さて松戸から1週間。2019年の年明けから始まったライブラッシュ、早くも半年が経とうという中で ほぼ週1ペースで諸岡さんの歌が聴ける、というスケジュール帳を眺めて幸せに浸っております(笑) 本日は、梅村仁さん・FUZUKIさんとの「忘れかけた空の下で」と題されたLive。 前回のBOOGIE STOCKから2年半ぶり、今回はこちらZOHM DREAM DINERでの開催です。 ![]() ![]() リボンのように、人の縁が繋がりますように…と "Ribbon In The Sky" By Stevie Wonder。 伸びやかな声と柔らかく響くGt、やっぱり素敵です。 前回はカバーOnlyでしたが、今日はオリジナルも。 お2人の歌声が重なる"Beautiful World"は アコギの音色とボディを軽く叩いて刻むリズム、 そして響きの綺麗な言葉が気持ちいい1曲でしたー。 次に聴かせてくれたのは"Scarborough Fair"。 この曲、昔から大好きなんですよー♪ 透きとおるようなFUZUKIさんの声、そして優しくて、どこか儚げな色を帯びた梅村さんの声。 その2つの旋律が絡み合うコーラスワークにじんわりと聴き入ってしまいました。 ![]() イギリスの民謡、"The Water Is Wide"を3人で。 2人ともアコギなのですが、こんなに音が違うものなんですね。 諸岡さんは歌わず、神妙な表情で演奏に徹しておられました(笑) このメンバーならではの、なかなか見られない1シーンです。 そして再びステージは梅村さんとFUZUKIさんの2人に戻り、 震災後からずっと関わっていらっしゃるという南相馬のお話を。 "神長老林(かんちょろりん)節"は、そちらの民謡なのだそう。 初めて聴くのに懐かしく感じるのは、やっぱりどこかに染みついてるからでしょうか。 歌声はもちろんのこと、歌い継ぎ、受け入れられていくエピソードもとっても素敵でした。 南相馬でのエピソードからのもう1曲は、オリジナルの"花を咲かせよう"。 情景の見える詞と、ふんわりとしたメロディ。 音色だけじゃなくて、選ぶ言葉まで優しいなあ、と思いながら聴いておりました。 第一部ラストはI Need To Be In Love" By CARPENTERS。 FUZUKIさんが仰っていた「今日は今日だけの歌、今日でこその歌。」の一言、印象的でした。 第二部は、諸岡さん&梅村さんの2人での"体より心が"でスタート。 ![]() 少しスローなテンポに乗せて、即興の歌い語りを入れていく諸岡さん。 「34年目の始まり〜♪」なんて、今日ならではの言葉も入ってましたー♪ 佐世保で梅村さんがメンバーの時は、まだこの曲はやってなかったし、 前回の時はセトリに入ってなかったし…ということで初聴きのGt。 やっぱり1人1人全然違う音だし、醸し出す雰囲気も違うんですが 特に今日みたいにバンドじゃなくて2人だけ、だとよくわかりますねー。 今日は、少し着崩したスーツ、かな? …書いといて何ですが、我ながらよくわからん例え。でもそんな感じ。 歌終わりに改めて梅村さんをご紹介。 "Treasure"のレコーディングにも参加されてるということで、 「そろそろCD出さないと…」なんて話題に。もう12年ですもんね。 それぞれ、いろいろ思うところもあるようですが、気長に待ってますよー。 ![]() "Ebony and Ivory" By Paul McCartney&Stevie Wonder。 ハモりは苦手で、と諸岡さん。練習用に送ってもらった音源が愛にあふれていたそうで♪ 梅村さんのカウントで、まずは諸岡さんがリード。こっちのパート歌うんだー、と思ったら 原曲とパート割が少し違うんですねー。声が重なり合って、何とも気持ちいい響き。 以前ここで聞いた「何を歌っても諸岡ケンジとわかる声」っていう言葉、今日も実感です。 