2022年4月28日
BLUE MOOD
(汐留)
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(第一部)
LOVIN'
Dead or Love
Top to the Mountain
-Guest Time-
(第二部)
SHOUT
アンジェリーナ
HOLD ON
ANGEL
Don't Stop!Carry On!
忘れかけた空
(En_1)
Cocoroの翼
(En_2)
Estrange

今回は、"父子鷹"ツインギターが「ヒジケンリク」から飛び出して、フルバンドでのBLUEMOOD!
本日のメンバー:土方隆行(Gt) / 土方理久音(Gt) / taka(Ba) / 岩瀬聡志(Kb) / 中野周一(Drs)
そう、今回はドラムがあの"Jack Bites"の周ちゃんなのですよー!!
お2人の共演は、"CHEW"ing About Project(1993/Take Off7)ぶり?

幕開けは、Keyとともにステージにライトが入って
"Lovin'"のイントロへ。
静かなトーンから少しずつアップしていく音に、
ここから始まる!というわくわく感が増幅されて
フロアは一気にライブモードに。
distortion強めの諸岡さんの声の迫力に加えて、
とにかく今日は音が華やか!という印象を受けました。
最後の音を、スティック鳴らしてのカウントで繋いだ"Dead or Love"で、歌声はさらに加速全開。
合間に絶妙な加減で絡まるKeyのブラス音がその声を引き立てていて、鮮やかさと渋さの塩梅がいい感じ。
MCを挟んで、「リクに贈る…」と"Top to the Mountain"
スローなテンポと、微妙に音のニュアンスが異なる2本のギターのサウンドが気持ちよくて、
ツインギターの魅力をたっぷりと感じることができました。
そして終盤、アコギ1本でのサビからドラムが入ってくる流れが
ぞくぞくするほどカッコよかったー!
暑くなったのか、ここで羽織っていた黒いコートを脱いだ諸岡さん。
中に着ていた、お似合いの真っ赤なシャツは「還暦なので!」ということだそうで♪
本当はカンレキ+1になっている諸岡さんですが、去年はコロナ禍で色々ありましたもんね><
今度はバラードを…と"Eternity"
周ちゃんのドラムが、おだやかな緩急のある歌声とメロディアスな展開に似合う!
アップテンポもいいけれど、しっとり聴かせる曲に合う音って、素敵ですねえ。
ふわりと余韻をひいて音が消え、MCではメンバー紹介からVガンダムの話題へ。
その流れで、本日のゲスト、長友じょうせい(infix)さんがステージに登場!
さすがのトーク力で、あっという間にフロアを巻き込み、ひとしきり回した後に
"傷だらけの天使になんてなりたくない"と、"涙・抱きしめて"の2曲を。
長友さんはトークでも歌う時も表情や動きが豊かで、いつも見ごたえ聴きごたえたっぷり。
最後は諸岡さんが加わって、2人でVガンダムのED曲"WINNERS FOREVER"
ツインギターに加えて、岩瀬さんの音の華やかさが際立つー!
この時、演奏中に弦が切れてしまった理久音さん。
慌てず動じず、最後まで堂々と弾ききる姿、お見事でした!
諸岡さんと長友さん、まったく違う2人の声が交差する贅沢な1曲、
ここでしか聴けないコラボを堪能させていただきました♪
もちろんフロアも大盛り上がり!の中、第一部が終了。
そういえば諸岡さん、昔は毎回のように弦を切ってましたねえ…。
当時は、2人でライブされていたマロさん(小南数麿さん)が
張り替えてあげるところまでが定番でした(笑)

