2019年7月5日
JOHNNY ANGEL
(小岩)
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SHOUT
風の中のストーリー
僕らの毎日
抱きしめながら
Have I Told You Lately
Everytime You Go Away
Unchain My Heart
アンジェリーナ
ただひとつの嘘
Mother
忘れかけた空

初めまして、な依田 彩さん(Vn)とのDuoライブ@ジョニエンです。
OAは、ハイトーンが印象的なGt弾き語りの小池啓仁さん(曲も声も素敵でしたー♪)と
Vo&Gt&Ba編成で聴かせた足立正人さんの2組で、諸岡さんは一部構成でのライブとなりました。
ライブラッシュの中でも異色?な、Vnとのデュオ。どんな曲が聴けるか楽しみにしていたのです。
諸岡さん&依田さんがそれぞれの楽器を手に、フロアを横切ってステージへ。
タイトな黒の衣装がとってもお似合いな依田さん。
諸岡さんは…あれ、珍しく?ライブにしてはラフないでたち。
加えて、何故か片手にペンチを持って出てくるという謎。
何でも今日、ケースから出したらペグが1個割れてて
なくなっていたのだそうで…そんなことあるんですね><
徐にペンチでペグを摘まんでチューニング…大変そう。
そして流れ出した音は、まさかの"SHOUT"
すごい意外な選曲。VnとAGでこれやっちゃうの?って。
でも最初に鳴った依田さんの一音で懸念吹っ飛びました。
女性Choが入っているようにも聴こえる、鋭い響きのVn。
こんな音も出るんだー!と初手から期待値アップ。
"ヒジケン"であれだけ大化けしたこの曲ですが、
またまた新しい面を魅せてくれました。
軽くMCを挟んで、2曲目は"風の中のストーリー"
諸岡さんはアコギに乗せて語りながら手拍子を誘い、
そこに依田さんが被せたのは、あの耳慣れたフレーズ。
滑らかに連ねられていく音色に、同じ旋律でも印象がかなり変わりますね。
で、Vnの響きって何故か耳が引き寄せられるんですよ。波長が人の声に似ているから、なんでしょうか。
相乗効果なのか、サビあたりの諸岡さんの声が際立って絶品でした!
MCでは依田さんも話に参加されるので、やり取りが楽しい♪
ペグが壊れた話の続きで、今日は衣裳も忘れてきたんだとか(笑)
なるほど、だからいつになくラフなんですね今日。
そして"ペンチでチューニング"から"神社でB"と変換したようで。
…どうしてココでそれが飛び出すかな。すごい連想ゲーム!
ヒヅの名前が出たりとか、ちょこっとだけ歌ってくれちゃったりとか
個人的にはとーっても棚ボタ幸せタイムだったわけですが
今日来てる方、私以外は誰も知らないと思いますよ、"神B"は(笑)
次の曲は…と、"僕らの毎日"をタイトル紹介。
これ、諸岡さんのライブで演るのはすっごい久しぶりじゃないですか。
辛い時期に作った曲、なのだと。だからあんなに優しいのかな。
爪弾くアコギに、ゆったりと流れ込む依田さんの音色。
醸し出される空気が、バンドとも弾き語りとも違うんですよね。とてもしっくりと曲の色に馴染んでいました。
長めのイントロの後、再びアコギだけに戻っての歌い出し。
少しリバーブのかかった、泣きたくなるほど優しくて深い声…。
何だろう。諸岡さん、いつになく…じゃない、いつも以上に入り込んでます?
引き寄せられるように、魅入られるように聴き入ってしまいました。
ラスサビ前、アコギを軽く叩いた音がとっても印象に残ってます。
そして今日も(というよりいつも以上の破壊力で)MCで色々壊しつつ、
"抱きしめながら"の優しい音で一気に歌の世界へ引き戻し。
アコギで歌い出した時の声の柔らかさ。そしてサビで加わるVnとの響き合い。
んー…いい抜け感。どこまでも優しい歌声なのに、弱くないんですよね。
さっき話してくれた「没頭したかったから」って一言。この声に納得です。
依田さんも加わったMCの最中に鳴る電話…って、マローネ思い出すなあ(笑)
流れで?バーボン下さい、なんてオーダーを出す諸岡さん。その間に1曲…と
弾き出したのは"Have I Told You Lately"。あ、ここでカバー持ってきますか!
エフェクト効かせた声と、さっきより少し鋭い響きのVnが相性ぴったり。
