新しい年が明けて、2023年の初ライブは新アルバムのリリース記念、レコ発@CROCODILE! 先行で配信での販売が開始された「秘密基地」。待ちに待ったCDが、ライブのほんの数日前、2/1にリリース♪ ![]() ![]() 今回はいよいよ、久しぶりのフルバンド編成です! メンバーが告知されてから、もう楽しみで楽しみで♪ <本日のメンバー> Gt:土方隆行さん Drs:中野周一さん Ba:住吉 中さん そしてKbに、初めましての恩田直幸さん。 テーブルはもちろん、裏のカウンター席の奥まで満席! 何だかこちらまで緊張してきそうでした(笑) ![]() ![]() 周ちゃんのドラムって、やっぱり何とも言えず歌声が乗るんですよねえ♪ 畳みかけるようなアウトロから、土方さんの奏でるあのフレーズで"体より心が"へ。 タイトでストレートなリズム、そしていつもより少し早めのテンポで、刹那的な疾走感たっぷり。 一気に2曲駆け抜けたところで、MCを挟んでいよいよ新アルバム曲へ。 どれからだろう…と思っていた1曲目は、しっとりとアコギ1本で始まった"手紙"。 まっすぐな音色と声が響いたところに、ふわりと重なるバンドの音。 硬めのスネアと、艶っぽいベースの音色。抑えた鍵盤に、余韻のあるギター。 それぞれが立ちつつ調和する響きに、問わず語りを思わせるこの歌の色がさらに深まっていて。 途中、再びアコギ1本だけで歌われた1フレーズに思わず涙、でした…。 MCを挟んで、土方さんのスライドギターが冴える空へ。 ファインダー越しの諸岡さんの表情。そこには何か光るものが見えたような。 新アルバムで一番好きな、聴くたびに(そして聴いていない時にも)心に響いてくる1曲。 曲や詞、そして何よりも諸岡さんの声が生み出す世界に、"何か"が呼び起こされるのです。 「長崎の情景が浮かんだ俺です」そんなMCの一言が印象的でした。 そして、一転して軽やかなリズムで"Darling♪"とサビの1フレーズ、そこから周ちゃんのカウントで"Love Me Tender"♪ ![]() ぐるっとカメラをフロアに向けてみれば…ありました、あちらこちらに可愛いハート。 これ歌ってる時の、諸岡さんのニッコニコの笑顔がいいんですよねー♪ そこから再び一転、どこか鋭さを感じるような音色と、この熱い熱いストローク。 イントロから、中さん→恩田さん→土方さん、と回るソロがまたまた熱い! 恒例の?歌い語り、今回は何故か周ちゃん弄りに(笑) カウント一閃、で一気に圧の上がる音たちは、とにかくカッコいい!のひとこと。 これぞバンドの醍醐味!という迫力に、諸岡さんの声の熱も上がる一方。空気が震えるような、ただ呆然と見つめてしまう一瞬。 終盤、リフに繋がる土方さんのソロと、そこに絡む中さんのベースの響きが最高でしたー! 熱気冷めやらぬまま、MCは周ちゃんへ。話しぶりが昔と変わっていなくて、あれから30年以上経っているのが不思議なくらい。 そして、スティックでのカウントから、"Eternity"。ここで、諸岡さんはギターを置いてハンドマイクに。 土方さんの紡ぎ出すイントロと、それを支える恩田さんの何とも優しい音色に乗って、どこまでも深く響く諸岡さんの声。 これは…どんな言葉なら伝わるんだろう。伝えよう、とすることさえ憚られるような…そんな揺らぎに包まれて、第一部が終了。 ![]() ラジオでも話されていた、中学時代のガレージバンドのあれやこれや。 今日は、当時の同級生の方がいらしているのだそうで…♪ そんなお話を聞きながら、アルバムのリアジャケットを思い起こしておりました。 ふと、マイクから離れてつぶやいた一言に、ぎゅっと胸をしめつけられたところで 叩きつけるようなアコギの音が空気を割いて。"