2019年7月2日
BLUE MOOD
(汐留)
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Everytime You Go Away
Lovin'
風の中のストーリー
抱きしめながら
体より心が
忘れかけた空
(En)
Stand By Me
Sweet Home Chicago

今夜は少々趣きを変えて、豪華&多彩な出演者が目白押し、なこちらへ。
かわさきFMで毎週金曜日(12:00〜13:00)生放送のラジオ、"金尾よしろうの「音楽魂」"。
メインパーソナリティ、金尾さんの企画による"音楽魂"ライブVol.6に行ってまいりましたー。
一度来てみたかったBLUE MOOD、ホリゾントに掲げられたギターを生で見られて感動です。

受付での説明は「自由席ですが、名札のない席に」と。
はーい、と入って見回せば、大半の席が名札つきでした(笑)
企画からしてそりゃそーか、ということで、何が聴けるか期待↑。
そしてホントに盛りだくさんだったので、セトリとレポは
第二部の諸岡さん部分+αだけですー。ご容赦ください。
まずは今夜の出演メンバーの皆様。
とってもたくさんのMusicianがいらしていて、飛び入りもあって
お名前だけでも…と思ったものの、とても網羅しきれないので
告知されていた、メイン出演者の方々だけで…すみません><

写真の各段左から→
町田謙介(Vo・Gt)/金尾よしろう(Vo・Gt)/諸岡ケンジ(Vo・Gt)
櫻田 武(Gt)/梅村 仁(Gt)/渡辺健司(Gt)
明井幸次郎(Ba)/松下年見(Vo・Cho)/Goboh鈴木(Dr)

まずは金尾さん・松下さん・櫻田さんの3人がジングルと共にステージに登場。
テンポのいい、軽快なトークも相まって、ラジオの公録みたい。
トークを挟んで松下さんが美空ひばりさんの曲を2曲。んー、素敵な声。
"Cry Me a River"、ひばりさんカバーの日本語版なんてあるんですね。
(こっそりElla Fitzgerald好きなもので…聴けてちょっと幸せ。)
続いては町田謙介さんのステージ。
音楽だけでなく、小説もイラストもデザインも…という超多才な町田さん。
学院のロゴをデザインされた方ということで、お名前は存じ上げてたのですが
生で聴くのは初めて。Bluesだー♪そしてすごい声量。パワフルかつ渋い!
Gtの音も、人によってこんなに違うんですね。
途中からは、Gobohさん・明井さん・櫻田さんが加わってバンド編成に。
そしてGobohさんのドラムに一目惚れならぬ一聴き惚れ!
特に、最後に演奏された"Save the Last Dance for Me"。感激しましたー!
相当失礼な端折り加減ですが、そんなこんなで第一部が終了。

