今回は、新生ZOHMでもお馴染みとなった"三人衆"、Keyに河野啓三さん、そしてBassにTak斉藤さん。 そして、諸岡さんのお誕生日が間近!ということで、今回は「62歳でのラスト」となる節目のライブ。 そんなわけで、昔から2月後半のライブは別格。いつも少し特別な気持ちで参加、なのです♪ ![]() 柔らかいけれど力強さもある歌声、軽やかなエレピの音色、 加わるベースはフレットレスのようにも聴こえる、何ともいい音で…。 これはやっぱり、"三人衆"ならではの味、ですね。 ゆったりと音が消えたところに、一転して重めのストロークで かき鳴らすのは"Dead or Love"のイントロ。 スローながら鋭く転がすピアノと、それを支えるベースの艶っぽさが 諸岡さんの声をさらに渋く響かせていて、とにかく気持ちいい! そして、歌っている諸岡さんの後ろで、啓三さんが時折ニコっと 笑顔でTakさんと見合うのもいい感じ♪ サビ前のブレイクで鳴らすアコギ、端々に織り交ぜる絶品のフェイク、 ラストはピアノが華やかにトリルからグリッサンド! 最後の最後まで渋くカッコよく決めてくれましたー! 続く"Lovin"も少しスローに。 アコギ1本でサビから入ったのですが、その合間にちらりと絡ませてくるTakさんの音に痺れました>< そして啓三さん、鮮やかに再現したイントロのギターフレーズも、間奏でのソロも鮮烈なDistortion! ![]() 2曲目のあたりから薄々感じていたのですが、今日の諸岡さんの声、 いつもより少し硬質な響きに聴こえるんですよね。 途中のストリングス系のKeyの音色とその声が重なった響きは、 どこか哀愁を秘めた表情と相まって、曲に何とも言えない深みが加わっていたように感じました。 流暢すぎない音の連なりが、今日のこの歌には似合う…とでも言いましょうか。 そして"ただひとつの嘘"は、語るように、つぶやくようにサビから入る歌い出しから、 アコギのボディを軽く叩いてのカウントでKeyとベースが入るアレンジ。 この時のベースの音、そしてテンポ感がたまらなかったー! 終盤でフェイク気味に上げる歌声がまたイイのですよ…。もっとライブで聴きたい曲の1つです。 最後の音がアコギの繋ぎで"風の中のストーリー"に移り、拍手はそのまま手拍子へ。 諸岡さんは笑顔でフロアに歌を振り、それに応えてトニーさんが見事に1フレーズ♪ そして啓三さんのソロ、音色もフレーズも表情も、何だかほっこりと可愛らしかったです。 一部ラストは「巷で噂の…」(最近お気に入りらしい前振り)"今"を。 ![]() 1コーラスはギターから手を離し、途中ではマイクから少し離れたナマの声で。 空気の揺らぎと一緒に伝わるその歌声は、この場にいなければ決して味わえない感動。 ライブでは滅多にない、マイクなしの声。聴けて幸せでした…♪ 第二部はトークタイムから開幕。 ひとしきりの話題の後、ふわりと"ずっと"を歌い出した諸岡さん。 ゆっくりと、しっとりと…でも笑顔で。 ペンライトでも振りたくなるような、と言いますか、気づけば音に委ねて体が揺れておりました。 来月は大阪で弾き語り、そしてBLUE MOODでもやります、と告知を挟んで"Love Me Tender"…の前に ![]() 先日のクロコでライブ終了後に思いついていたらしい、新たなコール?を今日は実践! いつもの両手でハート、のサインもですが、リズム感とタイミングが問われますねコレ(笑) 歌い終わった後にも、同じところを「もう1回!」とリフレインしたと思ったら 「これで、最後はハートマークでいこう!」と、諸岡さんも一緒にハンドサインで大団円。 これからライブに来られる皆さま、終盤の落ちサビ、原曲聴いて練習しておきましょう♪ そしてMCでは、トークの話題から何故かタカラクリエイトさんのCMソングをフルでご披露。 これの最後のフレーズ、耳に残ってつい一緒に歌っちゃうんですよねえ(笑) そこから、長崎から出てきて…と"空"をアコギ1本で。 途中からKeyとベースが加わって広がる音の中を、思い切りよく抜けてくる諸岡さんの声。 圧というのか、強さというのか…さっきよりも格段に上がっているような。 "さまよう…"の後に入る一音が大好きなのですが、今日もぴしりとハマリ具合が最高でした。 「この曲、本当にできてよかった、と思います。秘密基地というアルバムを作ってよかった」と "手紙"で見せてくれた、遥かを見つめる遠い視線、そして時に目を閉じて歌う表情は、 "行くあてのない"という言葉に繋がって、そこにいる人に問いかけるよりも、この歌には似合っているように思うのです。 ![]() 「その当時、作った歌を」とKazooを咥えて"Downtown Baby"。 先月、数十年ぶり?に復活したこの曲。一音で「間違えたー!」とリトライ(笑) 間奏では、Takさんをコールしてのベースソロ、そこから啓三さんのソロへ。 ブラス音が華やかで、手拍子するのも楽しい♪ 盛り上がったところで、そのまま手拍子を煽っての"Don't Stop!Carry On!"。 あ、このアレンジ新鮮。 ラスサビ前のTakさんのカウント、鳥肌立つほどバシっと決まるリズムが気持ちいい! アウトロはもちろん"Oh Yeah!"のCall&Res、そしてメンバー紹介でライブ本編が終了。 そのままの流れで、「最後の歌を…」とアンコールの"あの日"。声の深み、深さ…あえて言うなら"凄み"に圧倒、でした。 "あの日"を顧みるだけではなく、明日へと繋げていくような余韻を残して、本日のライブは終了…となるところで 有志で準備して、開始前に皆さんにもご協力をお願いしたBirthdayサプライズを発動! 「また何か企んでたんだ」と笑う諸岡さんに"63"のバルーンを持っていただいて。 その間、啓三さんとTakさんは"ずっと"を演奏し、最後に諸岡さんがもう一度、ラストの一節を歌って。 拍手の中、バースデーケーキと同時にTakさんと啓三さんが弾くHappy Birthdayで、キャンドル吹き消していただきました。 ![]() 実は当日が誕生日でして…まさかのサプライズで逆にお祝いいただいてしまいました♪ そして、「よし!Wアンコールだ!」と、もう一度"Love Me Tender"を。 たくさんの笑顔とハートサインに囲まれて、"62歳"最後のライブが終幕。 諸岡さんへの一足早くのHappy Birthday。 今年もライブで、同じ時間をご一緒した皆さんとお祝いできてよかったー! ![]() さあ、"63歳"の1年はどんなライブが、そしてどんな歌が生まれてくるのでしょうか。 そんな「次」を楽しみに…これからも追っかけてまいります! ![]() 自分の誕生日にライブって前にもあったような…と 見返してみたら、日またぎを除くとぴったり8年周期で 3回目でした…ということは、次も8年後…?(笑) ←Back to Live Report Menu |