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先日の札幌からスタートしたツアー"エール"。 バンド編も始動、ということで、今回はTriple Guitar、もといQuadruple Guitar! <本日のメンバー> 恩田直幸(Kb) / 住吉中(Ba) / 小南数麿(Gt) / 中野周一(Drs) / 土方隆行(Gt) / 土方理久音(Gt) 開幕直前、オープニングに流れたSEは、いつもYouTube Liveで流れるオリジナルOp♪ メンバーの皆さん、そして黒のスーツに墨象が印象的なモノクロのスカーフで諸岡さんが登場! 諸岡さん、麿さんの2人のアコギが重なる"空"でライブがスタート。 それぞれ異なる響きの4本のギターの音色が溶け込む、さすがの音の厚み! 何とも気持ちよさそうに歌う表情と広がる声の深さに、1曲目から一気に惹きこまれました…。 そして"手紙"はギターを下ろしてハンドマイクで。 今回はギタリストが3人いるので、当初は「持って行かない」とまで言っていた諸岡さん。 アコギ抱いて歌うスタイルがお馴染み…という方がほとんどではないかと思いますが 今日はたっぷり、手の動きも身体の仕草も丸ごと「歌」のシーンを楽しめそうです♪ ゆるやかに揺蕩うベースと、緩急の効いたドラム、そして繊細なピアノの音色。 音と声が高らかに伸びた後の、麿さんのアコギだけで歌うラスサビに痺れました…! MCでのトリプルギターの話題から、今度はエレキに持ち替えた麿さんへ一言 「麿、出して!」と音を引き出し、フロアに "HOLD ON♪"のコールを振る…のはいいけれど 初見+αの方が多い中、それはちょいとハードルが高かったようで、何度かリトライ。 少数精鋭??のリードで声の数が増えてきたところで、周ちゃんのカウントで" HOLD ON"。 メロディやリズム、歌詞と一緒に、仕草や手の動きまでもが「歌」の一部になっていて もー、カメラそっちのけでコール&拳上げしておりました(笑) 終盤のソロは土方さん、今日は"Don't be afraid〜"が入るかな…?と期待していたら、 最後の1sentenceだけマイクに乗って聴こえました。ココのフレーズ、大好きなんですよ♪ 続いてはゆっくりと柔らかなピアノに乗せて、サビから始まる"今"。 再びアコギに持ち替えた麿さんも加わって、1つ1つの音が絶妙に混ざり合う響きにうっとり。 そしてMCでいきなり「ステージを下りようかと思ってます」と言い出す諸岡さん。 これはもしかして…と思ったら、やっぱり「3人のギター、聴きたいでしょ?」と 今日のメンバーならでは!のギタリストスペシャルが開幕♪ まずは土方さんオリジナルの"ROAD"を、周ちゃんのカウントから。 Wヒジカタ親子鷹★の2本に麿さんがAGで加わって、音の厚みも華やかさも豪華ー! 1つ1つのフレーズがさらに深く広がって、タイトルを彷彿とさせる雄大な響きに感動…♪ 終盤のハイトーンと、ラストに重なる重めの音色に痺れました>< その余韻と拍手を切り裂くように、今度は周ちゃんのソロ! そこに麿さんが「中野周一!」とコールを重ねて、一気にリズム&テンポアップ! パルマが似合いそうなこのリズムは…Spanish?Flamenco? 今度は麿さんオリジナルの"信じる力"を、麿さん&土方さん&理久音さんの3本エレキで。 三者三様の音色とスタイルは、見応えも聴き応えもたっぷり。これは贅沢すぎる! それをフロアに下りて見ていた諸岡さん、満面の笑顔でステージに戻ってこられました♪ そして、拍手が引くと同時に鳴り出したピアノ。…このイントロはー!!!(と、すでに涙) 数あるBryan Adamsの曲の中でも、大好きな"(Everything I Do) I Do It for You"。 まさかの1曲がここで聴けるとはー! もう、一音一声、一挙手一投足に釘付けで見入って&聴き入っておりました…。 時折フェイクしながら、絶妙に掠れて伸びる声。思い出しても涙が出そうなくらい>< 恩田さんのピアノも繊細で、でも力強くて…曲にぴったりの響き。 この曲、ラストフレーズの前にブレイクが入るのですが、その部分でフロアから拍手が。 歌の流れ的にやっぱり、大半の方はそこで曲が終わった、と思っちゃいますよね>< 刹那の一息を挟んでの音と、ラストのアカペラにただただ涙…の第一部ラストでした。 あけての第二部は、諸岡さんと麿さんの2人がステージに。 諸岡さん、第一部のモノクロのスカーフから、今度はブルーのスカーフに。 こちら、書家の七澤菜波さんのオリジナルで、纏われると写真よりさらに素敵な色味…♪ 麿さんはアコギを手に、この2人となればやっぱり、の歌にはなかなか入らないトークタイム。 あの頃のマローネの一幕、25年近く経っているのに昨日のことのように思い出しました(笑) そして歌われたのは、麿さんのアコギ1本で奏でる"秘密基地"。 