2019年のライブ初め!ということで、色々ありつつ愛知県西尾市の「さんがい亭」へ行って参りました。 今回は土方隆行さん(Gt)とのアコースティックライブ。 喫茶店&ベーカリーでもあるという店内は、木目の内装と山小屋のような高い天井が素敵でした。 Opening Actはリアルご夫婦2人組の"夫婦の時間"さん。 昭和のアニソンがテーマ!とカホン&アコギで楽しくほっこり。にゃー♪の歌が可愛かったです(笑) そして、諸岡さんがアコギ、土方さんがEGを手に登場。 「諸岡頑張ります!」の雄叫び??から、"Lovin'"でいきなり高テンション♪ …この音、この声。すでに最初からアコースティックじゃないー! アコギの乾いた響きと、うねるような土方さんのGt。で、すっごい音がクリアで聴きやすい。 若干重めのテンポが大人っぽさ全開で、もうこの後に何が聴けるか楽しみでしかない、という感じ。 あんまり崩れない?最初のMCで、ギタリストのファンの方は一体ドコを見てるものなの?なんて フロア振りをしつつ、Hand Clapを誘っての"風の中のストーリー"。 土方さんのGtの音がえらい気持ちよくてですね。すこーん、と前に抜けてくる、とでも言いますか。 曲調や歌声に柔らかく馴染んでいて、聴いててこれだけ気持ちいいんだから、歌ってる諸岡さんも きっと気持ちよかったのではないかと。サングラス越しでしたが、いい表情でした! ここで少し長めのMCタイム。こちらでライブできることになった経緯や、 ![]() 合間で土方さんも話に加わ…ったところで「土方さんが喋ってる!」と思ったら まったく同じことを諸岡さんが言ったので吹き出しちゃいましたよ。 いつも、あんまりお声を聞く機会がなかったので何だか得した気分だ(笑) そして、ヒヅとのエピソードを交えて、原曲のフレーズの完コピではなく 土方さんのアレンジで!と"HOLD ON"。 諸岡さんが"HOLD ON♪"と1フレーズ歌い、そこに土方さんのGtが入って くるのですが、それは聴きなれた旋律と全然違っていて…何とも新鮮! 声も何だかいつもと違う強さを帯びていて、オトナな音。んー、いいなあコレ。 音と声の相性、なのでしょうか。こんなに雰囲気が変わるものなんですね。 そんな凄い音を創り出す土方さん。続くMCで話してくれた経歴がまた凄く。 そして今回のスケジュールも凄すぎる…という、やっぱり凄い方なのでした。 話題はレコーディングに参加されていた"Breezing Blue"へと繋がり、 土方さんのカウントで曲がスタート。 ゆっくりめで、とは言っていたけれど、本当にかなり遅めなテンポ。 それが歌の空気にすごく似合っていて、それでもどこか大人な物憂げさがあって つまり聴いててこれまた気持ちいい。…今日の感想、こればっかりになりそう(笑) 間奏の一瞬の溜めとか、ゆったり流れる諸岡さんの声の響きとか。それから最後の音の抜けがもう最高に気持ちよかったです。 ![]() そー言えばライブ初めなのでした。 一発目からこんなイイもの聴かせてもらえるなんて、 今年もいいことありそうな。 諸岡さんからは、桑名さんのお話やCMの話題などなど。 大京観光のCMソング、今日はフルで歌ってくれました! そこからCMつながりで紹介された"Heart to Heart"は、 アコギだけで、語るような歌い出し。 声の力は強いのに、つぶやくような、ささやくような 優しい響きの歌声が印象的でした。 そこに低音を効かせた土方さんのGtが重なって、 ほんとに言葉どおり"聴き惚れ"てました。ホケっと。 音に浸るっていう感覚、やっぱりライブの醍醐味です。 ここまで全曲オリジナルだったのですが、ここでEAGLESのカバーで"Desperado"。 アコースティック寄りで聴くの、久しぶりな気がします。大好きな曲なので、まさかの選曲にホケホケが止まらない。 ![]() 最初の一音から、んー、いい音! 途中、"〜Sky…♪"と歌いながら、すっと一瞬だけ上を指差した 諸岡さんの右手の動き、とっても綺麗でしたねー。 歌っている時の何気ない動きがカッコいいんだよなー、などと ふわふわと声に浸りながら考えていたのでした。 