2020年6月14日
都雅都雅
(京都)
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(第一部)
Have I Told You Lately
風の中のストーリー
Dead or Love
ずっと
-Piano Solo-
(第二部)
-Piano Solo-
抱きしめながら
Estrange
体より心が
アンジェリーナ
忘れかけた空

当初予定の大阪・京都のライブが中止となる中、こちら都雅都雅さんが快く引き受けてくださった、
とのことで急遽の開催が決定。人数制限や消毒など、相当の対策を講じるとは言え、緊急事態宣言の動静、
「東京アラート」etc、本当にギリギリで変更あるかも…という状況でしたが、諸々の条件が整って実現!
Special Guestは小島良喜さん。
諸岡さんの1st〜2nd Albumで編曲、今回はSound Producer。
そしてタイトル曲の"Estrange"に参加されているのですが
一緒にライブするのは初めて…なのだそうで。
直前まで状況を見極めつつ、こちらもがっちり対策しまして、
物販担いで参加してまいりました!

少し早めな設定の定刻、諸岡さんがステージへ。
こんな時にライブをやらせていただけて…と
まずは都雅都雅さんへ、そしてフロアへの謝辞から。
続いてSpecial Guestと紹介されて、小島さんが登場。
先日、ライブハウスから無観客配信をされたとのことで、
ステージ側からの視点や思いを話してくださいました。
「気力がいる」という言葉がとっても印象的でしたね…。
こちらのピアノも、この期間は触れられていなかったり
調律が入らなかったりしていたそうで、今日は小島さんが
リハーサルの時に調律をされたのだとか。
「今日のピアノはHonky Tonkです」…なんて、ひとしきりのMCの後、1曲目はこれを…と"Have I Told You Lately"
音が出始めるまでの間合いや空気感、これがライブ!
そしてたっぷりのイントロ、抑えたトーンから入ってくる歌声。耳から入ってくる音だけじゃなくて、何かに包み込まれるような。
諸岡さんは持っているギターを鳴らさず、ピアノの音色に乗せた手や瞳の表情まで歌っているみたい。
…ほんと、言葉にしちゃうと陳腐ですね。
「この1曲で、やってよかった…と思いました」
音が引いた後の諸岡さんの一言に、涙腺うるり。
続いて軽やかな音から"風の中のストーリー"
ライブで何度となく聴いてきたこの曲ですが…
何ですかこれー!!と心の中で連呼してました><
あのフレーズも、このモチーフも入ってるのに
見事に別物に化けておりましたーー!
ほんと、どれだけ音が重なってたんでしょうか。
その中で真っすぐに通ってくる歌声、超絶品です♪
そして終盤〜ラストにかけての音も凄かったです!
MCでは、小島さんからの「佐世保弁で!」の声に
応えて??レアな佐世保弁で話してくれましたー。
東京に出てきた頃のパンチパーマな話題から、
小島さんのエピソードetc…でお住まいの熊本でのお話が飛び出したところで、じゃあ北海道でCMになった歌を…と
一気に西から北へ吹っ飛んで"Dead or Love"…「長崎弁で歌えよ?」なんて言われてましたが(笑)
諸岡さんの入れるカウント、随分ゆっくりだなーと思ったら、これまた大化けしておりました!
高く低く響くピアノの音と、抑えた熱さの"ディストーションボイス"炸裂な歌声。
再びのナニコレ!連呼な化けっぷり。
1コーラス終わりのフレーズと、ラストの持っていき方が凄いカッコよかったー♪
でも、やっぱり特筆モノな諸岡さんの声!低音でぐーっと押してくる迫力が><
終わった後、絶句しながら何とも楽しそうな表情を見せた諸岡さんだったのですが、
小島さんの言った「本番になると、全然違うこと弾くでしょ?俺。」って一言が
その表情の理由の1つ、でしょうか。
最近、毎日のように配信でお顔を拝見してますが、こんな表情見たのは久しぶり。
やっぱりライブならでは…なこと、いっぱいありますね。
そして、前作"Treasure"の時に小島さんが編曲された"ずっと"を爪弾きながら
少しのMC、そのまま歌い始めた諸岡さん。
この、弦のキュって鳴る音が入るのが好きなんですよねえ…。
ひらりと加わった優しい、でも柔らかすぎないピアノの音が本当に綺麗で…。
いつもよりスローなテンポと、時に囁くように言葉を紡ぐ歌声に思わず涙。
「いつも皆さんに歌ってもらうコーラスは、今日は心の中で」の一言と
最後の"〜ずっといてあげよう"の声の響き、これ反則ですよー><
…今日、いつにも増して涙腺が緩いみたい。マスク着用でよかった(/_<。)
そして第一部ラストは、小島さんのソロ。
日本語では「安心」というタイトル…と仰っていた1曲、目を閉じて聴き入っておりました。

