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今回は、初めましてのGuitarist "すぎやん"さんと2人でのライブ。 Opening Actあり、なんて情報が直前に入ってきたり、来たらOpen時間が変わってたり…と 始まる前から色々とあったわけですが(笑) 入ってみると、教え子さんたちがフロアのあちこちに。あ、今日はそういう日でしたか。 そこから、卒業生さんたちによる2組?3組?のライブが約2時間弱。 OAというよりは、教え子がステージに立つ機会を用意した、ということのようです。 教え子さん達、出番前後にフロアのお友達とわいわいやっていて、ほんとに同窓会みたいでした(笑) ![]() さて、そして真打、諸岡さんとすぎやんさんが登場。 諸岡さん、どこか"先生"の顔を残したまま出てきましたねー。 1曲目の"Unchain My Heart"、その最初の音で妙に得心。 当たり前かもしれないけれど、やっぱりこの“プロ”な空気感が違う。 そして今までの誰とも違うGtの音色、とっても新鮮に聴こえました。 Choも入って、渋さの中にもちょっとラフでこなれた印象の1曲になってました! 今日はここに入る前にラジオの収録に行ってきた、という諸岡さん。 オンエアは8/7なのだとか…久々のラジオ出演、楽しみに待ちたいと思います♪ 懐かしい方の名前も飛び出したりして…すぎやんさんと繋がってたのにびっくり。 そんなMCを挟んでの2曲めは"ただひとつの嘘"。 少しスローに、抑えて響かせた音。その分、諸岡さんの声がくっと前に出てくる感じ。 …でも今日、心なしか声のパワーが控えめ?溜め気味の歌が雰囲気を醸し出していて いつもより滑らかで優しい"嘘"、聴かせてくれました。 同じフレーズを聴くと、音の違いや手の違いってよく分かる気がするのですが 今夜の"Heart to Heart"はその最たる、だったような。 いいとか悪いとか比べるとかではなくて…音って深いんだなあ、と思わせてくれるのです。 ![]() 話している時は「先生」の顔を垣間見せた諸岡さん、それは歌に入ると影を潜めて。 そんな変化が見られたのは、今日のこのLiveだったからかもしれません。 歌終わりに、お店の方が諸岡さんに何やらメモを手渡し…何と曲のリクエスト。 客席にいらしていた、少し年配の男性からのようで。こちらの常連の方なのかな? どうにかうまいこと捌いてましたが、こんなの初めてですねえ(笑) 諸岡さんは、先ほどの生徒さんの歌に触れつつ、学院のことを話してくれました。 その間にすぎやんさんはちょっと変わった形のアコギに持ち替え。 「色々あったけど、こうして歌えてる。」そんな一言から"僕らの毎日"へ。 形だけじゃなく、音も少し独特ですね。 ストリングスのような響きと、抑えたコーラスが雰囲気たっぷり。 その音に乗る諸岡さんの声、そして表情がすっごく優しくて…じんわり沁みました。 終盤で、一気に音が重なっるサビのフレーズがカッコよかったー!! フロアに若者が多いせいか?ちょこっと遠慮がちなMCを挟んで(笑)"体より心が"。 EGに戻したすぎやんさん、シャッフルでハネた音が気持ちいい。 同じアレンジやフレーズでも微妙に色が違うのって、弾き手が変わる面白さですね。 今日は少し軽やかに、どこか飄々とした歌の表情になっていたような気がします。 ![]() そして畳みかけてくるアウトロの迫力、深かったです! ここで最初に登場したKey弾き語りの教え子さんをステージに呼び入れて "抱きしめながら"をピアノ入りで。 静かにピアノだけで歌い出したところに、2人のGtが重なるアレンジ。 諸岡さんの声もすぎやんさんのGtも、たっぷりの余韻が潜む響きなので Keyが少し硬くて調和しきれない感じ?何だろう、歌が抜けてこないの。 いい悪いではなく、これもまた音の個性なんでしょうね。 最後のアコギ1本での歌声に、ふっと安心を覚えてしまったのでした。 続いての"Mother"も、Keyを加えたアレンジで。 低いトーンのGtの響きで、無機質なKeyの音が程よく中和されてました。 詞の強さ、曲の熱さ、重なる音の響き、そして声の抑揚。歌って色んな要素でできてるんですね。 ![]() MCを挟んで再び2人に戻ったステージは、"アンジェリーナ"で少しテンポアップ。 アウトロ〜ラストまでのフレーズを、渋みの効いた音色でぱしりと決めたかと思うと そのままアコギで繋いだ"Lonely Sniper"、かなり速くないですかコレ。 音とテンポに煽られるように、諸岡さんの声もぐーっと熱量がアップ。 フェイク入れたり、トーンを落としたりと緩急自在。曲の刹那感に似合ってました! この最後の音のシメ方、カッコいいですねえ♪ 追い上げる終盤のセトリは、あっという間にラストの"忘れかけた空"へ。 教え子さんたちに、歌で、そして言葉で「頑張れ!」とエールを送る諸岡さん。 今夜は期せずして、いつもと少し違う空気感を味わうことができました。 たまにはこんなLiveもいいものですねー。 ←Back to Live Report Menu |