そして、しばしのインターバルを挟んでの第二部。
「中野周一!」のコールから、いきなりのドラムソロでスタート!
Hand CrapにKeyの音が重なって"SHOUT"、シングルc/wのみでアルバム未収録の1曲。
原曲も大好きなのですが、初聴きした時の"ヒジケンVer."のアレンジの印象が強烈すぎて
CDでは物足りなくなってしまった罪な曲(笑)
シャッフルするリズムにタイトなギター、パシっとハマる音の止め、声のうねり、
そして諸岡さんの表情や見かわす視線まで、これぞライブ!という醍醐味たっぷり。
歌終わりのMCは、制作中の新アルバムについて。
土方さん・理久音さんが1曲、そして周ちゃんが8曲に参加しているのだとか。
少しだけ…と、新曲を1フレーズご披露してくださいました♪
久しぶりの新曲尽くしとなるアルバム、リリースが今から楽しみです。
そして、ギターが印象的な"アンジェリーナ"のイントロへ。
主張しすぎず…と見せかけて、節目に響かせてくるtakaさんのベースと、
しなやかな周ちゃんのドラムに岩瀬さんの洒脱な音色が重なりあって、
今日のAngeloはそこはかとなくポップな香りを纏っていて、
"俺"を振り回す、悪戯っぽい瞳が見えてくるような。
これもライブならでは、の化け感ナマモノ感が何とも楽しかったです♪
拍手がひくのを待って、かつて周ちゃんも参加していたJack Bitesのこと、
そしてHIZさんのことを話してくれました。
シングルやアルバムだけに残っている、Jack Bitesの写真。
写っているのは諸岡さん、周ちゃん、千葉ちゃん、そしてHIZ…日詰さん。
この日、ステージにはその4人のうちの2人が、そして客席にはもう1人がいらしていたのです。
31年ぶり、あのJack Bitesコンサート以来の、周ちゃんとの"HOLD ON"
あの日、目に耳に焼き付いたステージとオーバーラップして、
コールの代わりに拳をあげながら思わずホロリ。
そしてアコギを爪弾いての"ANGEL"は…諸岡さん、これは反則すぎる><
歌いながら、ふと振り仰いだような諸岡さんの表情と詞の一節が重なって、
ホロリどころではなく涙、でした。HIZさん、見てますかー!!
そこから、新アルバムのタイトル曲"秘密基地"を「さわりだけ…」と
1コーラス、1人で歌った諸岡さん。
あの日の音たちは、きっとここにも繋がっているんですね。

歌の作り出した静かな空気を吹っ切るように、再び長友さんをコールして、今度はVガンダムのOP曲"Don't Stop!Carry On!"
華やかなオープニングの音色は、岩瀬さんの面目躍如!
加速するリズムに、フロアいっぱいに振り上げられた拳。
それはそのまま"忘れかけた空"へ繋がってさらに熱を帯び、
音の波をまっすぐに貫く歌声にただただ惹き込まれているうちに
大きな拍手で第二部、本編が終了。
そして、間髪を入れずに起こったアンコールに応えて、
まずは諸岡さん1人が再びステージへ。
1人ずつメンバーを呼び入れ、最後に長友さんも加わっての
アンコール曲は"Cocoroの翼"
コロナの制限はだいぶ緩和されてきたとはいえ、フロアからの声かけや声出しはまだもう少し先になりそう。
"明日に向かって"を手話で合わせながら、また一緒に歌える日が来ることを願ったのでした。
鳴りやまない拍手に、「それじゃあ…」とまさかのWアンコール!
歌いたい曲があって、もしWアンコールになったら岩瀬さんと2人で…と思っていた、と。
「でも…いるじゃないですか、土方さんが!」と、急遽のお願いで3人での"Estrange"
ピアノとアコギ、そして歌に寄り添うメロウなギター。
優しく深く、1つ1つの想いを重ねていくような歌声に浸る、幸せな時間の余韻。
最後は改めてのメンバー紹介、そしての皆さんから一言ずつのご挨拶で本日のライブは終了。

初めて"ナマ"の諸岡さんに触れた、31年前のステージ。
回りまわって、ライブで、そして新アルバムでの邂逅を目の当たりにすることができた夜でした。
諸岡さん、メンバーの皆さま、そして客席でお会いできた千葉ちゃんにも…
今夜も、ありがとうございました!

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