2026年7月31日
増茂米店
(栃木)
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(第一部)
手紙
Dead or Love
風が痛いよステラ
7月の女神
(第二部)
月のあかり
あの日
Love Me Tender
ただひとつの嘘
Everytime Go Away
忘れかけた空
体より心が
Stand By Me
(En)
秘密基地

春に続いて、夏の盛りもライブラッシュ!な今年。
今回は、諸岡さんも(たぶん)初となる栃木での弾き語りライブ!
「増茂米店」という店名に、お米屋さん…??となりつつ、いざ現地へ。
米穀を扱うお店を改装した(今もお米の販売されているとか)こちら、
中に入ると生ピアノまで備えた本格的&お洒落な空間が♪
お米袋のグッズがあったり、壁に稲穂が下がっていたり…と
随所にお米屋さん色が取り入れられた、の居心地抜群のスペース。
ほどなく、一角に設けられたステージエリアに諸岡さんが登場。
手にしたアコギは…まさかの秘蔵っ子の1本ではないですか♪
今回はこれを持ってこられたんですねー。
幕開けの1曲目は"手紙"でゆっくりと。
すっきりクリア、でも柔らかさを残した歌声とギターの音色、
どちらも、何だかとっても響きが気持ちいい…という1st impression。
歌の途中で「栃木の皆さん、お元気ですか?」と言葉を挟んで、
ほぼ満席のフロアを見回した笑顔がとっても印象的でした。
歌終わりから渋くストロークで繋いだ"Dead or Love"は、
合間に交えた、弦を掠めて鳴るか鳴らないか…で刻む音が雰囲気たっぷり。
スローに、重さを加えながら熱をはらむ音と歌声、そして喉で鳴らすフェイクが最高にカッコよかったです!
曲に因んで、「北海道限定のCMだったんですよ」と自己紹介をまじえたMCタイム。
先日40周年を迎えた…という話題から、次の曲に選ばれたのは
デビューアルバム"STAY FIRE"から"風が痛いよステラ"
弾き語りならではの間合い、呼吸感とハープの音色がぴったり。
今の歌声で聴けるのがしみじみと幸せです…♪
背後の稲穂にあたるライト、絶妙な陰影で色を変えていくのに見惚れてみたり。
MCでは、先日の九州ライブや佐世保のこと、ドローンのこと、髪のこと(笑)
その流れから、今日、客席にいらしていた方を名指ししてご紹介!
私も偶然お席が同じテーブルで、開演前にびっくり&歓喜していたのですが、
20年ほど前にKbとして諸岡さんと一緒にライブをされていた大柿さん♪
栃木にいらっしゃる…とは以前お聞きしていたものの、まさかここで再会できるとはー!東京マラソンetc、懐かしい!
少し長めのトークは、つい数日前に発生した熊本の地震への気持ちを込めて、
そして今日の栃木の空もいつか思い出すように…と"空"へ。
イントロを奏でるアコギの音色のクリアさに瞠目。少し硬め、でもどこまでも優しい音。
加えて、その音に乗る諸岡さんの歌声が、いつにも増して深く豊かに抜けてくるのです。
弾き語りライブだからこそ際立つ…と言いますか、私ですら分かるほどの音の違い。
合間に1節だけGtを止めたアカペラのフレーズ、そしてラスサビで落とした音が最高でした!