少しの休憩を挟んでの第二部。今度は小島さんが先にステージへ。
「勝手に弾きまーす!」の一言からのソロでスタートです。
みんな、何でもいいから音出したいんです、やりたいんですよ、と。
…Jazz?Ragtime?ジャンルは詳しくないのでアレなのですが、
軽快な音とリズム、そして時折入る小島さんの笑い声まで小気味いい♪
そして今度は小島さんからの呼び入れで諸岡さんが登場、です。
話も弾みつつ、諸岡さんが新譜の紹介をしかけた…ところで
「それもいいけど、1人で1曲歌ってみない?」と折る小島さん(笑)
それを受けて、諸岡さんが弾き語りで"抱きしめながら"
しっとり、じっくり…な響き。ほんとに今日、声も歌い方も最高ですね…。
MCでは、今回のAlbumで小島さんにアレンジしてもらう曲を決めるのに
"Estrange"か"抱きしめながら"のどちらにするか迷った、と。
そこから、ここでタイトル曲の"Estrange"を…と、紹介はしたもののMC続行。うん、この感じも久しぶり。
諸岡さん、今日は間違えて"こだま"に乗ってしまい(しかも途中まで気付かず)、新横浜で気付いて慌てて乗り換えた!とか。
フロアからは驚きと笑い声。…珠玉のバラード前にその話題ですか(笑)

改めての曲紹介に、「さあ、今日はどう弾こうかな」と小島さん。
「…どう出るか」と受ける諸岡さん。
そこからしばしの空白。呼吸をはかるような、何かを待つような。
そして流れ出した音を聴いた途端、ボロボロと涙が止まらず。
アルバムとはまた違う、小島さんのソロから。
そしてイントロのフレーズに繋がった後、音がふわりと消えて
その余韻に重ねるように、諸岡さんの声だけが響く歌い出し。
最初に聴いた時から、ライブで聴ける日を待っていた1曲。
ただただ、ココロの動くままに浸らせていただきました…。
…きっと、一生忘れられない一瞬、です。ありがとう。
「ケンちゃんってロマンチストだね?」と小島さん。MCで、ここまでの空気を全部ぶっ飛ばすのも流石なお2人です。
ここで雰囲気を変えて、"体より心が"。さっきと同じピアノとは思えない音ー!
間奏からサビ前あたりに入ったフレーズ、そして最後にスパーン!!と決まった音がとにかくカッコよかったです♪
そして何より、諸岡さんがほんとに楽しそうに歌ってて(/_<。)
"アンジェリーナ"では、始める前に「これは諸岡さん1人で」「え?」「そうだよね?」「いや…」なんてやり取りが(笑)
結局Gtだけで歌い出す諸岡さんと、それを腕組みしながらニコニコ見てる小島さん。
最初のサビに入るあたりで、一気に入ってきたピアノがまたまたえっらい渋カッコよくて(*ノノ)
あちこちに原曲のモチーフは聴こえてくるんですが、今日何度目かわからない「ナニコレー!」な化けっぷり。
もー、音のマジックをめいっぱい堪能させていただきました!楽しかったーー♪
小島さんの音もたっぷり交えたMC、そして改めて都雅都雅さんやフロアへの謝辞を挟んで、あっという間のラスト曲。
今のこの状況ならでは、の言葉たち。若干当事者、な我が身も振り返りつつ、受け止めておりました。

そして、最後の1曲は"忘れかけた空"
諸岡さんのかき鳴らすGtに絡みつくピアノ、どこまでも真っすぐな歌声。
何とも言えない緊張感のある響きで、合間に挟んだ一言までもが激しくて強くて熱い。
空気の揺らぎ、伝わってくる熱、頭の中がぐるぐると痺れてくるような感覚。
んー、これはやっぱりLiveならではの醍醐味!!
止まらない大きな拍手に包まれて、本日のライブが終了。
(終了後に物販etcのお手伝いやっていたのですが、半ば上の空でしたスミマセン…)

3月頃から、予定されていたLiveが相次いで延期・中止となりました。
リリースを挟んで、Facebook LiveやYouTubeチャンネルの開設、17 Liveなどなど
試行錯誤や模索を重ねながら新しい発信を続けてきた諸岡さん。
「配信でしかできない状態になるなら、もうライブはやめる」という言葉は
聞くたびに重くて。でも、やっぱりライブ(生)で…っていうの、分かった気がします。
遠くない未来に、またライブで会えることを信じて。
今回も、本当にお疲れさまでした&ありがとうございました!

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