九州3Daysの熱気も冷めやらぬ中、今回は久々のフルバンドでのLive@SHOCK ONに行ってまいりました! 幕開けは、土方さんと岡本さんのタイトな響きがリズムを刻む"体より心が"のあのフレーズから。 たっぷり長めに聴かせて…からの鋭いカウントでイントロに突入! それだけで鳥肌が立つほどの音圧、さすがの迫力。 その中を突き抜けてくる諸岡さんの声は、高く低く、 いい意味での湿った艶めきで、音との相性が最高! 一気に空気が染まったところで、"戻れない夏"へ。 少し早めのテンポが意外にも気持ちいい温度感でした。 これ、こんな風にも化ける曲なんですねー♪ 歌終わりには、本日のメンバー紹介。 土方さん、Takさん、河野さん、そして岡本さん。 この4人が揃ってのLiveは、実に4年ぶりなのだとか。 MCでは、数日前に終わったばかりの九州ツアーのことを色々と話されていたのですが、 「1つ1つ、思い出を作りながら…」という一言と、ふわりとした微笑みがとっても印象的でした…。 そしてアコギ1本、サビからの歌い出しで入る"風の中のストーリー"。 その柔らかな音色と声の後で、カウントから一気に重なるバンドの迫力! 土方さんと河野さんのWコーラスも加わって、厚みもありながら どこまでも軽やかなサウンドに、フロアからは自然と手拍子が。 「ストーリーが聞こえてきましたか?」と言葉を繋いだ諸岡さん、 再びアコギを爪弾いて"SIGNAL"を。 ゆったりとした弾き語りが少しずつritしたところに、 岡本さんがカウントを取って聞き馴染みのあるイントロへ。 途中、"あの日の僕は…"と歌いながら、ピッとさりげなく指を振った仕草が ストップモーションに見えたほどハマってましたねえ…♪ 諸岡さんの歌はよく、声の表情で情景が描かれるように聴こえるのですが これもまた、1つのストーリーが耳から見えてくる曲、なのです。 続いての"Heart to Heart"は、河野さんのピアノを前面に出しつつ、その仄かな儚さを 土方さんのフレーズと岡本さんのリズムが支えたところで一転、再び静かなピアノでの歌い出し。 このあたりの緩急は、数年ぶりとはいえ今回のメンバーでの編成ならでは! ライブでもお馴染みの1曲ですが、弾き語りの時は「優しい力」を、バンドでは「強い意思」を感じさせる歌声は、 聴くたびにココロの深いところに響いてきます。名曲ーー!! そして札幌や大阪でのエピソードから「1ステージ1ステージを大切に…歌っていくよー!」と メロディに乗せて、サビからアコギで入る"Lovin'"へ。 場の空気を震わせる、絞り出すように深くて力強い声。 少しスローなテンポに、織り交ぜてくるフェイクやタメがたまりません>< その熱を保ったまま、諸岡さんはギターを置いてマイクを手に。 いたずらっぽく「やんちゃな曲をやろうと思います!」と言い終わるか終わらないかのうちにに 土方さんのGtが鋭く唸って"Just Dream On"。 …もしやこれ、原曲と同テンポ!?という、ヘドバンができそうなくらいの音の勢い。 この曲の合間の変拍子やブレイクは、手拍子やキメの"Jack On!!"をはずすトラップ(笑) 柱をがっつり支えながら自在にうねるBassと、どんどんパワーを上げるドラムが圧巻でした! 諸岡さんの「汗じゃなくて冷や汗かいたー!」の一言と、最高の笑顔で第一部が終了。 第二部は、1人ずつメンバーの皆さん、そして最後に諸岡さんがステージに揃ってのスタート。 「"Just Dream On"はラストなのにオープニングだったから、二部のオープニングは エンディングからいきましょう!」と、文字で書くとハテナ?なMCから、"HOLD ON"。 