鳥栖駅ホームで噂のおうどんいただいて、電車に揺られてやってきました久しぶりの佐世保! まぶしいほどに青い空と、陽に照らされて輝く海。少し風は強いけれど、それがかえって気持ちいい♪ 前回の佐世保は、伊藤銀次さんとのジョイントライブ。あれからもう6年も経つんですね。 店内は「超」が付くほどの満員。一度広げた物販も撤収して、立ち見することにしましたー! まずは諸岡さんが1人、客席の間を縫うように通ってステージエリアへ。 懐かしいお顔もたくさん見えていたようで、諸岡さんの表情もいつもと少し違う感じ。 ![]() "Dedicated To"で本日のライブがスタート。 港を見下ろす丘に…と、今日見てきた佐世保の光景が浮かぶ1曲。 また、この街で聴くことができて幸せでした…! 初手からなかなかに感極まったところへ、名バラードのカバーを。 昨日も歌われた"Everytime You Go Away"ですが、 声の表情も、紡ぎ出す空気感も全く違うのがライブの面白さ。 曲の終盤で恩田さんをコール、そこから音を重ねるのがイイ感じ。 今日は生ピアノではなくキーボードなんですね。 アップライトだと、どうしても壁側に向かって弾くことになるので この3日間で初めて、正面から拝見できました! 1フレーズ置いて、今度は中さんもステージへ。 今日は珍しく(?)黒いシャツ。プラチナの髪が映えて渋い♪ 3人が揃ったところで、Hand Clapと"Oh Yeah!"のCallを回して "体より心が"のイントロへ。Jazzyな恩田さんの音がカッコいい! フラットなステージは、満席のAudienceに至近距離でぐるりと囲まれるような形。 たくさん掲げられたギターたちの佇まいや壁の質感も雰囲気があって、今日の音や場の空気感によく似合います。 ![]() 前の2曲とは対極的な、重いテンポと凄みさえ感じる声は、昨日とも一昨日とも違う熱さ。 間奏での、生ピアノよりもキレ感のあるKeyの音色とベースラインのイロっぽさ、 そこから一気にぐっと落としたトーンで歌い出す、この緩急に痺れました>< アウトロのKeyも最高にカッコよかったー!! ひと息を入れて、MCかたがたの歌い語りから静かに繋がったのは"手紙"。 それだけで空気を変えてしまうのが、いつもながら惚れ惚れするほどお見事。 1フレーズの短いコーラスを差し入れる中さんの声、そして諸岡さんが最後に見せた、 ふわりとした微笑みがココロに残っています…。 ゆっくりと最後の音が消えた後、「九州ツアー…と呼んじゃおう、最終日です!」という諸岡さんの言葉に、 フロアも一緒に「いえーい♪」と拍手喝采。 ![]() 九州入ってずっと雨模様だったのですが、今日、佐世保に来たら、眩しいほどの快晴! 数年ぶりに訪れた街で見上げた、真っ青な空を思いながら聴き入っておりました。 また1つ、「あの日の空」の光景を胸に刻んで…この地で聴けて幸せです。 3か所それぞれで思い出ができた、という諸岡さん。 ここで、フロアにいらしていたキャプテンコフィさんを引っ張り出して、 先日、YouTubeに九十九島で歌う動画をアップされていた"HOLD ON"を2人で。 キャプテン、突然のご指名にもさすがの対応力! ![]() ここでしか聴けない見られない一幕、楽しかったー♪ 拍手に送られてキャプテンが戻ったところで、熱くなった空気をさらりと洗うように 一音、アコギを爪弾いて"ずっと"を静かに歌い出す諸岡さん。 いつにも増して緩急のある今日のセトリですが、この転換が本当に自然なんですよね。 ラララ…♪のコーラスをフロアにも回し、最後はマイクから離れての生声で。 呼吸をはかるようにゆっくりと繊細な恩田さんのフレーズ、 抑えていても存在感のある中さんの音、そして諸岡さんのアコギの音色が重なる、 この3人ならではの揺らぎのある響きが最高でした…。 そして音が止まり、第一部が終了。 休憩中は、さながら同窓会のようにあちこちで笑顔と会話に花が咲きつつ、撮影大会となっておりました。 第二部は、諸岡さんが1人でステージエリアに入り、アコギを手に、久しぶりの"Cocoroの翼"を。 