2024年6月22日
ZOHM DREAM DINER
(明大前)
MENU
(第一部)
風の中のストーリー
Lovin'
Heart to Heart
手紙
泣いてんじゃない
Dead or Love
Love Me Tender
(第二部)
Estrange
体より心が
秘密基地
風が痛いよステラ
素顔
(En)
忘れないさ
(En-2)
月のあかり
あの日

4か月ぶりとなる"三人衆"@ZOHM。
前日の6月21日は諸岡さんのデビュー記念日ということで、38周年&39年目初日をお祝いしよう!と
またまたいつもの有志で企みつつ、開始前からあれこれゴソゴソしておりました(笑)
諸岡さんが開演時間に戻ってこられたところへ、フロアの皆さまにご協力いただいてサプライズその1♪
鳴らされたクラッカーとおめでとうの声に笑顔で応え、
"風の中のストーリー"でライブがスタート。
時折、跳ねるような響きを挟むピアノがどこかNostalgicな色を誘って、
バンドとも弾き語りとも違う独特の雰囲気がいい感じ。
そして、いつもより少しスローな"Lovin'"へ。
回を重ねるごとに手数も彩りも増すKeyに、絶妙の間合いで絡むベース。
少し乾いたアコギの音と、時に熱く時に渋い歌声が最高の取り合わせ。
ラストの1フレーズの声の伸びと背後に鳴ったKeyの音、素敵でした!
MCでは、啓三さんが実演付きでピッチベンドの解説を♪
前回まではなかった、傍らに置かれた鍵盤ハーモニカも気になるー!
続いて、アコギを叩いてテンポを取った"Heart to Heart"
こちらもかなりのスローで、透き通った綺麗な音のエレピから。
ゆったりとした音色にさらに際立つ、深く響かせた諸岡さんの声が絶品!
音の余韻を拍手が繋いで、"手紙"をKeyとアコギで静かに。
歌い出しの一節が、思わず微笑んでしまうような優しさで…今日のこの声、好きですねえ♪
2コーラスの入りで聴かせてくれた、マイクから離れての生声もいい響きでした…。
歌終わりに一瞬の間を挟み、ひと息を吸い込んだ諸岡さんの手から流れ出した強めのストローク。
"泣いてんじゃない"のイントロは、アコギ1本なのに…というより、アコギ1本だからこその音色の重み。
そしてこの時の、どこか絞り出すように掠らせた声がまたまた絶品だったのですよー!
1コーラスをアコギで歌い、そこから景色を変えて繋がるフレーズ。
短いフェイクの後に、Jazzめいたピアノで"Dead or Love"
ココからこう持ってくるかー!と、鳥肌モノの曲繋ぎ。
ふいに、こういう思いがけないものが飛び出してくるからライブは堪らないのですよ><
ここ最近、化けに化けてきたこの曲ですが、今日の空気感はもう別格。
緩急たっぷりに転がるピアノのフレーズと、小さな捻りの重なる熟練のベースライン。
同じアレンジでも、きっと全く同じにはならない「生」ならではの醍醐味♪
ん−、珠玉のオトナな音空間、最後までじっくりたっぷり堪能させていただきました!
歓声と拍手が沸き、そこへ畳みかけるように恒例の??「愛してる」を叫ぶコーナーへ。
一発目からばっちり…って、今日は"コールは任せて!"の3人がココにいますからね★
そしていらしていた蛎さん(Vo&プロデューサー:蛎崎広柾さん)もコールに参戦!
諸岡さんに「譜割りが違うから!」と突っ込まれつつも、さすがの迫力ボイス!
そしてそれをお隣の席、すぐ真横で聴く贅沢♪
やり取りに笑いも起きつつ、諸岡さんが何度もやり過ぎて音を取り損ねたりもしつつ(笑)
フロアみんなで愛を叫んだところで"Love Me Tender"のイントロへ。
この「愛してる♪」のコールの初実演は、今年の2月、ここZOHMで…だったんですよねえ♪
あれから4か月、東名阪ツアーや名古屋でのイベントライブの中ですっかり定着。
当然、最初はどの会場でも私1人が叫ぶことになるので(笑)広がってきたのが嬉しい限り!
音倉での初披露の時にフロアから飛び出したハートサイン、そしてステージのフィンガーサイン。
ライブの中で育っていくのが見える、そんな楽しみのある1曲でもあるのです。
そして本番のコールもばっちり決まって、笑顔と拍手で第一部が終了…する前に
トニーさんからの「ちょっと待ったー!」を合図に、本日のサプライズその2発動。
有志でお祝いのケーキ…ではなく、今回はこんな感じのPop Chocolateを♪

