2024年3月29日
BLUE MOOD
(汐留)
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(第一部)
Lovin'
ルビコンの橋
Heart to Heart
HOLD ON
Love Me Tender
アンジェリーナ
(第二部)
Lady
手紙
エール
忘れかけた空
凹んでんじゃねえ
秘密基地
(En)
Endless Road

昨年、コロナの影響で惜しくも直前で中止となったBLUE MOOD、満を持してのRevenge!
【本日のメンバー】
土方隆行(Gt) / 小南数麿(Gt) / 中野周一(Drs) / 住吉中(Ba) / 恩田直幸(Kb)
東名阪ファイナルの豪華な顔ぶれが再集結♪
開場前から並んでいる方もたくさんで、期待感は高まるばかり!
今回は初の配信ありということで、場内左右の大きなスクリーンにも映像が。
満席の会場のBGMが"エール"に変わり、その音に乗ってメンバーが登場。
"翔べー!"と手を挙げて叫び、そのままHand Crapを煽る諸岡さん、
SEがひいたところに"Lovin'"を初手からがっつりDistortionの効いた声で!
間奏のソロは麿さん→土方さんと、いきなりツインギターの迫力全開♪
幕開けからトップギアな熱は、周ちゃんのカウントで"ルビコンの橋"へ。
ライブでは久々、そしてこのメンバーでは初だったかも?
ギターサウンドが印象的な1曲を、メインは麿さん、アウトロは土方さんで。
中さんのコーラスと、最後のサビ前のブレイクがカッコよかったー!
そしてMCでは、前回はやむなく中止になって…と話しつつ、
麿さんをひとしきりいじって(そして反撃されて)みたり、と
配信されているので多少は意識して硬めにいくのかな…?と思いきや、
全くいつもと同じでありました(笑)さすが(褒めてる)。
続いての"空"は、アコギ1本にKeyとGtが重なる優しい響きから。
前半は弾き語りに近い、どこか柔らかな歌声で。
そこに麿さんのスライドに土方さんとの2本が混ざりあう響きが絶品…!
空間の中に音が広がっていく感じ、これはやっぱり会場でしか味わえない贅沢なのかもしれません。
ラスト近く、マイクに乗らないほどのかすかなフェイクに、そしてアコギの響きに胸がぐっと締め付けられるようでした…。
MCでは「昔、ドラムの周一とやっていたバンドで…」という諸岡さんの言葉に、顔を見合わせるメンバーの皆さま。
どうやら1曲飛ばしかけたらしく(あるある)、河合塾のCMでね、と持ち直して"Heart to Heart"
恩田さんのピアノだけで入り、その後にバンドが加わるのですが
もう、諸岡さんの声がですね…神がかっているとでも言いますか…
ツインギターの"泣き"と、最後にふっと見せた一瞬の笑顔に脱帽><
そして、先ほど曲順を間違えたお詫びに、と、ここでサプライズ。
急遽、この1曲だけ動画撮影&拡散OK!となったのは"HOLD ON"
コーラス要員(!)麿さんと、そしてフロアも"HOLD ON"のコールから
カウント入れてイントロへ。一斉に高くあがる腕、壮観でした♪

そして、Audienceの喉も手もすっかりあったまったところで(?)
恒例の「愛してるを叫ぼう」の時間、"Love Me Tender"
まずは練習を、と麿さんを引き込んで落ちサビを…と思ったら
入るところを間違えた諸岡さん、何故かMCを麿さんに全振り。
振られた麿さんはと言えば、相変わらずトークがお見事すぎる(笑)
改めて落ちサビの「みんなの出番」部分からそのまま歌い継ぎ、そこに周ちゃんのカウントでイントロへ。
このあたりの自在さと見事なタイミングの妙、バンドでのライブならではの楽しみなんですよね♪
フロアからの「愛してる♪」の声と、あちこちに上がるハートのハンドサインに
諸岡さんもメンバーさんもいい笑顔で応えてくれました!
最後の音からハイハットで繋いで、一部ラストの"アンジェリーナ"
諸岡さんは2コーラスに入るあたりでハンドマイクに。
音とリズムに小気味いいほどパシッと合う動きに、さらに艶と迫力を増す声。
間奏の恩田さんのソロは熱いし、その後にはフィンガーホイッスル決めるし、
場内の熱も気持ちも上げるだけ上げ切ったところで第一部が終了。熱くて暑い!

