2001年10月15日。
私にとって、忘れられない日になると思います。

突然、逝ってしまったひとのために。



ライブハウス、という所に行き始めたのは そのひとがきっかけでした。
そのおかげで、いろんなひとと出会うことができました。
ひとの輪が、たくさん広がりました。


諸岡さんと出会えたのも、そのひとがきっかけでした。


サポートメンバーとして 再び活躍しはじめたという話を聞いたとき
嬉しいような 寂しいような そして少し悔しいような
そんな心境だったのを 今でも覚えています。

でも、どうしてそのステージを見に行かなかったんだろう。
きっとそのひとは、前と変わらない顔で
前よりずっと ふかい音を奏でながら
そこにいたはずなのに。


今あるのは、自分の後悔ばかり。


あのひとが どんな気持ちで逝ったのかなんて
考えることはできません。

まして、何を遺したかったのかなんて
考えることはできません。

考えてはいけない とさえ 思うのです。
あのひとは、そういうことは嫌いでしょうから。


あのひとの音が、そしてあのひと自身が 大好きだった たくさんのひとたち。
その、ひとりから
さいごの、心からの拍手を。



Memorial/
Shoichiro Hizume
1958.12.10-2001.10.15