2018年9月11日
クロコダイル
(原宿)
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(第一部)
体より心が
風の中のストーリー
Breezing Blue
君の愛に
SHOUT
HOLD ON
Eternity

(第二部)
独り
Lovin'
SIGNAL
-Guest Time-
Heart to Heart
アンジェリーナ
Lonely Sniper
忘れかけた空
With
(En)
レクイエム


今夜のクロコは、いつにも増して人がいっぱい。開始前のざわめく空気が何とも言えず♪
本日のメンバーは、河野啓三(Key)/土方隆行(Gt)/Tak斉藤(Ba)/岡本郭男(Dr)の皆さま。


←今回は客席かぶって広角アウトでした、の
見切れご容赦むりやり全員SHOT。

定刻から少し回って、メンバーがステージへ。
諸岡さんは珍しく最初からEGを手にしたのですが、
まだ暗いステージで、ワイヤレスの赤い光がいい感じ。
(…あれ何て言うんだろ。トランスミッター?)

そして、BGMと入れ替わるような土方さんのGtから、
"体より心が"でライブがスタート!
Drが重なったところに諸岡さんが一声シャウト、
んー、クロコですねえ♪1曲目から音が熱い熱い。
いつもより微妙にベースがよく響いて聴こえたのですが
この絶妙に上下するサビのベースライン、大好物です。

続く"風の中のストーリー"のイントロは、諸岡さんがギターを爪弾きながら、MC代わりの「歌い語り」。
このスタイル、"忘れかけた〜"だけじゃなかったんですねー。
アコギのイメージが強い曲だったので、EGの爪弾きで…っていう音が新鮮。
そして手拍子を誘いながら「ライブレコーディングしてますからね!…カセットで」←
じゃあそんなに噛ん…(以下自粛)

座った位置からか、今日はホントにステージ向かって左手の御二方(Key&Bass)の音が
よく聴こえましたねー。もちろん、河野さんのコーラスもばっちりと!
…耳がベースの音を追っかけるのはきっとそのせいだ。うん。
そしてメンバー紹介。河野さん、T-SQUAREでの韓国から昨日帰国されたそうで…。
次の曲は、作曲者の方と、土方さんのエピソードから"Breezing Blue"
EAGLES風アレンジで…と聞いて、ROMA CAFEのアレが喚起されちゃいました(笑)
閑話休題、何とも音が気持ちよくてですね。特に間奏のKeyとか…すごいイイ!
最後のサビあたりで入った諸岡さんのフェイクも絶品!で、音の余韻がすごい。
諸岡さん、「僕が書いた曲じゃないんで…」なんて言ってましたけど、けどですね。
その曲に命を吹き込んで「歌」にしてるのは諸岡さんなんですよー!

ここでギターを手放し、"君の愛に"をハンドマイクで。
最近の諸岡さん、Liveで着けてるサングラスが
薄くなったので、目の表情が見えるんですよね。
それも相まって、何ともいい表情。
音の重なり、柔らかいコーラスの響き、そして諸岡さんのマイクを離したフェイク。
この歌、かつて生ピで聴いて惚れ込んだ1曲なのですが…も、絶品!
ラストで高く抜けていく土方さんの音色も素敵でした〜!

そして、そんな余韻をMCで若干??フッ飛ばしつつ、岡本さんのカウントで
"SHOUT"…イントロのピアノとドラムがかっこよすぎる!!
ピアノが華やかなブラス音に変わって、重なるBassと合わさって大人な響き。
このフレーズ、ラスサビのとこにも入るんですよね。いつ聴いても鳥肌モノ。
諸岡さん、合間でひょいっとマイクに指でリズムはじいてたのがカッコよかったー♪
ソロはKey→Bass→Gt…に繋がる一瞬の間に諸岡さんのフィンガーホイッスル。
…やー、Liveの諸岡さん、やっぱりカッコいーです。

でも最後の方、何かニヤニヤしながら歌ってるなー?と思ってたら、
別の余計なこと考えてたのだそうで。何考えてたんだろ(笑)
そんな話をしながら、「一部の最後の曲を…」と言った途端にメンバーの皆さんが「へ??」な反応。
どうやら1曲飛ばしたようで、「じゃあ二部でやる?あれ?でも今やる!」的な流れでEGを手にして"HOLD ON"
曲紹介で「片割れはいなくなっちゃったけど」ってサラっと。う…涙腺ゆるみましたよ。来月であれから17年ですね。
そして今度こそ、の第一部ラスト"Eternty"は、
岡本さんのカウントにゆっくりKeyから入るイントロ。
歌い出しはピアノがメイン、そこに音が重なる…のですが
何だか音のバランスがいつもと違う??
聴きにくい訳でも不協和な訳でもないんですが。
ちょこっと違和感がよぎりつつも、とっぷり浸って第一部終了。

第二部は、諸岡さんがアコギ持って1人で登場。
シルエットでアタマに何かかぶってる?と思ったら、
長い房?フリンジ?のついたハット!初じゃないですかコレ。
まずは弾き語りで"独り"を1コーラス、そして"Lovin'"へ。
サビから入るアレンジで、その間にメンバーもステージに。
歌声の余韻が消えたのと同時に音が一気にどーん!
さすが、最初から惹きこんでくれます!
だからね、多少(?)間違えても顔に出さなきゃわからないから澄ましてましょ(笑)
MCでは客席とのカケ合いも入りつつ、どこまでいくかなー、と思ってたら
「信号が〜」と話題を繋げ(ココに持ってかないと!と申し開きして)"SIGNAL"
その無理やり加減はちょいとコッチに置いといてと。
…イントロの土方さんのGt、いいなー♪そして、歌い出すとやっぱり別人な諸岡さん。
ちょっと切なくて、柔らかく連なっていく音と声。夏の終わりの空気を感じた1曲でした。

