前回に引き続き、再び雨の松戸へ。今年は梅雨が長いですね。 懐かしい映像が流れるスクリーン、その後ろから鳴り響いたアコギの音。 ![]() アコギの音も声もとってもクリアで、やっぱりココ聴きやすい。 土方さん、"ヒジケン"の時には低音多めに入れてるのかな。 フェイク気味の歌と相まって、Bluesyで雰囲気たっぷり。 ちょっと斜に構えたような、オトナな空気で幕開けです。 今日はゆっくり楽しんでください、と短めのMCを挟んで "Breezing Blue"を、かなりのスローテンポで。 聴くたびに印象を変える"青"、今日は少し薄曇りな感じ。 高く伸ばす声、かすれ加減が最高に気持ちよかったです。 最後にゆっくり消えていくGtの音まで、聴き応え充分でした! バラードが多めという今日のセトリ。 続いては"Heart to Heart"を、これもかなりゆっくりと。 ここまでスローなのは初めて聴くかも。 イントロでのアコギを軽く叩く音、すごくハマってました。 高いトーンで鳴るGt。それが歌い出し前にすっと引いていって アコギだけになって…これ、一声めがすごく際立ちますね。 …と思ったら、アレンジだけが理由じゃなくて、諸岡さんの声が凄かったんですよ。 ![]() 背後で響く低音のGtがまた映えていて、歌にどっぷりと入り込ませてくれました。 それが間奏でハイトーンに一転、そしてまた柔らかな音色へ…と、瞬時の緩急がお見事。 これ、このまま音源化してくれないかなー、と切実に思いながら聴いてました>< そして、土方さんの奏でる柔らかい音色で始まる"抱きしめながら"。 最初の一声からちょっと鳥肌。1センテンスごとの声の抜けも崩し方も絶品! アコギの低音に絡む土方さんの抑えめの音が、歌の響きをさらに深くしているようで。 サビ前に入ったソロも今までと違う感じで、今日の歌の空気に似合ってました。 そして最後のあたりで歌の背後に鳴ってるGt、イントロと同じ音なんですね。 今さらながらにそんなことに気が付いた、じっくりたっぷり浸った1曲でした。 MCも綺麗に繋いで次の曲へ…とはならず、ここらでぼちぼち脱線開始(笑) あんまり普段は聞けない娘ちゃんとのエピソード、楽しかったですー。 そこから戻しての"Have I Told You Lately…That I Love You?"、です。 Van Morrisonの、と紹介。原曲はそちらなんですね。Rodのしか聴いたことなかったー。 Liveで時々聴かせてくれる曲ですが、イントロがいつもと違う?優しい、綺麗なフレーズ。 その流れに乗せた諸岡さんの声がこれまた優しくて、どうしちゃったんですか今日。 バラード好き、という私のフィルターを除外しても余りある、素敵な歌声を堪能させていただきました。 ![]() 声の熱、音の熱。こんなにシンプルで深い"Mother"は初めてかも。 終盤の切ない音色と絞り出すようなフェイク、刺さりました…。 「ね?いつもとちょっと違うでしょ?」…うん。 お母様の遺された言葉のエピソードから、次に歌う曲を作った時には…と 話し始めたところで、ボーカルマイクの音が変わってしまった?と チェックしながらしばしのPA調整タイム。 Apple Macintoshの日本初のナレーションは僕なんですよー、なんて その場でやってみてくれたり。そうなんですか!? 音も整ったところで、改めて"僕らの毎日"を。 土方さんの優しい音色に、少し紗がかかったようなライト。 ふわりと息の抜ける、諸岡さんの柔らかな声によく似合っていました。 ![]() さすがいつもと何かが違う、と思ったところで…アレ、コケた。 詞がごっちゃになったようで、2人して「んん?」って顔したと思ったら 諸岡さんが「ちょっと待ってー」と笑い出して演奏ストップ。 それに応えた土方さんの笑顔と「ゴメン!」が可愛かったです(*ノノ) リハの時、「横から声が聞こえる!って思ったら土方さんがハモってた」のだそうで。 歌詞のなかった土方さん、譜面の隙間に書いたらどこ見るか混乱したらしいです(笑) あーしてこう繋がって…と確認する公開リハ状態。えらいレアなものが見れました(笑) 仕切り直しということでアタマから。一瞬で空気を変える音と声、いつもながらお見事です。 アウトロのところで、2人でカウント取って弾いてたシーン、印象的でした。 続く曲は"ただひとつの嘘"。こんなにバラード寄りな選曲も珍しいかも? かなりスローに、Bluesyに。