泣いてんじゃない"。 …アルバムで聴くものとも、これまでのライブで聴いたものとも全く違う。 諸岡さんの声とアコギだけの世界に、サビから一気にフルで入るバンドの音。 これ聴けただけでも、今日ここにいられてよかった…と心底思ったくらい。 曲のラスト、あれだけの熱量と力をはらんだ音がぴたりと止まった、その瞬間にステージの照明が暗転。 仄かな緊張を帯びた、一瞬の静寂。今思い出していてもドキドキ再来、鳥肌が立ってくるほどです>< そこから絶妙な間合いで始まった"Lady"、諸岡さんのアコギと恩田さんの柔らかな音色が最高に合う♪ 最後のサビ前で、またアコギだけの音で歌っていたのがとっても印象的でした…。 MCでは、「泣いてんじゃない」からのアルバム誕生のエピソード、そして繋がれた言葉からアコギでしっとりと"今"へ。 触れているだけのようなアコギに、ピアノを重ねた歌い出し。諸岡さんの表情も相まって、穏やかな音景色が素敵でした…。 ![]() 諸岡さん、周ちゃん。フロアには千葉ちゃん。 そして今日、家を出る時にふと思い立って持ってきた、日詰さんの写真。 往時の4人が同じ場所に揃うって…うん、続けていたらこんな日も来るんですね。 たくさんの人への感謝の言葉が連なった、少し長めのMC。 「行くばい!」と、自分への、そしてみんなへの応援歌"エール"では、拳を上げて♪ 力強い音と声に高まった会場の熱は"凹んでんじゃねえ"でさらにヒートアップ。 この2曲を繋ぐ時の、諸岡さんと土方さんの表情が最高でしたー♪ 天才的な間合いで入る大サビ前のブレイク、そして土方さんからのソロ回し。 アコギだけに戻ってくるのも効果的に際立って、めっちゃくちゃ気持ちいい! メンバー1人ずつのKeep On!、長めのアウトロからのバンドで押すシメまで圧巻の一言です! ライブだとこんな風に化けるんですね♪これぞライブ、それでこそライブ、と実感できる幸せ。 "Estrange"からの長かった日々を、ただ一言の叫びに込めて…ラストは"Endless Road"。 霞む視界の中、あの場面この場面…が脳裏を駆け巡り。そのすべてが、今ここに繋がってる。 たっぷりの熱と余韻を残して、メンバーの皆さん、そして諸岡さんがステージから下りて第二部が終了。 間髪を入れずのアンコールに応え、1人ステージに再登場した諸岡さんの手にはリリース記念のメモリアルケーキ! ![]() ケーキにはポスターの図案、そしてプレートには本日の日付とメンバー全員の写真付き。 終了後、ばっちり撮らせていただきました。すごい! そして、メンバーの皆さんが紹介とともに1人ずつステージへ。 やっぱり、レコ発ライブの最後を飾るのはこの曲しかないですよね。 アルバムのタイトル曲、"秘密基地"。 ここにきて、さらに深い響きで魅せる諸岡さんの声、そして何とも言えない表情。 間奏で高く長く、そして諸岡さんの声のように絶妙に掠れの入った土方さんの音色。 曲終わりの一瞬のブレイク、そこから一言を挟んで最後のフレーズへ。 またひとつ、心の奥に大切な場所ができた一夜となりました。 ライブはいつも、一度限りのSpecial。音を、熱を、空気を…そこにいる人だけが感じられる、特別な時間なのだけれど それでもやっぱり別格なレコ発。 思えば、前作"Estrange"は、リリース直後からコロナ禍に突入でライブもままならず。 考えながら、足掻きながら、試行錯誤を重ねながら…の配信ライブがつい昨日のことのように思い出されて感慨ひとしお。 今日のこの時をありがとうございました。諸岡さん、メンバーの皆さま、そしてご一緒できた皆さまに感謝です! ←Back to Live Report Menu |