD
(汐留)
MENU
(第一部)
手紙
HOLD ON
ROAD
信じる力
(Everything I Do) I Do It for You
(第二部)
秘密基地
Hotel California
Love Me Tender
LADY
凹んでんじゃねえ
エール
Endless Road
(En)
秘密基地
ずっと
People Get Ready

先日の札幌からスタートしたツアー"エール"。
バンド編も始動、ということで、今回はTriple Guitar、もといQuadruple Guitar!

<本日のメンバー>

恩田直幸(Kb) / 住吉中(Ba) / 小南数麿(Gt) / 中野周一(Drs) / 土方隆行(Gt) / 土方理久音(Gt)

開幕直前、オープニングに流れたSEは、いつもYouTube Liveで流れるオリジナルOp♪
メンバーの皆さん、そして黒のスーツに墨象が印象的なモノクロのスカーフで諸岡さんが登場!
諸岡さん、麿さんの2人のアコギが重なる"空"でライブがスタート。
それぞれ異なる響きの4本のギターの音色が溶け込む、さすがの音の厚み!
何とも気持ちよさそうに歌う表情と広がる声の深さに、1曲目から一気に惹きこまれました…。
そして"手紙"はギターを下ろしてハンドマイクで。
今回はギタリストが3人いるので、当初は「持って行かない」とまで言っていた諸岡さん。
アコギ抱いて歌うスタイルがお馴染み…という方がほとんどではないかと思いますが
今日はたっぷり、手の動きも身体の仕草も丸ごと「歌」のシーンを楽しめそうです♪
ゆるやかに揺蕩うベースと、緩急の効いたドラム、そして繊細なピアノの音色。
音と声が高らかに伸びた後の、麿さんのアコギだけで歌うラスサビに痺れました…!
MCでのトリプルギターの話題から、今度はエレキに持ち替えた麿さんへ一言
「麿、出して!」と音を引き出し、フロアに "HOLD ON♪"のコールを振る…のはいいけれど
初見+αの方が多い中、それはちょいとハードルが高かったようで、何度かリトライ。
少数精鋭??のリードで声の数が増えてきたところで、周ちゃんのカウントで" HOLD ON"
メロディやリズム、歌詞と一緒に、仕草や手の動きまでもが「歌」の一部になっていて
もー、カメラそっちのけでコール&拳上げしておりました(笑)
終盤のソロは土方さん、今日は"Don't be afraid〜"が入るかな…?と期待していたら、
最後の1sentenceだけマイクに乗って聴こえました。ココのフレーズ、大好きなんですよ♪
続いてはゆっくりと柔らかなピアノに乗せて、サビから始まる"今"
再びアコギに持ち替えた麿さんも加わって、1つ1つの音が絶妙に混ざり合う響きにうっとり。
そしてMCでいきなり「ステージを下りようかと思ってます」と言い出す諸岡さん。
これはもしかして…と思ったら、やっぱり「3人のギター、聴きたいでしょ?」と
今日のメンバーならでは!のギタリストスペシャルが開幕♪
まずは土方さんオリジナルの"ROAD"を、周ちゃんのカウントから。
Wヒジカタ親子鷹★の2本に麿さんがAGで加わって、音の厚みも華やかさも豪華ー!
1つ1つのフレーズがさらに深く広がって、タイトルを彷彿とさせる雄大な響きに感動…♪
終盤のハイトーンと、ラストに重なる重めの音色に痺れました><
その余韻と拍手を切り裂くように、今度は周ちゃんのソロ!
そこに麿さんが「中野周一!」とコールを重ねて、一気にリズム&テンポアップ!
パルマが似合いそうなこのリズムは…Spanish?Flamenco?
今度は麿さんオリジナルの"信じる力"を、麿さん&土方さん&理久音さんの3本エレキで。
三者三様の音色とスタイルは、見応えも聴き応えもたっぷり。これは贅沢すぎる!
それをフロアに下りて見ていた諸岡さん、満面の笑顔でステージに戻ってこられました♪
そして、拍手が引くと同時に鳴り出したピアノ。…このイントロはー!!!(と、すでに涙)
数あるBryan Adamsの曲の中でも、大好きな"(Everything I Do) I Do It for You"
まさかの1曲がここで聴けるとはー!
もう、一音一声、一挙手一投足に釘付けで見入って&聴き入っておりました…。
時折フェイクしながら、絶妙に掠れて伸びる声。思い出しても涙が出そうなくらい><
恩田さんのピアノも繊細で、でも力強くて…曲にぴったりの響き。
この曲、ラストフレーズの前にブレイクが入るのですが、その部分でフロアから拍手が。
歌の流れ的にやっぱり、大半の方はそこで曲が終わった、と思っちゃいますよね><
刹那の一息を挟んでの音と、ラストのアカペラにただただ涙…の第一部ラストでした。

