昨年5月の東名阪ツアーFinalから数か月ぶりのCROCODILEで、"凹んでんじゃねえ!"と題されたライブ。 今回のメンバー:土方隆行(Gt) / 土方理久音(Gt) / 中野周一(Drs) / 住吉中(Ba) / 恩田直幸(Kb) 前回の小南数麿さんに代わって、"父子鷹"理久音さんが参加♪ 場内のBGMが"エール"に変わる中、メンバーの皆さんがステージへ。 最後に登場した諸岡さん、笑顔で初手から煽ります! 拍手で盛り上がるフロアに、まずは周ちゃんのカウントが飛んで "アンジェリーナ"で本日のライブが開幕。 タイトさと絢が絶妙で、やっぱりこのバンドの音、華がありますねー♪ 先日のライブでは少々本調子が出せなかったという諸岡さんの声も、 今日は万全ばっちりで伸びやか! 最後の音をドラムが受けて"Top to the Mountain"…だったのですが、 この繋ぎがもう、神がかりなカッコよさで。 諸岡さんが自在に操る、時に渋く、時にまっすぐな声も絶品で、 ラスサビの1フレーズはアコギ1本で歌い上げてくるし、 アウトロはユニゾンするリフにツインギターが映える映える。 ライブで聴くは久しぶりな気もするけれど、こんなにストレートな熱さも出してくる曲だったとは! クールダウンするように軽めのMCを挟んで、アコギで"Moonlight Surprise"の一節、コーラスの "You gotta…♪"を爪弾いて、いきなり中さんへ、そしてメンバー1人ずつに順番に歌わせる展開に(笑) ひとしきり回したところで、諸岡さんのカウントからイントロへ。 明るめのアレンジとコーラスワークがいい感じ♪ 続くMCでは、改めて本日のツインギター、土方さん父子をご紹介。 理久音さん、CROCODILEのステージは今回のライブがデビューなのだとか。 そんなお2人のギターをfeatureしての次の曲は"Breezing Blue"。 2本のギター&アコギのハーモニーはもちろんのこと、恩田さんの奏でるKeyが何とも綺麗で、 大好きな、間奏でリズムが変調するところ、今日の音たちで聴くことができて幸せです…。 暑くなったのか、ここでギターを置いて上着を脱いだ諸岡さん。 そのままハンドマイクで、恩田さんのピアノに乗せて"今"を。ん−、いい声! 語彙力も何もあったもんじゃない表現ですが、本当にその一言に尽きるのですよ。 "あるがままのこの時を…♪"の「を」の響きの深さといったら、これがもう特筆モノで…と、 我ながらマニアックだと思います、はい。でもこういうのが聴き取れる楽しさもライブならでは! そして、2コーラスから入ってきた中さんのベースのイロっぽいこと。 じっくりしっとり、聴き惚れておりました。 まだ解禁できないけれど…と、"エール"が何かのタイアップで流れるかも?なんて 期待わくわくなMCを挟んで、手にしたアコギと土方さんのスライドギターで"空"。 深く響きながら抜けていく声と、途中から重なってくるバンドの音につれて その空はまた色合いを変えながら、聴く人それぞれのココロの中へ。 …それにつけても、ここでも花開くベースのイロっぽさよ>< そして第一部ラストの"Love Me Tender"は、アコギでサビをリフレインしながら テンポを合わせてカウントでイントロへ。 いいこと思いついたぞ、的な表情を見せた諸岡さん。終盤の「愛してるー!」のフェイクにフロアもハートのサインで応え、 笑顔と拍手に包まれて、第一部が終了。これ、バンドでも弾き語りでも、ライブに欠かせない曲になってきましたね♪ 第二部は"手紙"から。淡々と静かなようでいて、意外と緩急のあるこの曲。 大サビでひときわ声が伸びた後に、一転してアカペラでふわりと紡がれたフレーズと、 アウトロで周ちゃんが手で叩いていた柔らかなドラムの響きに瞠目しました…。 そして余韻を一閃するアコギの音色とともに、何とも楽しそうに動き回る諸岡さん。 この感じは…と思ったら、やっぱり"Lady"♪ この歌、ライブで演奏される機会は多くないのですが、かなりお気に入りの1曲なのです。 