コロナ禍の中、1年ぶりのクロコダイルは小島良喜さんと。 ![]() クロコダイルから贈られた、"Estrange"レコ発記念の大きなお花。 そして生ピアノと、諸岡さんのギターが1本。 「まずは1人で…」と、諸岡さんがステージへ。 過日行われた"SAVE THE CROCODILE"の白いクラファンTシャツで♪ ゆっくりとギターを爪弾きながら、歌い出したのは"僕らの毎日"。 ステージは近いのに、透明な1枚を隔てた表情はどこか遠くて… 何だか不思議な感覚に、ちょい緊張気味で迎えた幕開けでした。 歌終わりに、この曲を1番初めに…と思ってました、とにっこり。 そしてここで、黒のクロコTシャツの小島さんが登場。 初手からひとしきり(いやもっと)、お2人のトークが全開! 話が一段落したところで(?)諸岡さんがアコギをひと鳴らし。 ![]() そこに重なったピアノの1音。 見惚れるほど軽やかな指の動きと、この響きー! 先日の京都で化けっぷりに驚いた"Dead or Love"、 今日はさらに迫力を増しておりました。 この感じ、何言っても陳腐になりそう…ですが、あえて一言。 かっけーーー!!!(注:カッコイイの最上級) サビから入ってAメロの直前、ギターとピアノがパシッと合うとことか 終盤に少しずつ音が高まって、最後にピシッと止まるとことか。 何でこんなに抑えた音なのに、こんなに熱いんですかー>< そして期待を裏切らず(笑)合間のトークが途切れない途切れない。 「テンポどっち?」なんて言いつつ、小島さんが奏でた"風の中のストーリー"のイントロは、意外なほどにメロウ&スロー。 こう来たかー!とでも言いたそうな表情の諸岡さん。爪弾きかけたギターを止めて、歌だけを重ねて。 ![]() これまで何度となく聴いた歌のはずなのに、こんなの初めて。 優しい声、優しい音。そして微かに爪弾かれるギターの弦の擦れ。 その余韻を惜しむように続いた"Have I Told You Lately"では、 諸岡さんは「弾かなくていいか…」と一度ギターをおろし…かけたところで 小島さんの送る視線に気づいて持ち直し。 ゆっくりと、自在に低音と高音の緩急を操るピアノの音色。 それをじっと目を閉じて聴きながら、柔らかな声を乗せる諸岡さん。 極上の時間ですねえ…>< 今日は短めのライブとのことで、ここで一部ラストの"ずっと"。 ![]() 話しながら諸岡さんが爪弾くギターに添えられた、澄んだピアノの音色。 歌い出しの少し前に、小島さんは鍵盤から手を下ろし、ギターだけに。 1フレーズごとにポロン、と入る音がとっても印象的で、そのたびに曲が深まっていくような。 声と音の創り出す世界に、じっくりたっぷり浸らせていただきました…♪ インターバルを挟んでの第二部。 今度は、黒の九十九島Tシャツで登場。バックプリント見せてくださいました(笑) XXXの話題から、"空飛ぶ青春"を1フレーズ。そして、桑名さんとのエピソードと"あの日"。 …今日はその佐世保弁バージョン、"あん日"でした! まずは諸岡さん1人での1曲が終わったところで、小島さんがステージへ。 ひとしきりのMCの後、アルバム1曲目"アンジェリーナ"をギター1本で歌い出す諸岡さん。 そのまま歌が続くので、ピアノはどこから入るのかな?と思っていたら、サビで一気に♪ この呼吸というか、タイミングというか…もう、絶妙のひとこと! ![]() 続く"体より心が"は、ピアノからスタート。 先月の京都でのライブの時ともまた違う、裏拍?のJazzyな響き。 再び「こう来るかー!」と言いたげな諸岡さん。いい笑顔! 何ともオトナな空気を纏って、諸岡さんの声もどんどん艶っぽく♪ 2人だけのステージとは思えない、ソロからラストまでの熱は特に圧巻! そして、佐世保で作った1曲を、と"忘れかけた空"へ。 イントロから歌い出しまで、まずはアコギだけで。 長崎の海が見える…という歌い語りと、どこか遠くを見つめる目。音を追うごとに熱さを増す歌声にただ引き込まれるばかり…。 その熱をふわりと冷ますように、静かなピアノの音色に乗せて「1人1人が幸せになりますように…」と"Esrtange"。 "Over The Rainbow"のフレーズを織り交ぜて、優しく、時に強く流れるピアノ。 それがいつの間にか"Esrtange"のイントロへと移っていき、一瞬の無音の後にアカペラのように歌い出す諸岡さん。 お2人のかすかな目線の動きや表情でのやり取り、ライブならではの呼吸。 ![]() そこにふわふわと反射するミラーボールの光が、花びらのようで、蛍のようで。 諸岡さんの言葉に、ここまでの色々が思い浮かんで、またしても涙腺うるり。 ありがとう、という言葉を何度も口にしながら、第二部のライブが終了。 そしてアンコールは、これは1人で…と"レクイエム"。 歌の中盤、小島さんがどこか悪戯っぽい表情で登場し、ピアノの前へ。 すっと音が重なってきた時の、諸岡さんのびっくり顔。まさか即興ですかコレ>< 君がここにいれば…の歌詞がいつにも増して情感たっぷりで、心底沁みました…。 時折、目線を交わしながら音を紡ぎ出す小島さんの笑顔と、 そして歌い終わった諸岡さんの、見たことのないほど嬉しそうな表情! 少し高揚した声で、「これ、コジヤン初めて弾いたから!!」って。 やっぱり即興だったんですかー!!凄い、なんて贅沢。 先月の京都、そして今夜。 音の揺らぎに浸りきって、まるで夢を見ているような時間でした。 またここで、心置きなくライブが楽しめる日が来ることを祈って…。 今夜も極上の音楽をありがとうございました! ←Back to Live Report Menu |