2019年9月4日
Paradise Cafe
(横浜)
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(第一部)
Lovin'
体より心が
僕らの毎日
Mother
Heart to Heart
ただひとつの嘘
体より心が
忘れかけた空
(第二部)
Top to the Mountain
Lonely Sniper
Have I Told You Lately
抱きしめながら
SHOUT
アンジェリーナ
Don't Stop!Carry On!
(En)
レクイエム

6月に続き、2度目の"ヒジケン"@横浜。最近、雨のLive多いですね。
諸岡さん、今日はサングラスかけずにステージへ。
後で聞いたらコンタクトデビューされたのだそうで…。
今のレンズって、そこまで色々対応できるんですねー。
…閑話休題。
スローテンポな"Lovin'"でライブがスタート。
強めのエフェクトがかかる声に、土方さんの音が加わって
初手から醸し出される、"ヒジケン"ならではの空気感。
間奏で抑えた低音から上げてくるソロも熱いけれど、
サビの間に細かく入るフレーズがカッコいいのです。
そしてソロ明けの声の艶っぽさ。幕開けからコレですか。
そのままテンポ感をアコギで繋げて、"体より心が"へ。
イントロに乗せて何やら歌い語りを始める諸岡さん。
見事に??オチまでついてました(笑)
滑り込む土方さんの太い音色が何ともいい響き♪
他の音がない分、1つ1つのフレーズが際立っていて
諸岡さんの声の細かな揺らぎまで聴こえてくるような。
延ばしながら歪ませたかと思うと、ストレートに響いてきたり。いつもながら、ほんと絶品です!
MCでは件の"ヒジ・カタ・さん!"ポーズも飛び出し(笑)
前日にかなり大雨だった横浜。大丈夫でした?なんて話から
いらしていた、小学校時代の同級生さん絡みで話題をひとしきり。
例によってあちこち飛びつつ、それでも「いつか雨は止むから」と
見事に着地を決めて"僕らの毎日"に繋がりました。
一言ひとことを噛みしめるような、深いけれど優しい余韻を残す歌声と
柔らかな土方さんのコーラスと、どこか郷愁を誘うソロに聴き入っておりました。
高く低く重なり合う2本のGtの音色、何とも心地よかったです。
空気の揺らぎをそのまま繋いだ"Mother"は、穏やかなアコギの柔らかい響きに
抑えているようで熱い声、そこにいつの間にか土方さんの音が寄り添っていて。
閑やかな音色が間奏で一転、ぐーっと弾き上げられるトーンに思わず鳥肌でした。
そして、その音がふっと消えると同時に入ってくる諸岡さんの声…!
苦しくなるほどの熱さ、深く迫る音の響き。最近聴いた中では一番、かも。
…でもMCに入ると、きっちり(?)落とすのが諸岡さんLiveのお約束。
今回は、最近オンエアされた軽井沢FMのCM曲の話題から、CD出す!?な話へ。
そこから本日の"土方タイム"がスタート。エフェクターの話etc、たっぷりと♪
10/21のAH ProjectのLive告知もありましたが、聞けば聞くほど期待大ですー!
MC明けは、ゆっくりとカウントを取っての"Heart to Heart"
原曲と同じフレーズを辿るイントロ、長く伸びて溶け込むように消えていく、土方さんの音色が絶品。
ひと息、一瞬溜めてから歌い出す諸岡さん。んー、やっぱコレ好き。
ラスサビ前のGt、今日も最高にカッコよかったです><
新しいCDは、これまでリリースしていない曲で作るのだそうですが
版権の問題で難しいのでしょうが、"今"のこの曲、入れて欲しいなー。
最後の音の余韻に乗せて、アコギの爪弾きで"ただひとつの嘘"へ。
ぐっと落としたトーンと、微かに掠れた声の響きが切ないです…。
土方さんが低音で合わせつつ、合間合間に入れる音が印象的でした。
声と音の歪み具合が、重めのテンポにぴったりハマって雰囲気倍増。
間奏のソロで一気に音の熱量や勢いが上がったかと思ったら、
歌前で一転してアコギだけに。一瞬、キュっと鳴った弦がもう><
ラストまで圧巻の音。諸岡さんの声の彩も、たっぷり堪能です。

第一部最後の"忘れかけた空"は、アコギで1フレーズ歌ったところに「土方さん!」のコールでイントロ。
歌の背後で細かく刻まれるリズム、そして絶妙に入れ込む低音が醸し出す疾走感が、詞に何とも合うんですよー!
少し崩してみたり、言葉を区切るように歌ってみたり…と、諸岡さんの声も変幻自在。最近、聴くたびに化ける1曲ですね。
ソロは一見シンプルそうで、でもすごーく手数が多い!最後まで熱を保ったまま走り抜けて、第一部が終了。