そして、そっと吐息をつくように歌われた最後のフレーズと、 一息おいて重なる土方さんの音。 も、最高でした。特筆モノですこれ。鳥肌たったもん。 "君の愛に"は、アコギを爪弾きつつの歌い出しに、ふわりと 重なる柔らかなGtの音色。 で…いい声ですよねえ、ほんとに。 さんがい亭さん、音の響きが柔らかくて、なおさら際立っていたような。 ラスト近く、軽くアコギを叩いて音を止めたトコがいいアクセント。…繰り返しますがこーいう動きがカッコいいの! アコースティックライブだと、バラード中心かな?と思ってましたが、ここからの後半戦はハードめに!なんて一言で Hand Clapを煽って"体より心が"。本日のこれやっちゃうの!?と思った曲、その1。 ![]() 前曲と打って変わった音と声、とにかく渋いー!! アウトロでは、土方さんの響かせるGtにかぶせてフェイク! いつものバンドの時とは違う、アドリブのフレーズが繰り出されるのですが さりげなく?イントロのあのフレーズが盛り込まれていたりして。 思わず、この時は土方さんの手元をガン見しておりました。 最初のMCの"ギタリストのファンの方はどこを見て…"のお答えに共感です(笑) そして諸岡さんがえっらい楽しそう。どんどん声のテンション上がってくの。 もちろん毎回クオリティ高いんですが、こういうのがやっぱりライブ感なんでしょうね。 2人ならではのフリーな感じ。演りながら、どんどん変わっていくような。 実は今回、直前のリハを覗かせていただいたんですが…本番、全然違ってたもん。 「俺、何で座ってやってんのかな」と立ち上がった諸岡さん。すると土方さんも。 …そして何故か、立った!と拍手をされてました(笑) 始まったのは"Unchain my Heart"。わー、これも久々! 今回(も)語彙が足りない。カッコいい!としか言えないんだもの。 終わった後の、土方さんの笑顔が何ともステキでしたー♪ ここ数年?、諸岡さんとGuitaristさんだけっていうライブを聴いてないことも 加味されてるかも…ですが、とにかく色々新鮮。ましてやこの音じゃないですか。 ここまで来てよかったです、ほんとに。(もろもろ込めて)諸岡さんありがとう! 手拍子が高くなったところで、"アンジェリーナ"。これやっちゃうの?曲、その2。 2人だけとは思えない熱さと厚さで、何だかあのブラス音まで鳴り響いているようで。聴いてて色々吹っ飛びましたねー。 諸岡さんの声もますます艶っぽくて、毎度のことながら感嘆。ほんと、どこまで魅せてくれるんですか…。 熱さを保ったまま、でも少し落ち着いたMCの語り口。「ずっと歌っていく」と、"意思表明の歌"だという"忘れかけた空"。 冒頭の歌い語りも今日ならではのver。いつものCall&Resも大盛り上がり、で気持ちいい! イントロは土方さんのアドリブがたっぷり、でこれまた今日ならでは。 2番の歌い出しで、ふっと表情を変えた諸岡さん。一瞬の音、その刹那の変化。どこか遠くを見つめる目が印象的でした。 ラスト曲は、これまたまさか!の"Don't Stop!Carry On!"…これやっちゃうの?の、ある意味最たる曲。 これも土方さんのアドリブverで。こんなの聴かせてもらっちゃっていいんですかー!という感じ。贅沢だーー! 楽器これだけなのに、薄くならないのが凄い。何度かLiveで聴いているけれど、今日のが一番好きかも。 最後はOh Yeah!のコールでぴしっと締めて、ほんとにお見事でした! 「ありがとうございましたー!」と、ギターを離してステージから下がろう…としたところにアンコールの拍手。 そのまま笑顔でギターを持ち直し、感謝のMCからの"ずっと"を。 音も声も表情も優しくて、店内のウッドな雰囲気と暖かい光の色にしっくりと似合っておりました。 間奏のところで鳴っていたGtのハーモニーが綺麗で…うん、本当にきれいで。 長い余韻を残しながら、本日のライブが終了。 最近の諸岡さんのライブでは珍しい、インターバルなしの通し1本で、あっという間の約2時間。 さー、明日は場所を名古屋に移しての第2夜。どんな風に変わるのかを楽しみに、本日もお疲れさまでした! ←Back to Live Report Menu |