ここで本日のゲスト、森下玲可さんが登場。土方さん繋がりのご縁もあったのだそうで。
デビューの頃のエピソードなどなど交えながら、ぽんぽんと弾む話題が楽しいー。
歌は、土方さん作曲の"Rainbow Dreams"。
「俺もギターで…」と入る諸岡さん&「邪魔にならないとこでね♪」と躱す森下さん。
何ともお茶目なお姉さま(笑)歌い出したら、イメージを裏切るパワフルボイス!
その後、ステージから下がる森下さんを見送りつつ、諸岡さんは次の曲に向けて
アコギに持ちかえ…ようとしてハットの尻尾にストラップが絡んで四苦八苦(笑)
河合塾の…と、曲紹介から"Heart to Heart"…の前に何やらPAトラブル?
諸岡さんの声にふお〜んって低いうなりが被ってて、しばし話しつつの調整タイム。
クリアになったとこで改めてタイトルコール、そして綺麗なエレピのイントロ。
あと、歌い出す直前に入るドラムの音…ハイハット(たぶん)がすっごい印象に残るのです。
ふわーっと音が盛り上がって、歌い出すと引いていくの。コレ、最近のLiveでこの曲にドはまりな一因。
もちろん一番の要因は諸岡さんの声!もー、どこまで深くなるんでしょうね。いつも聴いて幸せになる1曲です。
…途中ちょいとステージ外で気にかかるコトがなきにしも非ず、だったけど忘れとこ。
最後に土方さんのGtが高くかすれて消えていくのが、また何とも素敵な余韻でした。
軽くMCしながら、再び尻尾に絡まりつつEGに持ちかえ、
「行くぞーーー!!」と気合を入れ…てからの妙な間が…
弾くかと思いきや、土方さんに「どうぞ!」と振って
絶妙に渋〜いソロから"アンジェリーナ"に突入!
この曲、勢いにまかせて!って熱く聴こえる時もあるのですが
今日はオトナな熱さ。
そしてベースが!ベースがカッコいい!
すみません、ほとんどTAKさんしか見てませんでした(笑)
ラスト、一瞬だけステージが暗転して逆光になったシーンが
目に焼き付いてます。ほんと一瞬だったけどバシっと。
こーいうのがあるから、Liveっていいんですよねえ…。

再びアコギに持ちかえて、ざっくり送った音源をTAKさんが
譜面起こししてくれて…などなど、アレンジってそーやって
できてくのかー、なMCからの"Lonely Sniper"。ちょっとだけ久しぶり?(あんまり記憶に自信なし)
結構テンポ早め、でイントロから疾走感!ベースラインと、合間に聴こえてくる乾いたアコギの音が好きだなー。
あとね、諸岡さんの声の抜け方…っていうのかな。1つ1つの言葉の最後の音が伸びて消えていく、余韻の響きが好き。
"忘れかけた空"は、すっかり恒例の"歌い語り"。
メンバー紹介をしつつ、まず河野さんのソロから。
綺麗なピアノに続いて、TAKさんのソロへ。
河野さんにくっついて弾いてて、それにまた河野さんが音を合わせてて♪
土方さんのGtは、何ともMellowな響き。
そしてCall&Resで盛り上がったところでOne!Two!のカウントでイントロ。
…思い出しても溜め息モノです。浸るというより、のみこまれるみたい。
合間に入る、スネアの鋭い響きがまたイイのです。これはLiveで聴くに限る!

曲終わり、MC中に岡本さんが立ち上がってアレ?ってなってましたけど
何か段取り違いでもあったんでしょうか。
誰とは言いませんが、第一部で曲飛ばしかけたVoの方がいましたし(笑)
続く"WITH"では、諸岡さんがすっごいいい笑顔〜!
音も空気も熱いまま、第二部が終了。

ほどなくしてのアンコールでは、まずは諸岡さん1人がステージへ。
再びアレンジ作業のエピソードなどをMCしつつ、立役者のTAKさん登場。
続いて河野さん→岡本さん→土方さん、と紹介に乗せて。
曲は"レクイエム"。これも久しぶりの1曲ですね。
しかもフルバンドでって…珍しい。初めて聴いた時から、ずっと弾き語りのイメージが強い歌なので。
これだけ厚みのある構成だと、音が強すぎちゃうんじゃ??と思ったら…全くそんなことなかった。
「強い」のと「厚い」っていうの、やっぱり違うものなんですねえ…。
岡本さんのハイハット叩くスティックの動きと、諸岡さんの右手のストロークがシンクしてる…なんて思いながら
声に絡まる土方さんのGtと、そこに滑りこむような河野さんのKeyの響きに聴き惚れてました。
深い余韻の中、諸岡さんがもう1度メンバーを紹介。最後は、岡本さんが「諸岡ケンジ!」って。
…"レクイエム"の最後の詞、聴くたびにココロの中でそっくりお返し、なのです。
ただそれだけで、ね。今日もたっぷり充電。いい時間、ありがとうございました!

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