またまたフロアから飛び入りを呼び込み、最後は皆さんで"明日に向かって♪"と声を合わせる、和やかな幕開けとなりました。 ![]() それぞれの位置についたところで、諸岡さんはギターを置いてマイクを手に。 「好きなことを、好きな人たちと…」の言葉と、流れ出すピアノの音色。 "今"をそっと歌い出した諸岡さんの声に、表情に この歌の「好き」というフレーズの深さはLove Songに留まらないんだな…と 改めて感じたシーンでした。 静かな余韻と優しい笑顔の後は、少し(?)長めのMCタイム。 「それじゃあ、この曲を」とギターを構えてからまた話し出す諸岡さん。 その瞬間、恩田さんがコケっとしたの、もちろん見逃してませんよ(笑) 気合いを入れすぎるとダメな曲だから、と今度こその難曲"泣いてんじゃない"。 ![]() 諸岡さんの声はいつにも増して伸びやかで、低く響かせる一節もフェイクも掠れ具合も艶っぽい! ぐっと盛り上げて、転調前にアコギだけ鳴らすアレンジと、その後にくるハモサビに息をのみ、 ラストの"俺の…"の三重唱から、ぴたりと音が止まるところまで最高にカッコよかったー!! 今まで聴いた"泣いてんじゃない"の中で、一番好きかも。 やってやった!という感じの、何とも楽しそうな表情の諸岡さん。 フロアの手拍子を誘って"Love Me Tender"へ。前曲とのギャップがライブならではの醍醐味♪ あちこちで笑顔がこぼれ、"知ってる"方たちはハンドサインもばっちりキメてくれました! 続いては、やっぱり佐世保と言えば…この地で作られた曲、"忘れかけた空"ですよね。 イントロで感極まったように何度かうつむき、ぐっと堪えて歌い出した声の熱さに思わず身震い。 遠く遠く…と、思い出すようにも、急かすようにも聴こえる音と声のトーンにつれて、 満場のフロアを揺らす手拍子と、あちこちで振り上げられる腕。 刺さるピアノとベースラインに重なるフェイクに、ステージもフロアもVoltageは最高潮! 音が止まっても残る熱気の中、諸岡さんがこんなことを話してくれました。 「これまで、夢を見ようぜ!と言ってきたけど、夢じゃなくて一緒に道を歩いていくんだ」 「やっぱり"道"だったんだ、DreamじゃなくてRoad」…そんなことを昨夜、思ったのだそうで。 ふっと息をついて、Gt1本でゆっくりと、でもここまでのどの音よりも力強い響きで"Endless Road"。 ![]() 何度か訪れた、諸岡さんの故郷でのライブ。その節目節目で流れていた曲。 あの時のこと、出会った皆さんのこと…ここまでの道と、ここからまた伸びていく道と。 も、色々なものがココロに渦巻いて、ボロボロに泣けました>< まさに絶唱!なラストフレーズを大きな拍手が包んで、本編が終了。 間髪を入れずのアンコールに、諸岡さんは再び客席からキャプテンを引っ張り出し、 2人で同じマイクに顔を寄せての"Don't Stop!Carry On!"。 アンコールでコレ来るとは、ちょっと意外な選曲が嬉しい驚きでした。 "Oh Yeah!"のコールも華々しく、「本家」と共演したキャプテンの笑顔が何とも素敵でした♪ そして本当のラスト曲は、「今回のアルバムのタイトル曲を…」と"秘密基地"。 立ち見はもちろん、カウンターの中まで埋まるほど満席のフロア。その1人1人に語りかけるような眼差しと、 あの日の青い空…と、歌いながらさっと笑顔で天を仰ぎ、手を差し伸べた動きが眩しいほどに鮮烈で…。 これを書いている今も、この時の情景が目の前に浮かんでくるようです。 今夜、この場所で、同じ時間を過ごした私たちの「秘密基地」。やっぱり佐世保のライブは感慨ひとしおですね。 たくさんの想いと思い出が増えた、長いようであっという間の3日間でした。 数年ぶりにお目にかかれた方や、配信を通して繋がり、実際にお会いするのは初めての方たち。 夜ごと、素敵な音を奏でてくださった恩田さん、中さん、そして何より、その出会いの起点である諸岡さんに感謝です。 またいつか、この街の空を見上げることができますように! ←Back to Live Report Menu |