No boggy
(札幌)
ツアー2024 "エール" の幕開けとなる２Days。 「必ず来てね」「来ます！」の約束を果たすべく、解禁早々にヒコーキ取って、３度目の札幌へ♪ 到着早々、ホテルのお部屋が何故かグレードアップ対応で、１人には広すぎて（笑）ホコホコしたところで 初めての会場、No boggyさんへ。 主催＆立役者の"どうぶつえん" しづ子姉さま、Keyのサトルさん、そして次々とお見えになるお客様の中にも 
前回に続いて…のお顔が見えて、嬉しい再会がたくさんでした！チケットはSOLD OUT、開演前から熱気でいっぱいの店内。 ステージには諸岡さんのギターと、キーボードがセッティングされていて 今日は弾き語りだけでなく、サトルさんも出演してくださるようです♪ 第一部は、諸岡さん１人がステージへ。 「北海道限定ＣＭの起用曲をオープニングに…」のＭＣと、、 開幕が"Dead Or Love"なのも札幌ならでは、でしょうか。 しかも（ライブでは初？？）の、フルコーラスをＣＭバージョンの歌詞で！ これ、ＲＤのアルバムには入っていない、シングル限定のVer.なのです。 １曲目からいきなり、声も音もハープの音色も渋い…！ 続いては、先日のZOHMでも歌われた"風が痛いよステラ"。 優しい表情の歌声がアコギに重なって、先日とはまた全く違う景色。 ＭＣでは、デビュー時のこと、ＣＭをたくさん手がけたこと…などの話から 河合塾のＣＭソングを、と"Heart to Heart"を。 一瞬、ひと息を溜めて発せられた歌い出しの声に圧倒。長年聴いておりますが、改めて…なんて声なのー！！ 特に２コーラスのサビ前あたり、アカペラに近いほど抑えた爪弾きのアコギに乗る声に序盤から陶酔…。 そしてＭＣでの佐世保の話から「ギター１本を持って…」と"少年"へと繋がりました。  強めにはじくイントロから、歌い出し前の一瞬のブレイク。アコギに乗せた「色んな思いを抱いて」の一言も相まって万感、でした。 時に伸びやかに、時に絞り出すように。 歌につれて変化する声に、移りゆくものを感じ取ってみたり。 サビ前の間合い、ラストの締め。弾き語りならではの熱さを堪能させていただきました！ そして、アルバム『秘密基地』が生まれるきっかけとなった"泣いてんじゃない"へ。 弾き語りではなかなか…と言っていたこの曲ですが、今日は気迫というか…すごい迫力。 バンドとはまた違う、１本のギターと声だけで紡がれる熱さ。 最後の１フレーズ、絶妙な掠れ具合で押し出された声は、ぞくぞくするほどの感動でした…！ 歌終わりの拍手の中、諸岡さんが「誇り」に思っていることをさらりと口に。 その言葉を聞いて、僅かながらその場面を目の当たりにしてきたことが私の誇りかも、と ステージの諸岡さんが眩しく見えるような、そんなひとときでした。 第１部ラストは、ひと息を挟んでの"空"。 今日の札幌は、抜けるような青空。前回、来た時もそうだったな…などと思い返しつつ、 歌声が描き出す、どこまでも広がる "あの日の空"の情景にたっぷりと浸っておりました。 途中、アコギのボディを軽く叩いた響きと、ラストで立ち上がっての生声での１フレーズの印象が余韻を残す中、第１部が終了。 
休憩あけてのステージは、しづ子さんとKeyのサトルさんが登場。しづ子さん、歌声はもちろん、佇まいも語り口も本当に素敵な方なのですよ…♪ 
今回はCarpentersのナンバー、"Superstar"を。Before the second show…♪なんてフレーズに、 あの日、初めて見たコンサートから始まって 今ここにいるんだなー、と共感してしまったり（笑） ２曲目の"さらば恋人"(By 堺正章さん）では、 途中から諸岡さんも登場してお２人で♪ "君じゃない♪"と顔を見合わせてのこのポーズ、 息もぴったり、ばっちりでした！ 他ではなかなか聴けない諸岡さんの邦楽カバーが聴けるのも、こちら札幌のライブならでは！ 歓声と拍手に包まれて、しづ子さんがステージを下り、ライブは第２部へ。 お２人を繋ぎ、前回、そして今回のライブが成ったのは、桑名さんの御縁から。 一昨年、札幌で初めて会った時のエピソードなどなどを交えた少し長めのＭＣと、 「今年は13回忌なので…」という言葉を添えて、アコギとサトルさんのピアノで"月のあかり"。 時折、遠くを見るような視線の動きが、最後のフェイクと表情と相まって、深く深く印象に残りました…。 