歌いながら、何とも気持ちよさそうな笑顔を見せていた諸岡さん。 どうやら歌詞を間違えた(?)らしく、終わった後に2番の歌い出しをリプライズしてくれました(笑) 後半は、新アルバム「秘密基地」からの曲もやります、と小さくカウントを取って"LADY"。 この曲、かなりお気に入りなのですが、意外とライブでは歌われていなかったり。 レコーディングメンバーの岡本さんと土方さんのいる編成で、やっと聴けて幸せです>< 原曲よりも少しスローなテンポが世界観を増幅させて、何ともイイ感じ。 間奏明けで、アカペラと聴き紛うばかりの微かなアコギに乗せた歌声、最高でした。 そして、土方さんのスライドギターをfeatureしての"空"。 アルバムの中で好きな(秘密基地は別格)上位2曲が続けて! もー、感涙モノです。 あの日にに見上げた空、かの地で広がっていた空…。 歌に浸りながら、そんなことを思い返しておりました。 音の余韻が残る中、少し長めのMCでは先日の佐世保の話を。 言葉は歌へと繋がり、静かにKeyを重ねて"今"。 そこはかとなく翳りを秘めた響きがアレンジに似合っていて 柔らかなベースと相まって、歌声を包んでいるようでした。 再びMCを挟んで、"Love Me tender"で曲調一転。 しゃらん、と軽くアコギを鳴らしてサビの1フレーズ、そしてカウントでイントロに移る頃には フロアからも笑顔と手拍子が♪ ハンドサインと一緒に、いつも皆さんの笑顔を生み出す1曲になりましたねー! 「後半戦入ります!」の一声に応えて、まずは土方さんのギターが炸裂したのは"アンジェリーナ"。 ドラムの重厚感に負けないそれぞれの音と、さらにその上を抜ける諸岡さんの声が熱い! その熱は、音終わりから繋いだ"忘れかけた空"でさらに加速。 間奏のメンバー紹介に乗せたソロも、"Oh Yeah!"のCall&Resからカウントする流れも、 2コーラスに入ったドラムの遊び感も、アウトロでの畳みかけるようなGtの音色と手数も、 どれもこれも最高でしたー! 存分にバンドの真骨頂を味わったところで、第二部が終了。 諸岡さんとメンバーの皆さんがステージを出るか出ないか…のうちにアンコールが起こり、 それに応えてまずは諸岡さん1人がステージへ。 「弾き語りを…何を歌うと思います?」と、アコギを手にした諸岡さん。 爪弾いたフレーズは"ただひとつの嘘"、作詞は先日亡くなられた三浦徳子さん。 もしかしたら今日歌われるかも…?と思っていた1曲でした。 ライブでは久しぶり。そして、1人の弾き語りで…というのは初かもしれません。 時につぶやくような、語りかけるような歌声に、気付けば惹き込まれておりました。 そのまま、すっと音を繋いで"秘密基地"へ。 途中、「音楽が宝物で、ここで宝物のメンバーを…」と1人ずつ呼び入れ、 全員が揃ったところでラストのサビへ。 音を合わせるかと思いきや、最後まで弾き語りで歌いあげてくれました。 そして今日のラスト曲は、「同じ道を歩く人たちと」という一言とタイトルコールから"Endless Road"。 はるか遠くを見渡すような視線と、フロアの1人1人と目を合わせる視線。 一見、相反するその2つが諸岡さんの表情の中で調和していて、音や声の熱さと一緒に心地よい浮揚感を醸し出していたのが 最後に見せてくれた笑顔とともに、ひときわ印象的でした。 九州3days、そして今夜…と、1週間ほどの間に味わった4回のライブ。 それぞれ違って、それぞれに想いを感じて、また1つ「宝物」が増えた、かけがえのない時間たちでした。 そして、これからも道は続く、のです。まだまだ着いていきますよー! 今回も、ありがとうございました! ←Back to Live Report Menu |