そして歌終わり、明らかに緊張が解けたーって表情されてました(笑) 3曲目は"風の中のストーリー"、原曲のあのフレーズは梅村さんのGtなのですよー! 何やら今日は同じのは弾かないのだそうですが、それもまた期待大、で楽しみ。 ほとんどアカペラのように、梅村さんの柔らかい声がハモるサビからの歌い出し。 2フレーズ目にはFUZUKIさんも加わって、気持ちいいなあこれ♪ …なーんて聴いてたところに「俺、間違っちゃった」と自己申告する方が約1名。 え、どこ間違えてたんでしょ?(聴いててわかんなかったけど)で、まさかのリトライ。 今度はばっちりなハーモニーの後、諸岡さんがカウント、そして手拍子を誘ってイントロへ。 FUZUKIさんの刻むタンバリンの音がいい感じ。 ![]() そして先日に引き続き、ご指名でトニーさんボーカルも♪ 盛り上がりを繋いで、大拍手の中でラストの音が消え…と思いきや、もう一度のリフレイン。 このパターンは初めてじゃないですか(笑) ラストは諸岡さんが歌を引き取り、ぐっとテンポとトーンを落としてふわりと着地。 やっぱりライブはナマモノですねえ…。その場で味わうに限ります! そのまま静かなトーンで爪弾きながら、"抱きしめながら"に繋がったのですが 歌い出した諸岡さん、その声だけで纏う空気が変わるのがいつもながらお見事、なのです。 仄かにかすれながら伸びる声、絶品です。 そして、柔らかく重なってくる梅村さんの音色が本当に綺麗でした…。 ![]() "Lovin'"、サビからカウントが入って梅村さんのGt。 旋律は同じだけれど、どこか繊細な音。でも全然弱くないの。 FUZUKIさんのコーラスも加わって、これもまた新しい響き。 「今日のテーマ!」と、一声で繋いだ"忘れかけた空"。 恒例のイントロ歌い語りは、梅村さんの"ギター"と"犬"でお2人にソロを振ってました。 「34年目、頑張るぞー!」とシャウトする諸岡さんの声に、音もどんどん熱を帯びて、 サビではフロアも一緒に"もっとー♪""ずっとー♪"と盛り上がってましたー。 アウトロのGt、繰り出されるハイトーンの響きがすっごい気持ちよかったです! 曲終わりのタイミングでPop the Cork、デビュー34年目&ZOHM開店6か月、のお祝いに乾杯。 (ZOHMの純子さん、おめでとうございます&もろもろありがとうございます!) そして本編ラストは、これも梅村さんがGtを担当された"ずっと"。 梅村さんはアコギに持ちかえて、諸岡さんの爪弾く音にゆっくりと添うような音色を奏で、 すっと歌い出した諸岡さんの声に、さっきまでのざわめきが嘘のように静まるフロア。 合間に重ねられるFUZKIさんの声、サビの3人でのハーモニーにすっかり聴き惚れてました。 終盤は、梅村さん→FUZUKIさんがそれぞれ1人ずつ歌って、そこに諸岡さんが声を合わせていたり フロアの歌にFUZUKIさんがコーラスを入れてくれたり…贅沢で、あったかい音がたっぷり。 ![]() 即興で"アンコールの歌"が披露(笑)されて、そのままアンコールへ。 啓三さんの回復を祈って…と"The Rose"。 まずは諸岡さんがリード、2コーラスはFUZUKIさんがリードを。 抑えたGt、そこに3人の声が重なって、ため息が出るほどの響き。 最後の"Lies the Seed…♪"の諸岡さんの声がもう>< そしてそこから重なるラストのコーラス、じんわり沁みました。 続けてもう1曲、"Everytime You Go Away"は諸岡さんメインで。 強さと熱さを含んだ諸岡さんの声と、優しく、柔らかく重なる声。 どこにも同じものはない、今日だけの音、今日ならではの音。 "忘れかけた空の下で"奏でられたたくさんの音。また出会えることができるのを楽しみにしています。 そして諸岡さん。改めて、デビュー34年目おめでとうございます。 これまでも、これからも。諸岡さんの音、聴かせてくださいね。本日もありがとうございました! ←Back to Live Report Menu |