さっきも思ったけど、今日は何だか諸岡さんの声がちょっと違う感じ。
音を添える楽器の違い?アレンジ?確かにいつもよりシンプルではあるけれど、それだけじゃなくて。
伝わってくるものがいつもよりもっと強いような、そんな響きの歌声にじっくりたっぷり、浸っておりました。
ラスト近く、どこか幽く響いた"〜All My Sadness…♪"のとこ…詞も含めて大好きです。
続いてもカバー曲で"Everytime You Go Away"
また少し色を変えるVnの音。改めて、こんなに多彩な楽器なんですね。
その音色に乗せて、何だかとっても気持ちよさそうに歌う諸岡さん、
サビでいきなりフロアに歌を振り…って、英語詞ですからこれー!
歌終わりに、さっき頼んでたドリンクがステージに届いてMC。
バーボンが好きになったのは歌の影響で…と、歌い出した1フレーズは
"一人酔い"By 柳ジョージ&レイニーウッド(自信ないけどたぶん)。
で、また別の曲を…あ、これ"青い瞳のステラ"ですねえ。
You Tubeに上がってた、諸岡さんが歌ってる動画見たことある。
これでキャンディが好きになったそうで…噛み砕いてそうだけど(笑)
話が戻ってバーボンの似合う歌を、と"Unchain My Heart"へ。
カバー続くのも久々なら、この曲聴けるのもかなり久しぶり。
サビを歌いあげてから入ってくるイントロ、Vnがえっらい気持ちよかったです。こんな音も出てくるんですね。
そして掠れ強めで響かせる諸岡さんの声が、音と曲にハマっててカッコよかったー♪特に終盤、最高でした!
途中、何やら合図してKeyを示す諸岡さんと、それにすぐ応じる依田さん、流石。
曲終わりで「俺、ドコ行くかわかんないから!」って言ってましたね(笑)
そのまま音を繋いで"アンジェリーナ"…わー、これもやっちゃうんだ。
本領全開、で勢いづく熱い声と、そこに絡まるVnが何ともスリリング!
印象的なあのGtフレーズも入っていて、でもやっぱり全然違うんですよね。
このDuoならでは、の音をたっぷり堪能できた1曲でした。
再び「ドコ行くかわかんないから」なんて言いつつ、始まったMCタイム。
依田さんとのトーク、間合いが楽しいんですよー。
いらしてたTakさんとDenmiさんをご紹介、からのカバー曲な話題に繋がって
"YOU'RE IN MY HEART"を少し。そして好きな曲がね…と"Desperate Fools"♪
ほぼ1コーラス、歌ってくれました。依田さんもさらりと音を合わせて。
諸岡さんの歌うこの曲、大好きなんですー!思いがけず聴けて嬉しい(涙)
その後のトークで色々と一刀両断されつつ、諸岡さんが最後に呟いた
「…そしてこんな科白を」の一言が"ただひとつの嘘"の歌い出しに見事に繋がり。
これ、Liveで聴くのって何年…どころじゃないほど久しぶりじゃないかな。
少し低めのVnと抑えたGt。それが少しずつ高くなるにつれて、声も熱を増す感じ。
絶妙な緩急で聴かせる諸岡さんの声に、ふいに挟まるVnの鋭い音色が似合っていて
ラスサビ前に敢えてのトーンダウンしたとことか…音終わりに思わず吐息を1つ。これ好きだなあ。また演ってほしい!
アコギ爪弾きつつのMCを挟み、"Mother"。これもまた意外な選曲、だと思いました。あのアレンジのイメージが強いし。
ゆっくりと奏でられるイントロのVn。優しいけれど張りのある音色、そして流れるようなフレーズが綺麗で…。
そして、ほんの一息溜めて歌い出した諸岡さんの声が絶句モノ。やっぱり今日、込めてるものが何か違うような。
後半に向かって、フェイクを挟んで絞り出すように響く歌声、圧巻でした。
この曲で終わって、そしてアンコール…の予定を変更して、「やっぱりこの曲をラストにするには…」と
そのまま"忘れかけた空"へ。煽るようなVnの音色とアコギのストローク、熱かったです!

初のDuoライブ。いつにも増して、諸岡さんの声が際立っていて、1つ1つの歌に聴き惚れてしまった夜でした。
さて、初夏?のライブラッシュも後半戦。毎回、目も耳も離せないライブ、まだまだ楽しんでまいります!

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