大向いきいきクラブ主催「軽音楽の夕べ」ということで、いつもと少々趣向の異なる今夜の催し。 渋谷の雑踏から少しだけ奥まった、松濤の地域交流センターにお邪魔してきました。 本日のメンバー:諸岡さん・小暮Jari孝史さん・藤名美穂さんの東京自由学院 講師陣の皆さま! そしてさらに華を添える、フラダンサー・りえさん。 会場は地下1階、「文化ふれあい広場」。 セトリやメンバー紹介付きのレジュメをいただいて中へ。 学院のリーフも置いてあったみたいですねー。ありがたい♪ まずは地域の会長さんのご挨拶。 そして諸岡さんと小暮さんの2人でステージがスタート。 1曲目からもはやスタンダードといえる曲、のカバーですが 諸岡さんが歌うと、しっかり諸岡さんの歌なんですよねえ…。 小暮さんのWネックの12弦+諸岡さんのアコギが重なる音も 気持ちいいし、これは今日来て正解!と思った幕開けでした。 その2つのGtの厚みが際立つ2曲目は、"熱き心に"(By 小林旭) ハスキーな声がすっごい合う!!特にサビのとこ!! アップめの曲が2つ続いたところで 「好きな歌を歌っていいですか」と、今度はぐっと抑えた音で "酒と泪と男と女"(By 河島英五)。 …これ、MCの中で突然さらっと歌ったことがありましたねえ。 ちゃんと歌うの聴くのはもちろん初めて。 んー、やっぱりしっかり諸岡さんの歌に聴こえるなと。 狙ったように(狙ってるのかも)イイところで声がかすれるのがまたイイ。 途中、フロアに歌を振っていたのですが、その間に聴こえたマイクなしの生声が絶品〜! 諸岡さんの、エフェクトかかってない声って好きなんだなー。 最近のLiveだと滅多に聴けないので、個人的にすごく嬉しかったり。 そして小暮さんのGt、1本の楽器でこんなに音の色って変わるんですね。 特に終盤、低音の響きが諸岡さんの乾いたアコギと重なるところ。こういう音、大好物です。 ここで諸岡さんからの紹介で藤名さんがステージへ。オレンジのドレスに白いレイで♪ さすがの淀みないトーク。以前も思ったのですが、お話される声も素敵なのですよー。 ダンサー りえさんも登場し、ウクレレを手に藤名さんのボーカルでHawaiianがスタート。 指先まで滑らかなフラの動きと、どこかゆったりと響く歌声…の後ろで、 神妙な表情で譜面台から目を離さない方が約1名(笑) それはさておき、気持ちよく伸びる声と、音の響きと戯れるようにふわりと揺れるフラの動きに ぽけっと見惚れてました。 第1ステージのラストは、諸岡さんにボーカルを戻しての "Don't Stop!Carry On!"…ガンダム曲、ということで? ガンダムっぽい動き??ができるとの触れ込みで、イントロに 学院生徒の高橋りゅうじ君が登場! カンフーの経験があるのだそうで、キレのあるアクション! 合間には、りえさんも華麗なステップとジャンプで加わって 2人で入れ替わりながら。りえさん、バレエも踊られるのかな。 Gtだけでこの曲やっちゃうんだ!と思ったけれど、 小暮さんのソロもばっちり入って、これもなかなかいいかも♪ 「りゅうじ、飛べ!」の諸岡さんの一声で、りゅうじ君が見事に ジャンプでラストを決めてみせ。皆さん、いい表情! 休憩と称したインターバルには、恒例(なのだそうで)のお客さんも一緒の全員集合写真タイム。 私はタマシイ抜かれるヒトなので入りませんでしたが(笑) 実は仕事柄、こういう催しに触れる機会がそれなりにあるのですが、やっぱり地域っていいですねえ。笑顔になれます。 直後、ギターを持って「ここ、21時に完全撤収だから!」と言い出した諸岡さん。 区立の施設だもんね。だからさっきから時計チラチラ見てたのか(・・。)ゞ 再び藤名さんのボーカルで、Hawaiianの名曲"Ipo Lei Momi"から第2ステージがスタート。 