この曲に、歪ませたGtの音がこんなに合うなんて。 その音に乗る諸岡さんの声はやたらと艶っぽい…を通り越してイロっぽいし、出色! "ヒジケン"の手にかかると、ほんとに色々化けますね。 そしてここでもう一人のGuitarist、Jun-Bohさんがステージへ。 丹念なチューニングに勤しみつつ、のMCで和んだ空気に、一閃の諸岡さんの歌声。 ぱらりと合わせるGtの音色も渋く、"Unchain My Heart"で場の色が一気に変化。 やっぱり、Jun-Bohさんの声量すごいなあ。生音っぽい響きなのに、諸岡さんのDistortion Voiceと絡んでの大迫力ー! ![]() 同じ曲のソロなのに、見せる景色が全然違う。んー、なんて贅沢! そのまま続けて"アンジェリーナ"のイントロをかき鳴らす諸岡さん。 アドリブで歌うは"2人が譜面を換える間を繋ぐ♪"的な歌詞(笑) スコアが整ったタイミングでカウント、そして高いトーンのGtから 少し粗さを加えた声が入ってくるところ、気持ちよかったー♪ Wギターの音の厚み、そして土方さんの響かせる低音がカッコいい! このカッコよさと、MCのギャップがクセになるんですよねえ…。 "人生これから"って歌を、と"Lonely Sniper"…へ??と思ったら 即座に"違うだろ"と自己ツッコミをされておられました(笑) アコギの音に、差し込まれる土方さんのGt。あ、これも化けてる。 全体的に低め、歪み強めの音がとにかくカッコいい。サビの土方さんのChoも、雰囲気を醸してて大ハマリ! 間奏から2ndに入るあたり、Jun-Bohさんのバッキングに土方さんが弾きあげる音が重なって、圧倒されましたー。 ![]() アコギで弾くコードが編成によって違う、なんて話題を挟んで、 "忘れかけた空"を、Jun-Bohさん→土方さんとソロを繋ぐイントロから。 …という流れを、「ちょっといい?」と言葉を挟んで確認するJun-Bohさん。 やり取りしてるの、何だか男の子がわいわい話してるみたいで楽しい(失礼) 改めて、お2人のソロ。さっきと変えてくるあたり、カッコよすぎでしょ。 たっぷりのイントロに煽られるように、諸岡さんの歌い語りの言葉も声も さらに熱を帯びて力強く、でも、ふわりと優しい響きも忍ばせていて。 終盤、サビの歌をフロアにも振った…のはいいけど、ブレイク入れるのは 初めてな方もいる中では少々ハードル高かったんじゃあるまいか(笑) や、それでもみんな、かなり頑張りましたけど! 熱い熱い音と声に痺れたところで、本編が終了…の流れですかさずのアンコール。 チューニングしなきゃ、と何故かギターと一緒に超ハイトーンで発声する諸岡さん。何か壊れてませんか今日(笑) そしていきなりの「土方タイム!」の無茶振りに、えっ??となりつつ、しっかりきっちりまとめる土方さん、さすがです。 ![]() 熱いシャウトから、一転して落とした声、そして再び一気にハイトーンのGt。 Jun-Bohさんのコーラス、そしてしっかり入る低音のGtの響きで、すごい迫力でした。 途中のソロはJun-Bohさん、アウトロは土方さん。ここでしか聴けない極上の贅沢品! そのまま手拍子を煽って、"Don't Stop!Carry On!"は「立つまで歌わない!」という 諸岡さんの声に応えて総立ちのフロア。これ、"ヒジケン"定番になってきましたね♪ 見事にハモる2本のギター。時々見交わす視線や表情がまたLive感たっぷりで、 そして何と本日はコーラスまでダブルという特別編。 途中何やら崩れた…気がしなくもないけれど、これもまたライブ。これでこそライブ! 最後まで一緒に拳を上げて、楽しかったですー!ありがとうございました! そして終了後、今度はポスターにちゃっかりと全員のサインをいただいた…のですが 今回のポスター、地色が暗くて黒マジックじゃほとんど見えなかった(笑) 自分で作ったのに何で気付かなかったかなー、と若干の後悔。 しっかり大事に抱えつつ、今度は淡色マーカーも用意しよう、と思った帰り道でした。 そして最後に。今回いらしていた、ライブハウスが初めてと仰っていた方。 入口で偶然にお声かけいただいたこと、ご一緒できたことが嬉しかったです。 こんなことがあるのも、Liveならではの楽しみ。おかげでとっても楽しい夜になりました。ありがとうございましたー♪ ←Back to Live Report Menu |