こちらは金尾さんの繋がりなのだそうで、人の縁を大切にしていきたい、という諸岡さん。
今日は7月の最後の日ということで、シーブリーズのCM曲"7月の女神"を。
最近、何度かセトリに登場しているこの曲。1人で、生ライブの弾き語りは初なのでは♪
「ここが流れた」と、CMに起用されたサビのフレーズからの歌い出し。
最後には"Venus in July〜♪"と声を響かせたアレンジが、音に似合っておりました。
今回は初めてのお客様が多いということで、これまで手がけてきた曲のことなどなどを
話しながら、フロアにいらしたギターの弾き手さん(15歳!)に色々と質問してみたり。
そこから、「知ってる方に顔が似ていて…」と話しかけた方がPercussionistだったり、
他にもバンジョーのプレイヤーやミュージカルを手がける方がいたり…と
この場所には、音楽好きな方がたくさん集まっていらっしゃるようです♪
そんな、たっぷりのトークで和んだところで、「好きなことを、好きなようにやらないと悔いが残る」と"今"を。
珠玉のバラード、淡々とストレートに、そしてどこまでも優しく柔らかに。
透明感のあるアコギの深い響きに歌声が際立って、じっくりと、うっとりと聴き惚れる中、第一部が終了となりました。

休憩中にもフロアを回り、あちこちで話に花を咲かせていた諸岡さん。
しばしの間をとってステージへと戻り、「バンドもできたし、友達もできたし」と
ギターを手に、8/7がお誕生日な桑名正博さんとのエピソードから第二部がスタート。
話している視線は、フロアを越えてどこか遠く…何かを思い起こすような表情。
爪弾いていたアコギは"月のあかり"のイントロへと移ってゆき、
ゆっくりと歌い出した声にフロアからの拍手が重なりました。
間奏の合間にも「歌いながら思い出しちゃった」と桑名さんのことを話す諸岡さん。
その柔らかな笑顔と、時折、息をつくように挟まれる溜めの間合いの1つ1つに
語り尽くせぬ思い出の数々が入っているかのようでした…。
そして、居候していた諸岡さんに桑名さんが作ってくれた1曲、"あの日"は、"月のあかり"のAnswer Song。
夜ごと日ごと、桑名さんに何度もダメ出し?されながら歌う中で、「九州弁で歌ってみい!」と言われた、というお話から
今日は久しぶりに長崎弁バージョン、"あん日"で歌ってくれました。
ラストの一声でささやくようにメロディを紡ぎ、そして何とも言えない素敵な笑顔に。
初めて"あん日"として歌うのをライブで聴いたのは、もう25年以上前…でしょうか。
その時のライブレポに書いた感想に、桑名さんからいただいたコメントがありまして…。
昔々「BBS」なんて機能が流行っていたのを知る方はまだいるのでしょうか(笑)
興味のある方、当時のログ(Screen Shot)はこちらです→ 別画面が開きます
閑話休題、ここで「明日、古希を迎えられる方がいらっしゃいます!」と
1人のお客様をご紹介して、諸岡さんの伴奏でみんなでHappy Birthdayを♪
お祝いされたご本人も、朗々と響く歌声とバイタリティで盛り上げてくださいました!
あがった歓声を手拍子へと誘って、軽やかに"Love Me Tender"へ。
初めての方がほとんどの中、"例のコール"の練習を入れずに歌がスタートしたので
今日はみんなで愛を叫ばないバージョン(?)かな、と思って聴いていたら
"これが最後の…♪"と笑顔でしっかりぴったり音を止めてくれたわけですよ。
…ということで、久しぶりに1人で愛を叫ばせていただきました!
一瞬、!?となった店内。知らないとびっくりしますよねえ(笑)
「どうですか、この技!長年、通ってる人はできるんです!」と、そこからフロアに振って、諸岡さん先導でリフレイン。
皆さん、初とは思えないほど大きな声で、見事に一発で愛を決めてくださいましたー!