15分ほどの短いインターバル、その間にセッティングする諸岡さん&梅村さん。
あ、梅村さん今日はEGなんですね。

金尾さんとのトークから、"Everytime You Go Away"で第二部がスタート。
第一部の流れと、この1曲目。まさか今日は全部カバーでいくとか?と思ったり。
梅村さんのコーラスも入って、フロアの空気を少しずつ巻き込んでいく音と
諸岡さんの何とも気持ちよさそうな声と表情が印象的でした。
続いて"Lovin'"…歌い出しの詞、そう来ましたか(笑)の本日スペシャルVer。
それに反応したフロアの、なかなかに普段と違うノリな盛り上がり。
この感じ、久しぶりだなー。うん、こういう企画ならではの醍醐味ですね。
でも贅沢を言うなら、終盤のあたり、余韻も含めてちゃんと聴きたかったー><
MCでは、梅村さんがラジオ「音楽魂」の初期レギュラーだった、という話から
諸岡さんが出演した時の金尾さんのエピソードなどなど。
金尾さん、ステージ袖からのツッコミのタイミングも流石。
そこから「風」繋がりで"風の中のストーリー"。よく着地したなー(笑)
2人でハモるサビからイントロへ。この時もすごくいい表情、されてました♪
アコギがちょっとWetで、声にも梅村さんの音にも気持ちよく合う響きでしたー。
さっきの続き、的なMCが入ったのですが、金尾さんも九州出身ということで
諸岡さんからお国言葉がちょいちょい飛び出します。
和んだ空気の中を流れ出す、柔らかなイントロは"抱きしめながら"
抑えたアコギに乗せた歌い出しの声と、ふわりと絡ませた梅村さんの音色が何とも優しくて綺麗なトーン。
序盤で、ちょっとだけDissonance。あれ、どっか飛びました?
でも、一瞬よぎったそんな違和感を一息で払拭して余りある声!!
特に終盤の抜け感&揺らぎ、重なる梅村さんの間合いと音。絶品でした。
しっとりと余韻を残して…で、お約束ながら壊しますねえ、MCで(笑)
手拍子を誘って"体より心が"へ。少し軽めのテンポだったかな?
イントロ弾きながら、口でもフレーズを歌う梅村さんと
即興を交えてCall&Resを煽る諸岡さん。声の捻り加減が渋いー!
時折入るフェイクとか、崩して聴かせるところとか、ライブ感たっぷり。
そしてラストまでの梅村さんのソロ、最高にカッコよかったですー♪
曲間のMCでは、金尾さん・梅村さん、そして諸岡さんの共通項である
学院のことを話してくれました。
そこから"九州の空が見えてくるばい!"と歌い出した"忘れかけた空"
歌い語りのメッセージにも織り交ぜられた佐世保弁。詞に入ってくるのって、"あん日"でしか聴いたことがないような。
本音と言いますか、少しだけ素が垣間見えると言いますか…何だか、そんな風に聴こえるんですよね。
今日はCallなしで歌へ。どんどん熱量を増す声と梅村さんの音、そして何よりも諸岡さんの強い目に惹きこまれました。
やっぱりライブって音やノリだけじゃない、と実感。見えるもの、聴こえるもの、感じるもの、その場の空気も全部、ね。
歌終わりの拍手の中、金尾さんを呼び入れてステージ上で"音楽魂"に乾杯!で諸岡さんのステージが終了。

最後のステージは本日の主催者、金尾よしろうさん。再びのジングルからシャウト一声!での幕開け、一気に世界作りますね。
(ラジオ以外)初見だったのですが、気持ちよく緩急のある声と
どこか郷愁を感じるようなメロディ。カッコいいですねえ…♪
そしてパワフルな渡辺さんのGt、張りのある松下さんのCho。
柔らかいのに要所でばしっと響かせてくる明井さんのBa。
急遽?菊田俊介さんが飛び入り参加されたBluesも最高でした!
次々に続くナンバーとトークに、フロアの盛り上がりは最高潮。
聴き方って人それぞれなんだなー、などと頑張って耳を傾けつつ、
Gobohさんのシンバル&ハイハット捌きに見惚れておりました。
んー、やっぱりこの音好き。出過ぎず抑えすぎずのバランスが絶妙!

音終わりとほぼ同時に沸き起こるアンコール。
金尾さんのライブは"バリカタ"コールがお約束なんでしょうか(笑)
金尾さんが今日の出演者を紹介しながらステージに呼び上げ、そこに桑田靖子さん、丸山圭子さん、はんだすなおさん…と、
フロアからミュージシャンの皆さまが続々と。すごい人数…というより、フロアにいた方、大半がプロだったんですね今日。
アンコールは全員でのセッション、"STAND BY ME"
まず1stを諸岡さん、2ndが町田さん、そして3rdに金尾さん、と
3人がメインボーカルを歌い継ぐという豪華版!
思い思いのフェイクやコーラスに、演奏陣もそれぞれ音を重ね合わせて
個性も見えつつ、しっかり調和しちゃってるのがすごい。
ステージ上の皆さんの笑顔も最高でしたー♪
そしてラストはBluesの名曲、"Sweet Home Chicago"
今度は金尾さん→町田さん→諸岡さん、と歌い継がれたのですが
超実力派の3人、三者三様の熱さを一度に聴けるなんて贅沢すぎ。
それぞれ色の違うカッコよさ。中でも町田さんのVocal、圧巻でした!

こんなにたくさんのMusicianが一同に会して…なんてライブ、
そうそう参加する機会はないのですが、ほんとに色んな音に出会えて、贅沢な時間を過ごすことができました。
音楽を創り出す人たちが集まって、繋がって、広がって…そんな場面を少しだけ垣間見させてもらった感じ、です。
主催の金尾さん、そして出演された皆々さま。素敵な音をたくさん、ありがとうございました。お疲れさまでしたー!

蛇足)
町田さんがデザインされた東京自由学院のロゴマーク。
あまりにカッコいいので、ピンバッジ作らせていただいた…のが3年くらい前。
それからずっと、愛機のストラップにくっつけております。
そんなこんなもあって、町田さんにお目にかかれたのがとっても嬉しかったです!

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