第二部は"Top to The Mountain"で幕開け。あれ、この前とまたアレンジ違う?
原曲のフレーズを残しつつ、コーラス(高いー!)も加わって、厚みが増しましたね。
ちょっとラフに語尾を弾ませたところも、何だかすごく詞に合ってて。こういうの好き♪
MCでは、第一部でも話題になっていた同級生さんに因んで昔語りをしつつ、
公式アプリのPRも無事に(?)していただきました(笑)
そして場を切り替えるような鋭い一声から、"Lonely Sniper"イントロのアコギ。
…これ、土方さんのGtがさいっこーにカッコよかったー!!
もちろん諸岡さんの声も、いつにも増してカッコよかったー!!
走り抜けるバンドの迫力もいいけれど、このくらい重めのテンポだと際立ちますねえ♪
コーラスもばっちり入って、これ音源化するならライブテイクにして欲しいです!
で、歌終わり早々に「歌いながら違うこと考えてて…」なんて言い出す諸岡さん。
ニュースでやってたという、スピッツのことを考えていたのだそうで。
"空も飛べるはず"のアレンジとサウンドプロデュースは土方さん、ということで
そこから「"ロビンソン"ってどんなだっけ…」と口ずさみ始め…たのはいいけれど
"チェリー"とか色々混ざってて、フロアも巻き込んで思い出し大会に(笑)
その後のカラオケな話題で、土方さんが諸岡さんに「今度行こっか」って言ってたのが
個人的にツボでしたー!隣の部屋からこっそり聴いてみたいなソレ。
ひとしきり盛り上がったところで、諸岡さんが静かに爪弾き出したフレーズは"Have I Told You Lately"
優しい音色と、同じくらい優しい、囁くようなハイトーンの声。
"ヒジケン"でしか聴けない、この2つが重なる響きは本当に綺麗で…嘆息モノです。
続く"抱きしめながら"へと繋ぐタイトルコールの声まで、歌の一部みたい。
イントロを奏でる土方さんの音、何度聴いても聴き入ってしまうんですよねえ…。
心なしか、諸岡さんの歌はいつもより息の抜けが柔らかくて、いつも以上に艶っぽくて。
最後の音色の余韻の中、微かに鳴った弦の掠れた響きまで、惹きこまれておりました。
「ここで、土方さんをfeaturingして…」と来たらコレですよね、"SHOUT"
少しずつ響いてくるカッティングで入るアレンジ、めっちゃくちゃカッコいいんですよ!
その音に乗る、諸岡さんのアクションも声のキレも最高です♪
これはCDになってる曲だけど、音源化されたら聴きまくりますー!
(Liveならではのカッコよさだと思うので、ぜひぜひライブテイク&動画で…)
曲終わりの拍手から繋いで"アンジェリーナ"と、後半はアップテンポが続きます。
唸る低音と、高く弾き上げる緩急。そこに崩し気味に加わる熱い声が何ともオトナ感。
土方さん、"ヒジケン"ではバンドの時より低めの音が多い気がするんですよね。
だから2人だけなのに、これだけの音の厚みを感じるのかな。聴いてて気持ちいい♪
ラストは、すっかり定番になりつつある"Don't Stop!Carry On!"でさらに熱く!
このアレンジ、"Ver.ヒジケン"と勝手に命名しております(笑)
最初に入る、スライドする音がすっごい好きなんですよー。
エフェクトの効いた太い音色と、アコギの音が合わさるとこも。
原曲の華やかさもカッコいいですが、アレンジで印象がすごい変わった1曲です。
うまく言えないけれど、「今」の諸岡さんの歌になっているような気がして。
もちろん最後はフロアも一緒に声&拳を上げて盛り上がりました!
そして湧き上がった拍手はそのままアンコールへ。
アンコールは"レクイエム"…ちょっと意外な選曲。
Liveで聴くのも久しぶりだけれど、これ、"ヒジケン"では初じゃないですか?
初手から力強い音でイントロを奏で、でも歌い出しはすっと音を引いてアコギだけに。
そんな音の緩急もさることながら、諸岡さんの声…最後のここで、この声ですか><
前と少し…かなり違う歌の空気。こんなに優しい強さのある歌だったんですね。
ラストのリフレイン。この1フレーズが大好きです。
この曲を最後に聴けて幸せでした。ありがとうございました!

(今回の蛇足)
…ライブ終了後、「ほらー!」とコンタクト外して見せた時の笑顔、最高に可愛かったです(笑)


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