あけての第二部は、諸岡さんと麿さんの2人がステージに。
諸岡さん、第一部のモノクロのスカーフから、今度はブルーのスカーフに。
こちら、書家の七澤菜波さんのオリジナルで、纏われると写真よりさらに素敵な色味…♪
麿さんはアコギを手に、この2人となればやっぱり、の歌にはなかなか入らないトークタイム。
あの頃のマローネの一幕、25年近く経っているのに昨日のことのように思い出しました(笑)
そして歌われたのは、麿さんのアコギ1本で奏でる"秘密基地"
弾き語りとも違う、バンドとも違う…かけがえのないものを聴かせていただきました。
歌終わりには再びのトークを交えて、メンバーを1人ずつコールしてステージへ。
「…ギター、持つかな」と、諸岡さんがアコギを手に取り、麿さんは12弦にチェンジ!
4本のギターが揃ったところで、「何だと思う?」と悪戯っぽく笑う諸岡さん。
タイトルコールせずに、カウントを合わせて流れ出したイントロ。
もう、これだけで分かる人には…どころか誰でも分かるでしょうコレは!
ライブでメインボーカルでやるのはもしや初??の"Hotel California"に、
ROMA CAFEでの"上向かんといて…♪"の1節がアタマをぐるぐるしちゃいましたが(笑)
土方さん&理久音さんのギターリフ、圧巻でした…!
懐かしいナンバーにフロアがすっかり和んだところで、今夜の"愛してる"を叫ぼうタイム♪
大阪ではリピートだった歌前練習も、今回はすっかりお馴染みになって見事一発でOK!
この"Love Me Tender"、中にはペンライトや推しうちわを振ってくれる方まで。
初演の音倉で誕生したハートのハンドサインから、ライブのたびに変化して、みんなで一緒に楽しめる1曲になりましたねー♪
いつもなら中さんのコーラスが入るのですが、今回は残念ながら喉の不調で声が出ないそうで…。
イロっぽベースはもちろん、お声も大好きなのです。九州ツアーまでには復活されますように!
そして、盛り上がりの熱を繋いだ"LADY"。そのせいか(?)なかなかに詞がなかなかで(笑)
それはさておき…の歌の熱量の高さに圧倒され、にラスサビ前のギターのユニゾンに痺れ、
初聴きでメロと詞に惚れ込んだ1曲ですが、ライブで聴くとまたひときわイイ歌なのです。
ラストを麿さんがアコギで繋いで"凹んでんじゃねえ"
Hand Clap、そして "Keep On!"のコールを煽って
「今日は3人いるんで…Come On!!」とソロ回し!
一番手は理久音さん。
軽やかにリフを紡いで、続いては土方さん。
似ているけれどやっぱり違う、音の個性が本当に楽しい!
諸岡さんは合間にコールとフェイクを飛ばしつつ、
カウントでばっちりとイントロへ。
2コーラス終わりのインターバルでは再びのコール♪
"Keep On!"と繰り返しつつ、「拳を上げたら…Kenji Morooka!ツアーグッズ作りました!」とリストバンドをアピール。
メンバーの皆さん全員が着けていたこちら、東京では今回が会場物販初出しなのでした♪
リフレインするコールに、一気に理久音さんのソロから恩田さんへ、そして土方さんへとソロ繋ぎ。
アウトロのソロとラストの〆フレーズは土方さんがキメて、王道のエンディングが鮮やかー!
MCでは、来月に控えた九州ツアーの話題から、長崎で流れている宅島グループさんのCMに触れて
そのCMソングとなっている"エール"を。
フロアのあちこちで上がる腕、壮観でしたー!
そして、諸岡さんのアコギ1本で"Endless Road"
1フレーズの後、ドラムを合図に一気にバンドの音へ。
諸岡さんはギターを下ろしてマイクを手に一息を吸い…
その圧巻の声、圧倒の迫力。
もう、何度でも言っちゃおう。
やっぱりマイクだけで歌う諸岡さん、絶品ですー!!
弾き語りには弾き語りの味が、そして諸岡さんならではのアコギの音色があって、
そのどれもが捨てがたいのだけれど…それでもなお、全身すべてが「歌」になる姿、最高です!
最後にメンバー1人1人をコールして、音と声の余韻の中でライブ第二部、本編が終了。

間髪を入れずのアンコールに応えて、今度は恩田さんのピアノをメインにして、本日2回目の"秘密基地"
歌い上げる声に、その音色に、ピアノを弾くあの日の牧野さんの姿が見えたような気がしました。
そして、麿さんの柔らかなアコギに乗せて"ずっと"をゆったりとしたテンポで。
2コーラスからバンドが加わっても、その緩やかさや静けさはそのままで、より一層深く…。
しっとりとした空気に「ギターが3人いるということで…」と言葉を添えて、ラストはこちらもまさか!の"People Get Ready"
諸岡さんと土方さん、麿さんが同じステージに揃ってのRodとJeff Beckとは…(感涙)
語りかけるように歌う諸岡さんと、土方さん→理久音さん→アコギの麿さん、のソロ回しの後に恩田さんのハモンドでのソロ。
思う存分、歌声と音に浸らせていただきました…。
今日のセトリどれも、ギターをたっぷり堪能できる曲たち。ライブでこれだけカバーが入るのは、最近ではあまりなかったような?
1人1人が珠玉の音色を持つメンバーの皆さま。とてつもなく贅沢な、そして幸せな時間を過ごさせていただきました。

諸岡さん、メンバーの皆さま。
今回も最高のライブをありがとうございました。
札幌、東京、そして次はいよいよ九州へ。
ツアーを追って、ファイナルの東名阪までともに走ります!


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