そして、古希前夜の方を呼び入れて「この方に!」と再びの"あいしてる♪"からラストを"Happy Birthday"に繋ぐという
弾き語りならではの変幻自在を存分に発揮。もう、こういうのがあるから生ライブは見逃せない&やめられない(笑)
拍手を受けてのMCは、今日のギターの話。
いつものアコギが今回のライブ直前になってリペアに出さなくてはならなくなり、
それで秘蔵っ子の1本を持ってきたのだとか。これもまた、1つのご縁なのかもしれません。
いい音の鳴るギターを、いい音で響かせてくれるここで聴くことができる幸せに感謝です。
曲は、再びトーンを変えての"ただひとつの嘘"
弾き語りだと、歌声の緩急や息づかい、そして詞の意味までが引き立ってくるんですよね。
殊に今日は音の質、とでも言うのでしょうか。
硬すぎない透明感と深みが絶品で、声が立つ音に眼福ならぬ耳福の極みでした。
それは、最後の響きをそのまま繋いだ"Heart to Heart"でさらに豊かに、どこまでも深く。
曲間に短いMCを挟んだところで、アコギを強めにひと鳴らし。
この一閃の呼吸の間合い、タイミング感の見事さは、何度聴いても鳥肌モノです。
ライブでは久しぶり?のHall&Oatesの名バラード"Everytime Go Away"
今日の歌声、反則級に凄いです…!
歌い終わりをふわりと止めて、"ずっと"へと移っていく流れも、弾き語りならではの醍醐味。
少しスローに、緩やかに紡がれるメロディと詞に、ただただ気持ちよく浸っておりました。
終盤には"ラララ…♪"のフレーズをフロアへ。初めての方が大半のはずなのに、すっと声が出てきて、重なりあって。
それを聞いている諸岡さんの嬉しそうな表情と、「栃木すごいぞ!」という一言がすべてを物語っていたような気がします。
もう、これだから生ライブは(以下省略)
そしてここで、第一部で諸岡さんが話しかけていたPerc.の方を呼び入れて
何とぶっつけ本番のセッション!
初合わせ…どころか、つい先ほどが初対面というワタルさん。
当然、楽器がセッティングされているわけもなく、使うのはお店のカホン。
生音で、"忘れかけた空"に小気味よい音を刻み込んでくれました。
途中には諸岡さんからのコールでソロタイムも♪
諸岡さんが足で取るリズム、アコギの弦の響き、そしてカホン。
音につれて空気までもが揺れ、それに歌声が共鳴して熱量が上がっていく。
バンドとはまた違う熱さ、最高でした!
「もう1曲、シャッフルで!」と音を繋ぐ諸岡さん。そして"Oh Yeah♪"のCall&Res…とくれば、"体より心が"ですね♪
何が飛び出すかわからない、そんな即興のリズムに歌を乗せる諸岡さん、とにかく楽しそう!
終盤のCall&Resで再び盛り上げて、最後はフェイクでキメてくれました♪
イキモノナマモノ、な今夜のサプライズは止まらず、今度は「ギタリストを見つけた」と、こちらもMCで話しかけていた方を
ステージへと招き、応じて出てきてくれたのはリョウタさん、何と15歳。
壁からアコギを手に取って、じゃあ3人で1曲…というところでハプニング。
諸岡さんのギターからノイズが出てしまい、急遽、繋がずに生音での演奏に。
曲はお馴染みの"Stand By Me"、諸岡さんは立ってマイクもなしの生声♪
軽やかな弦捌きで、ソロにもフレーズの振りにもばっちり応えるリョウタさん。
少し緊張気味だった表情が、どんどん楽し気になっていくのも素敵でしたー!
曲が終わり、ワタルさんとリョウタさんを送り出した大きな拍手は
そのままアンコールへ。
ギターの調子が戻らず、先ほどリョウタさんが弾いたアコギを持った諸岡さん。
「音楽をやっていることで、こうして皆さんとお会いできた」
「それが宝物、そんな歌を」…と、"秘密基地"
ひとことでアコギと言っても、弾き手が変わる&そして楽器が変わると印象がかなり違って聴こえるものなんですね。
声が強くなって、でもいつも以上にピュアに響いてくる詞とメロディ。
じっくりと聴かせた後には、栃木に来てよかったです、という言葉で締められた今夜のライブ。
その言葉をそのまま諸岡さんやマスターの増茂さん、お会いできた皆々様にお返ししたい…と思った夜でした。
ただただ音を楽しみ、歌に浸り、この場この時にしか味わえないものに没入できる、最高に幸せな時間をありがとうございました。


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