諸岡さんにキャンドルを吹き消していただいて、
38周年&39年目のスタートを皆さんとお祝い★

ライブ前のお声かけに応えてご協力くださった皆さま、
笑ってOKを出してくださるZOHMの純子さん、
そしていつも一緒に企てを盛り上げてくれる、
トニーさん&あっこさんに改めて感謝です♪



しばしのインターバルを挟んでの第二部は、ピアノとストリングスが重なるKeyからの
"Estrange"で幕開け。
呟くような歌声と、間奏のアコギの音色が泣けてくるほどに優しくて…。
かなり以前から…私が参加した限りでは、1993年にはすでにライブで歌われていたこの歌。
大事に歌い続け、「最後の1フレーズをどうしても入れたかった。一番言いたいことだから」と
初めて音源化された"Treasure"から約13年の時を経て、大幅なリアレンジで前アルバムへ。
その、最後の声がふわりと消えたところに続くのは"空"
歌声から広がる空に、鍵盤ハーモニカのどこか懐かしい音色が似合っていて。
ラスサビ、マイクを離した生声での1フレーズが殊にココロに沁みました…。
「空、好きなんです」
そんなひとことを挟んで、ここで色を変えて"体より心が"へ。
Keyが印象的なイントロを展開する中で、うねるベースラインが何とも言えないカッコよさ♪
そして、"今"で再びバラードに。
抑えたテンポと音の連なりに、歌声がいつも以上に深く引き立っていて
情景が鮮やかに…というより仄かにセピアを纏って浮かんでくるようでした。
そこから、ゆっくりとピアノだけで"秘密基地"
1コーラスをピアノで通し、途中から緩やかなベースとアコギが音を添えて、
ラストにはまたピアノだけの音でしっとりと。
そのアレンジが、とても自然に啓三さんのタッチと響きに合っていて、
深まる歌声と情感に、気付けばすっかり浸りこんでおりました。
続いての曲は、39年目の初日ということで
「38周年に寄せて…」のMCで、1st ALBUMから"風が痛いよステラ"
ライブで歌われたのは、かなり久々でしょうか。
本編ラストは、同じく1stからの"素顔"…まさかココでこの曲を持ってくるとは(涙)
ここまでの歩みと、ここからの道と…色々が浮かんで、揺さぶられた気持ちが
I Never Make You Cry…のフレーズで一気に渦巻いて、もーボロボロに泣けました><
ついこの間のような、ずっと昔のような、30数年前のあの日。
数限りなくある歌たちの中で、この声に "めぐりあえた奇跡" に感謝、です。
拍手の中、ライブはそのままアンコールへ。
アコギ1本で始まった"忘れないさ"ですが、Takさん&啓三さんの表情を見るに
もしかして予定外の1曲なのかな…?と思って聴いていたら、やっぱりそうだったようで。
「僕の中にはたくさんの歌がある。それを伝えきるまでは…」と、最後に"ずっと"を。
ラララ…♪をフロアへ、そしてメンバーへと振る場面では、啓三さんの意外な?一面も(笑)
笑顔もこぼれて、声を合わせて…のラストには、マイクなしの生の歌声に感動…!
改めての大きな拍手と、フロアからのNiceな一声に応えての再アンコール♪
歌われたのは、まさかの"月のあかり"、フルコーラスで。
ここ数年、各地のライブ+αで歌われるのを何度か聴く機会を得ているのですが、
"この街から…"のフレーズに、脳裏にいつもあのMVのラストシーンが浮かぶのですよ…。
そして、アンサーソング。桑名さんが諸岡さんに書いて下さったという"あの日"
この2曲を繋いで聴くことのできた珠玉の時間は、紛うことない「かけがえのない宝物」。
改めて、38周年おめでとうございます。
その時間の一端一端を、同じ場所で過ごせた幸せをかみしめつつ、果てしなきEndless Roadをこれからも見つめてまいります!
今夜も、ありがとうございました♪

【備忘録】先日のYouTubeライブでお披露目&販売解禁の新グッズ、赤と黒のリストバンドが今日のライブでデビュー♪
諸岡さんはもちろん、販売開始と同時に通販一番乗りの2人にもお届けが間に合って、お揃いで腕振り回しました(笑)
ライブ物販は札幌からスタートします!

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