曲の表情につれてリズミカルに跳ねる音の中、恩田さんのKeyが最高に気持ちよかったー! 最初に聴いた時からずっと大好きな"この世界に巡り合えた奇跡"の1フレーズに、 そしてラスサビ前のツインギターからのアコギに転じる流れに感涙です>< 続いては、諸岡さんがマイクを土方さんに渡してのMCタイム。 これから演奏する曲の紹介と、作った時のエピソードなどなど 他ではなかなか聞けない(?)土方さんのお話をたっぷりと。 その後は諸岡さんがその話題を受けてのタイトルコール。 "ヒジケンリク"ではお馴染み、インスト曲"Road"を。 諸岡さんのアコギが先導して、今日はオケではなくバンドで! ステージの左右で、時折、視線を交わす土方さんと理久音さん。 ユニゾンでもハモってもそれぞれの個性が見える音色なのですが、 ちょっとした仕草や表情がやっぱりよく似てるんですよね。 後半の理久音さんの低音パート、Coolでした! そして、アコギでリズムを刻んで"Oh Yeah♪"のCall&Res。 ひとしきり振ったところで土方さんがイントロを繰り出し、 そこに周ちゃんがカウントを合わせて"体より心が"。 少し早めのテンポが、声や表情にどこか哀愁を感じさせるような刹那感を醸し出し、いつも以上にオトナな響き。 間奏のソロは理久音さんがメイン。ラストの音を繋いで、諸岡さんが"凹んでんじゃねえ"のイントロをかき鳴らした瞬間、 メンバー全員が一斉に「???」という表情に一変。どうやら曲順をヤラかしたようで、諸岡さんまで「アレ?」となったところに 周ちゃんが「ちゃうちゃうー!」とツッコミ入れておりました(笑) そこからアコギのフレーズは半ば強引に?"忘れかけた空"へと移り、 カウントから一気にイントロへ。こんなハプニングもナマモノのライブならでは♪ そして今度こそ!の"凹んでんじゃねえ"では、イントロからWヒジカタのソロ! この呼吸、疾走感がバンドの醍醐味ですねー! 諸岡さんは、笑顔も動きも跳ねんばかりの飛びっきり最上級。 コーラス入りの"Keep On!"のコールに、フロアも声と拳(と真っ赤なタオル)あげて♪ 最後、土方さんのひと捻りからドラム入れてくる〆がThe 王道!のカッコよさでした! 大きな拍手の後は、改めてのメンバー紹介、そして最後の曲"秘密基地"。 ここで諸岡さんから「この曲だけ、動画撮影もSNS拡散もOK!」というサプライズな一言が。 普段は動画はNGなのですが、ハッシュタグも"#諸岡ケンジの秘密基地"で、とその場で決定。 そんなMCの後、ほぼ間髪を入れずに流れ出した恩田さんのピアノに、一斉にあがるスマホ。 私はと言えば、滅多にないお知らせに慌ててカメラをスマホに持ち替えて起動したものの、 見事にアタマを撮り損ねました(笑) とは言え、せっかくのライブをスマホ越しはもったいないな…と、手だけ水平固定で撮りつつ、 目と耳はしっかりステージへ。 ゆったりと流れるピアノと、柔らかなベースの音色。 響きに厚みを加えるドラムに、間奏の土方さん・理久音さんのユニゾン。 音の重なりの緩急と、しっとりと深い諸岡さんの歌声に浸る、贅沢なひとときをいただきました。 拍手の静かな余韻を残して、あっという間の第二部も終了。 そしてアンコールは、ギターを置いてハンドマイクでの"君の愛に"。 歌いながら、本当にいい表情をしていた諸岡さん。 アコギ抱えて…もいいけれど、やっぱりハンドマイクでのステージっていいですねえ…♪ 終盤で、演奏が続く中でひとりひとりのメンバーを紹介、からの"tonight…♪"のフェイクに繋がったところで思わず涙。 たっぷりのアウトロと、マイクを握りしめて見上げる諸岡さんの姿がひときわ印象的でした。 最後は最初と同じくBGMに"エール"が流れ、 ステージ前方に全員が揃ってご挨拶&撮影タイムで本日のライブが終了。 折しもバレンタインは間近。 どんなチョコレートよりも、甘くて濃い時間をいただきました! Happy Valentine♪ ←Back to Live Report Menu |