そして、桑名さんへの感謝の言葉を「…ならず者でしたね」と繋いで、邦題 "ならず者"、Eaglesの"Desperado"を。 ゆっくりと奏でられるピアノの音色と、絶妙な崩しの入る歌声。 浮かぶように仄かに照らされるライトが何とも素敵な情景で…。 元より大好きなこの曲。リフレインする歌にすっかり浸った挙句、 ラスト近くにコーラスで入る"あの"フレーズを、示し合わせたかのように しづ子さんと２人で歌っておりました（笑） そして"今"へと繋がるＭＣでは、前回の札幌ライブの音源を聴いていたら お客様の「そう生きられたらいいのにね」という声が入っていた…と。 だからこそ好きな人との時が幸せに感じるんだろうな、などと感傷に浸ったのも、歌声のなせる技でしょうか。 抑えた音色のピアノと、ほどよく乾いたストロークのアコギに乗せた"手紙"は、一音一音を噛みしめるような響き。 
優しく流れる中で、時折ハッとするほどの強さも秘めていて。フロアの雰囲気や自分の気持ちも相まって、というのもあるかもしれませんが 今日の声、どこをとっても本当に絶品で…♪ そしてここで「愛を叫ぼう、というのをやってまして…」とお馴染みの言葉が。 練習？で大きな声が出てきたところで手拍子を合わせて"Love Me Tender"。 にぱっと笑った諸岡さんの表情とテンポ感が何とも可愛くて（笑） 終盤の"愛を叫ぶ"のパートもタイミングばっちり決まって、 諸岡さんから「札幌、最高ー！！」の一声が飛び出しましたー♪ 一気にテンポがついたところに、"Lovin'"でフロアの熱もさらにアップ。 サビではあちこちから "もっとー！" "ずっとー！" のコールが★ その盛り上がりに、「座ってる場合じゃない！」と立ち上がる諸岡さん。 サトルさんのソロから、もっともっと、と "体より心が"のイントロ、"Oh Yeah！"のCall＆Resでさらにヒートアップ！ 最後でぴしりと音を決めたところで、鳴りやまない拍手に被せて流れる、ゆったりとしたピアノのフレーズ。 諸岡さんはギターを置き、そのピアノの音色を吸い込むかのような一瞬の間から"Estrange"をしっとりと。 …ほんとに、今日の声ったらもう＞＜ ここ最近…というより、マローネあたりからギターを手にして歌うことが当たり前になっていて、それがもう25年ぐらい？ すっかり弾き語りスタイルが定着している諸岡さんですが、良し悪しということではなく、やっぱり一味…ひと声違うのですよ♪ 前作のアルバムでリアレンジされた音源を聴いた時、一番印象に残った "夜が明けるまで…"とリフレインするラストフレーズ。 タイトルの言葉の意味が、そしてそこにある心情や情景が何倍にも深まったことを思い出しながら聴き入っておりました。 
余韻と拍手に包まれて、ライブ本編が終了し、すかさずのアンコール。前回に続いてお越しくださった方も多く、そんなフロア弄りも交えながらの歌い語りから "忘れかけた空"のイントロへ。 声上げて、拳上げて…の盛り上がりの中、サトルさんのソロを「もっと！」と倍々に！ アンコールとは思えないほどの熱を、ＭＣで少しだけクールダウンした後に ゆっくりと、そしてここにきてさらに深まる声で"秘密基地"。 これまでのライブでも何度となく聴いているこの歌に…改めて、魅かれました。 最後は、サトルさんを拍手でステージから送り、諸岡さん１人に。 ラストは、ツアータイトル曲、"エール"を弾き語りで。アコギ１本だからこそ感じる力強さ、ですね。 九州、東名阪…と10月まで続く、ツアー2024 "エール"。その幕開けとなる札幌２days初日、No boggy。 たくさんの笑顔と、出会いと再会と、そして温かさに溢れた一夜となりました。 今夜も、ありがとうございました！ 【おまけ】新グッズのリストバンド、今日が会場物販の初出し♪たくさんの方にお手に取っていただけましたー！ ←Back to Live Report Menu |