ライブとしては約1年半ぶりのZOHMさん。 前回は2020年7月、本当に配慮に配慮を重ねた異例のライブでした。 今日は小島良喜さんとお2人で。 昨年の同じ頃、京都・渋谷では生ピアノ、そして今回はKb! どんな音が聴けるのか、本当に楽しみに待っておりました♪ そして1曲目、最初の一音で思わず感嘆のため息。 "Have I told You Lately"、珠玉のバラードでスタートです。 バンドの時とはまた違う、静かで柔らかい、でも深く響く歌声。 ゆるやかなMCを挟んで"風の中のストーリー"。 ちょっと変わった音色のKeyがとっても印象的。 エレピだけれど、少しくぐもったような、歪みの入ったような。 途中、小島さんがさっと指を立ててOne More Time!と目くばせ。 諸岡さんの表情がとーっても楽しそうだったんですよね♪ ライブならではの、そんなちょっとしたやり取りがたまりません! 続いて、「今日は珍しい曲をやろうと思って…」と諸岡さん。 アコギを弾きつつ、「さあ、何でしょう!」と満面の笑顔。 はい、すぐ分かりましたとも(笑) そこにピアノが加わって、"HOLD ON"。 小島さんの紡ぐ、軽妙洒脱な音が意外なほど似合っていて、それだけでかなり曲の印象が変わりましたねー。 諸岡さんのデビュー当時からのお付き合いという小島さん。MCで色々飛び出すエピソードが楽しすぎます(笑) そして、低音がずっしりと響くこのフレーズは…"Dead or Love"! 前回の京都で初聴きして、あまりの大化けぶりに痺れまくったこの曲。 高く低く響くKeyの音、そして抑えているようで熱い諸岡さんの声で、今日も鳥肌モノ! そしてその熱をそのまま引き継ぎ、"Lovin'"のイントロを強めのアコギで。 重なるKeyには、ストリングスの音が加えられていて、さらに雰囲気たっぷり。 人によって、選ぶ音色やトーンが違うのが鍵盤の面白いところ。 小島さんのソロ、圧巻の一言に尽きます!!贅沢すぎるー>< 続く"体より心が"も、JAZZYなフレーズがたまらなくオトナ感。 諸岡さんの声もどんどん艶を増して、ちょっと崩したりフェイク入れるとこがまた…♪ 歌終わりからの畳みかけるようなGtで繋がれたのは"アンジェリーナ"。 2人だけとは思えない、声と音が重なり合う迫力がすごい! 諸岡さんの、とっても楽しそうな、でもどこか緊張感をはらんだ表情も最高でしたー! 今夜はほんとに目も耳も釘付け。一瞬たりとも離せない…って、こういうことなんですね。 MCでは、アルバム"Estrange"のエピソードに触れて。 リリースライブの一番最初はここ、ZOHMで予定されていたんですよね。 その直前に始まったコロナ渦は、本当に色々なものを変えていきました。 引き離す、遠ざける…アルバムのタイトル曲、"Estrange"は、そんな意味を持つ言葉。 でも、失ったものもあれば、そこから生まれてきたものも確かにある、のです。 紡がれる音色と、どこまでも深い歌声に、ただただ感涙でした…。 しばしの余韻を置いての"Cocoroの翼"は。どこか可愛らしいピアノの音から。 今夜も一緒に声を合わせることはできないけれど、何人かは自然と手話を合わせていて。 これも、色々なことが中断された中で生まれた、あの時間がなければ見られなかった光景。 ココロの声と手話で一緒に歌うことができて、とっても幸せでした♪ 歌終わりのMCで、「"Lovin'"を一声歌った時、あー!ココだ!と思った」と諸岡さん。 その一言に、すべての想いがぎゅっと詰まっていたように思います。 そしてラストの一曲は、"ずっと"。 この時の小島さんの音が、少し響きの違う、とっても印象に残る音色で…。 音と一緒に動く、空気の揺らぎや温度感。 しっかりたっぷり、目とココロに焼きつけました。 やっぱりライブは生に限るー!! 明日で3周年を迎える、ZOHM DREAM DINERさん。 おめでとうございます! いつも笑顔と最高の音が集まる、素敵な場所に感謝です。 今夜も、最高の時間をありがとうございました! ←Back to Live Report Menu |