弾き語りとも違う、バンドとも違う…かけがえのないものを聴かせていただきました。 歌終わりには再びのトークを交えて、メンバーを1人ずつコールしてステージへ。 「…ギター、持つかな」と、諸岡さんがアコギを手に取り、麿さんは12弦にチェンジ! 4本のギターが揃ったところで、「何だと思う?」と悪戯っぽく笑う諸岡さん。 タイトルコールせずに、カウントを合わせて流れ出したイントロ。 もう、これだけで分かる人には…どころか誰でも分かるでしょうコレは! ライブでメインボーカルでやるのはもしや初??の"Hotel California"に、 ROMA CAFEでの"上向かんといて…♪"の1節がアタマをぐるぐるしちゃいましたが(笑) 土方さん&理久音さんのギターリフ、圧巻でした…! 懐かしいナンバーにフロアがすっかり和んだところで、今夜の"愛してる"を叫ぼうタイム♪ 大阪ではリピートだった歌前練習も、今回はすっかりお馴染みになって見事一発でOK! この"Love Me Tender"、中にはペンライトや推しうちわを振ってくれる方まで。 初演の音倉で誕生したハートのハンドサインから、ライブのたびに変化して、みんなで一緒に楽しめる1曲になりましたねー♪ いつもなら中さんのコーラスが入るのですが、今回は残念ながら喉の不調で声が出ないそうで…。 イロっぽベースはもちろん、お声も大好きなのです。九州ツアーまでには復活されますように! そして、盛り上がりの熱を繋いだ"LADY"。そのせいか(?)なかなかに詞がなかなかで(笑) それはさておき…の歌の熱量の高さに圧倒され、にラスサビ前のギターのユニゾンに痺れ、 初聴きでメロと詞に惚れ込んだ1曲ですが、ライブで聴くとまたひときわイイ歌なのです。 ラストを麿さんがアコギで繋いで"凹んでんじゃねえ"。 Hand Clap、そして "Keep On!"のコールを煽って 「今日は3人いるんで…Come On!!」とソロ回し! 一番手は理久音さん。 軽やかにリフを紡いで、続いては土方さん。 似ているけれどやっぱり違う、音の個性が本当に楽しい! 諸岡さんは合間にコールとフェイクを飛ばしつつ、 カウントでばっちりとイントロへ。 2コーラス終わりのインターバルでは再びのコール♪ "Keep On!"と繰り返しつつ、「拳を上げたら…Kenji Morooka!ツアーグッズ作りました!」とリストバンドをアピール。 メンバーの皆さん全員が着けていたこちら、東京では今回が会場物販初出しなのでした♪ リフレインするコールに、一気に理久音さんのソロから恩田さんへ、そして土方さんへとソロ繋ぎ。 アウトロのソロとラストの〆フレーズは土方さんがキメて、王道のエンディングが鮮やかー! MCでは、来月に控えた九州ツアーの話題から、長崎で流れている宅島グループさんのCMに触れて そのCMソングとなっている"エール"を。 フロアのあちこちで上がる腕、壮観でしたー! そして、諸岡さんのアコギ1本で"Endless Road"。 1フレーズの後、ドラムを合図に一気にバンドの音へ。 諸岡さんはギターを下ろしてマイクを手に一息を吸い… その圧巻の声、圧倒の迫力。 もう、何度でも言っちゃおう。 やっぱりマイクだけで歌う諸岡さん、絶品ですー!! 弾き語りには弾き語りの味が、そして諸岡さんならではのアコギの音色があって、 そのどれもが捨てがたいのだけれど…それでもなお、全身すべてが「歌」になる姿、最高です! 最後にメンバー1人1人をコールして、音と声の余韻の中でライブ第二部、本編が終了。 間髪を入れずのアンコールに応えて、今度は恩田さんのピアノをメインにして、本日2回目の"秘密基地"。 歌い上げる声に、その音色に、ピアノを弾くあの日の牧野さんの姿が見えたような気がしました。 そして、麿さんの柔らかなアコギに乗せて"ずっと"をゆったりとしたテンポで。 2コーラスからバンドが加わっても、その緩やかさや静けさはそのままで、より一層深く…。 しっとりとした空気に「ギターが3人いるということで…」と言葉を添えて、ラストはこちらもまさか!の"People Get Ready"。 諸岡さんと土方さん、麿さんが同じステージに揃ってのRodとJeff Beckとは…(感涙) 語りかけるように歌う諸岡さんと、土方さん→理久音さん→アコギの麿さん、のソロ回しの後に恩田さんのハモンドでのソロ。 思う存分、歌声と音に浸らせていただきました…。 今日のセトリどれも、ギターをたっぷり堪能できる曲たち。ライブでこれだけカバーが入るのは、最近ではあまりなかったような? 1人1人が珠玉の音色を持つメンバーの皆さま。とてつもなく贅沢な、そして幸せな時間を過ごさせていただきました。 諸岡さん、メンバーの皆さま。 今回も最高のライブをありがとうございました。 札幌、東京、そして次はいよいよ九州へ。 ツアーを追って、ファイナルの東名阪までともに走ります! ←Back to Live Report Menu |