しばしの休憩タイムを挟んでの第二部。
まずメンバーの皆さんが定位置に入り、"Lady"のイントロがスタート。
その音の中に登場した諸岡さん、なんとそのままアコギ持たずにスタンドマイクで歌い出したではないですか♪
声はもちろん、フリーになった両手の表情、体のちょっとした動きまでが「歌」になっていて
(弾き語りやアコギの音色も大好きですが)やっぱりマイクOnlyの諸岡さん、最高です!
間奏ソロは土方さん。その間にアコギを手にして、音の厚みはさらにパワーアップ。
この、音だけでは終わらない空間丸ごとの緩急の臨場感は、現地ならではの醍醐味ですね。
アウトロで引っ張る麿さんの音と、恩田さんのKeyが重なった刹那、一転して静かなアコギへ。
いい感じの繋ぎ♪…と思ったら「チューニングをしよう!」と即興で歌い出す諸岡さん。
「MCやってて!」と麿さんにまたまたの全振り。うん、あの頃と変わりませんね(笑)
改めて、「今日はギターケースに手紙を入れてきました」と語りつつアコギを爪弾いて"手紙"
アコギの乾いた音色と2本のGtが奏でる旋律に調和する、静かで力強い歌声に聴き入るひととき。
そこに、一見シンプルな、でもじんわりと深いベースが沁みるー!!
そして、とにかくKeyが最高に気持ちよくてですね…。
間奏の麿さんのソロに差し込まれた音色、歌の呼吸にぴったりと添う響き、その絶妙な間合い。
終盤でアコギ1本だけの音で聴かせる歌声に、手で叩くスネアの郷愁を誘う響きが似合っていて
このメンバーだからこそ…の流れ、今日のハイライトの1つでした。
歌終わりには、「このメンバーで大阪に行きます」と、間近に迫った4/5のライブの話題を。
そちらにも足を運んでくださる方が多いようで、フロアでは大きな拍手と歓声!
さらに年内の東京も決定!と10月の情報が初告知されて、またまた大きな歓声。
そして、それだけでは終わらないのが本日。
少し前から、さわり程度のお話は出ていたものの、解禁待ちだった嬉しい情報。
"エール"が長崎の宅島建設さんの企業CMに決定!
昨年の九州ツアーでご縁も繋がって…なのだそうで、今日は特別に先行視聴を♪
配信で、そして会場内の大きな2つのスクリーンでも大音量で流してくれました!
CMを眺める諸岡さんたちの表情が見られた…のは、会場の特権ですね(笑)
映像明け、今度はリアルに。ラストの1節からイントロへと移って"エール"
入りのドラムがパワフルで、まさに「エール!」な響きに元気もらいましたー!
繰り返す"Wow Wow"のコールで拳も上がる中、メインを取った土方さんの音はキレッキレの鮮やかさ。
そして上へ下へと自在に繰り出すベースの響きのイロっぽさ、アウトロのベースラインで炸裂しておりました!
続いては「巷で噂の…」とお馴染みの前置きで"今"を、しっとりとしたピアノに乗せて。
少し掠れ感強めの歌声に、恩田さんの音とフレーズがこれ以上にない…というくらい合っていて、
途中で加わるベースが泣けるほどいい響きを添えていて。
中盤を歌い上げた後、ラスサビで再びピアノだけに転じる展開に、ただただ浸っておりました。
バラード、そしてラブソングだけれど、優しさや甘さだけではない「強さ」のあるこの曲。
最初に通しで聴いた時に感じたそんな思いを、特に感じた今日の"今"でした。
メンバー紹介を挟んで、いよいよ後半戦へ。"忘れかけた空"をアコギでかき鳴らしつつ、
1人ずつソロ回し。(中さんのソロを、カメラ放り出してガン見してたのは内緒)
そして周ちゃん、諸岡さんがお名前をコールしている後ろでエアギターしてましたね(笑)
さらに手拍子を煽ってフェイク!からのイントロは、メインフレーズを麿さんで。
少し早めのテンポが、歌詞と相まっての気持ちいい疾走感。走っている「2人」の影が見えるよう。
フロアのあちこちで高く振り上げられた腕に、ステージの熱も場内の熱気も一気にヒートアップ。
間に入ったKeyのリフがカッコよかったー!
最後はドラムがピシリと締めて、そのまま"凹んでんじゃねえ"になだれ込み!
"Keep On!!"とステージ前に乗り出すように煽る諸岡さんと、それに応えてますます熱くなるフロア♪
こちらもメインフレーズを麿さん、そこからのソロ回しで恩田さん→土方さんへ。この時のKeyが最高にカッコよかったー!
ラストもひとしきり"Keep On!"で盛り上げていき、
終わ…ったと見せかけて「もう1回ギターソロ聴きたい?」と
まさかの麿さん→土方さんのWソロ♪贅沢に堪能しました!
拍手とともに、ギターを置いてマイクを手にした諸岡さん。
こんなメンバーに囲まれて幸せ、と"秘密基地"を。
もう、ただただ音に浸り、声に浸り…。
それは、ステージが静止して見えるような、そんな錯覚すら覚えるほど。
ゆっくりと音が止まり、余韻をひいてライブ本編が終了となりました。

ほどなくしてのアンコールに応えて、まずは諸岡さん1人がステージへ。
MCの後、「本当にいいメンバー」と、改めてメンバーを1人ずつ、それぞれエピソードつきでコール。
中でも周ちゃんと麿さんは、たくさんの黄色い声と推しグッズ(!)で迎えられておりました♪
アンコールの1曲、今日のラストはやっぱり"Endless Road"
ツアータイトルにもなりながら、長い間、音源化されてこなかったこの曲。
期せずして、かとは思いますが、前作 "Estrange"のキャッチコピーにも
どこか重なっているフレーズなんですよねえ…。
時に噛みしめるように、時に遥かを示すように響く諸岡さんの歌声に、
"Dream"じゃなくて"Road"なんだ、という言葉を思い返しておりました。

初の本格的なハイブリッドライブ。
空気ごと揺れる音の迫力や臨場感はやっぱりリアルには敵わないけれど、
会場では見えないアングルでの映像を楽しめたり…と配信ならではの醍醐味も。
今回は両方でそれぞれの良さをたっぷりと楽しませていただきました!
さあ、次は大阪!またまた初となる「リハーサル見学」のオプション付き、どんな一夜になるのか今から楽しみです♪

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