途中、満面の笑顔で前に出てきたと思ったら、一緒に優雅に??踊り出す諸岡さん。 まさかアコギがワイヤレスなのはこのためですか(笑) 続く"パイナップル・プリンセス"(By 田代みどり)、ほんとに声も音もフラも可愛らしい! ほんわり空気になったところで、諸岡さんにMC交代。 セトリの中で、誰が歌うのかな?と思ってた"愛燦燦"を。 アコギの爪弾きに乗せるように、ゆったりと紡がれるメロディ。 こういう弾き語りを聴くのが久々だから、ってこともあるのかな。素直に思ったことが1つ。 今さら正面切って言うのも何ですが…いい声ですね。しみじみ。 少し高めの音で、少しかすれながら伸びていくとことか。 声の表情、ちょっとした間のタイミングや息の抜き方、さりげないフェイク。 そんな1つ1つが合わさって、これも紛れもなく諸岡さんの歌になっていて。 言葉の意味がストレートに入ってくる分、英語詞のカバーよりダイレクトに来ます>< 終盤に重なってくる、小暮さんのGtフレーズも素敵でした。 一拍置いてのMC。数日前にデビュー32年を迎えたこと、長崎から出てきてからのこと…などを曲に準えてさらりと。 心なしか、少し照れたような笑顔で「いい曲、そしていい歌唱でした!」とまとめて、"Stand By Me"のイントロへ。 来場していた方たちを前に呼びあげてマイクを持たせ、 その弾けぶりを見て、何とも楽しそうな諸岡さん&小暮さん。 こういう盛り上がり、こんな機会ならではですねー♪ MCでは、若い頃からずっと音楽をやっていて、音楽が大好きで。 子どもたちを音楽で守りたい…そんなことを話してくれました。 それを渋谷でやらせていただいていることに感謝している、とも。 今回の機会も、学院の拠点が渋谷だからこそ、なんですね。 やっぱり支え合い・繋がり合いのある地域って魅力的です。 「初心を忘れないように」。そんな言葉に続いて始まった "忘れかけた空"のイントロで、諸岡さんの表情が一変。 "歌い語り"のアレンジ。語られるのは、今日ならではの言葉たち。 カバー曲も聴きごたえがあるけれど、やっぱりオリジナル! 言葉の強さが違うのは、込めた想いの分、なのかな。 歌の途中で、「りゅうじ、出てこい!」と一声。再びのカンフーアクション!突然でも物怖じせず、すっごくいい表情♪ その表情や動きが、何となくこの曲の詞にかぶっていて。いいですねー、師弟ともどもカッコいい! 頑張れ!と声をかけられて、またまたいい表情のりゅうじ君。3月の時といい、「次」が楽しみになる人、です♪ 最後の曲は、"ずっと"。弾き語りで聴くのは久しぶりかも。 「未来も、子どもたちが笑って暮らせるように」って。 会場にいた子どもたちに、この言葉はどんな風に聞こえたのかな。 そして小暮さんの転調がかった音がとっても印象的で、 音1つで聴こえ方がずいぶん変わるんだな、と浸ってました。 Liveのたびに思うけれど、諸岡さんってほんとに緩急自在。 私が移入タイプなのを差し引いても、別格だと思うのですよ。 32年間、歌い続けてくれていることに感謝。 ついでに当時の自分も褒めとこ(笑)よく出会ってくれた! 藤名さんやりえさんも加わってのラララ♪コーラスから、 ゆったりと最後の1フレーズが響き、暖かい拍手で本編が終了。 そのまま予定外の?アンコール突入。 じゃあもう一度、と"上を向いて歩こう"。 そして三度目の「りゅうじ!」のお呼び出し(笑)で、今度はメインボーカルを!少しハイトーンの、綺麗な声。 諸岡さんが先読み、会場も声を合わせてのラストとなりました。 外はあいにくの雨模様だったけれど、何とも和やかで素敵な時間を過ごすことができました。 主催の地域の皆さま、地域外でしたが参加させていただけて嬉しかったです。素晴らしい機会をありがとうございましたー! ←Back to Live Report Menu |