2026年7月11日
TUPELO
(博多)
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(第一部)
Birth Song
On Your Side
平成筑豊鉄道が走る
また来世で
You
筑豊ブルース
風の中で立て
(第二部)
夢からさめたら
いのちの木
Reach for the sky
Riverside my Hometown
Ain't nobody's business what i do
Drinking in the Rain
Sweet Home Chicago
(En)
不良中年のススメ

今回は、間もなく一周忌を迎えられる金尾よしろうさんのメモリアルトリビュートライブ。
金尾さんの故郷、福岡での2Days、まずは1日目、博多・天神。
久しぶりに来た博多は36度を超える酷暑!そして、おりしも祇園花笠の期間中ということで、
華やかな飾り山笠に曳き山笠、そしてたくさんの祭装束の方で賑わっておりました。

ご出演は、松下年見さん、高橋マコトさん、菊田俊介さん、
中野しげきさん、あかたろさん、秋吉恵介・智子さんご夫妻…と
ステージにもフロアにも金尾さん所縁の皆さんが集った店内。
ピアノのあるステージには「音楽魂」のバナーが掲げられ、
金尾さんの「アーオ!」が聞こえてくるようなSEとともに
まずは年見さんとマコトさんのお2人が登場したところで
ラジオさながらのトークからライブがスタート。
発起人のお1人、選曲もされていたという白浜久さんが
骨折のため残念ながら出演かなわず…とのお知らせも。
最初の曲は、古事記の国生みがモチーフになっているという
マコトさんのオリジナル曲。
「金尾くんがまた生まれる、そんな想いを込めて…」と
全編英語詞の"Birth Song"
どこか乾いたアコギの調べと、終盤でLife is Born…とささやくようにリフレインする
年見さんのコーラス、さらさらと流れていく音の情感が素敵でした。
続いては年見さんのボーカルで、金尾さんの"On Your Side"
その声と表情に、以前ラジオで歌われていた金尾さんの姿が重なるようでした…。
そしてここで、お2人は一度ステージをおりて
本日のゲストのあかたろさんが登場。
生ピアノでの弾き語りをされるのですが、
アップライトピアノの置いてある位置&角度の関係でフロアに背を向ける形に。
MCの時には素敵な笑顔で振り向きつつ、オリジナル曲と金尾さんのカバーを1曲。
1曲目に登場した"平成筑豊鉄道"って、明日うかがう直方を走る列車なのですね!
あかたろさんの軽やかな音色と張りのある歌声で場が和んだところで、
再登場の年見さんからの紹介で諸岡さんがステージへ。
ギターetcをセッティングしつつ、年見さんとのしばしのトークタイム。
「モロケーン!」の呼び声は、金尾さんのご縁なライブならでは♪
完了したところで、年見さんと入れ替わりにマコトさんと中野しげきさんを呼び入れて、スタンバイしていたあかたろさんと
ピアノ・アコギ×2・ハーモニカという4人での"秘密基地"
歌の前に口にした「音楽が自分の宝物」という言葉が印象的でした。
ぽつりぽつり、とコードをたどるイントロのピアノ。
その、どこか幼くも聴こえる響きが、ゆるりと郷愁を誘っていくようでした。
あたたかみのある店内の雰囲気とアコースティックな音が歌声の深みを引き立て、
間奏の中野さんのハーモニカの音色、そこに重なる刹那のフェイクに痺れました…!
トリビュートライブということで、MCも金尾さんとの思い出をいろいろと。
去年の6月、ラジオ「音楽魂」に諸岡さんが出演された際のOn Air中の生電話が
最後に生放送に乗った声だったのだとか。
諸岡さんの振りで、電話越しにいつもの「アーオ!」を聞かせてくれたのが、つい昨日のことのように思い出されます。
あれからもう1年と少しの時が流れたのですね。
そして、こちらも4人で"今"の、そっと歌い出した一声の深さに感動。
重なってくるピアノとマコトさんのアコギは床や壁の木が音を包むのか、とっても響きが柔らかくて心地よく、
そこからさらに歌声が深まって…という贅沢な邂逅。
ライブならではの間奏ありVer、これが最初に演奏されたのも、あの「音楽魂」ラジオだったような。
中野さんが低めに揺らすハーモニカ、マコトさんの細やかに刻むソロ。
そしてその中からサビを歌い上げる声といったらもう…!
一期一会の音の世界、ゆったりと、じっくりと浸らせていただきました。
再びのMCは、あの日、黒のレスポール1本を持って東京に来た、
最高にお洒落なパンチパーマ(笑)の頃のこと、などなどたっぷり。
博多に来る前、ひと足早く九州入りして佐世保に帰ったという諸岡さん。
九十九島、そして足をのばした平戸の海と空にドローンを飛ばしてきた…と、
その青さを語ってくれました。
「この街に生まれて、海が好き、空が好き」そんな言葉から"空"を。
アコギのイントロの間、そして歌い出した時の視線がとっても印象的で。
少し強めの声に、ハーモニカの音色がまた効いていて、広がっていく光景が今日の博多の真っ青な空に重なるようでした。
今日、振り仰いだ蒼に「あの日の空」がまたひとつ。
アウトロで「ただいま福岡!」と入れたところで、年見さんと菊田俊介さんをコールしてメインメンバーが勢揃い。
カウントで一気に、金尾さんの"筑豊ブルース"。諸岡さんがボーカルを取り、渋いリズムとかすれる声が最高のカッコよさ!
歌の最中で、背後に掲げられていた「音楽魂」のバナーが落ちたのは、金尾さんが覗きに来ていた…のかもしれません。
続いて、"風の中で立て"を全員で、そして"Wow Wow…♪"を
フロアみんなで声を合わせて一体となったところで、第一部が終了。

第二部では、1977年のポプコン出場から音源化されていなかったという
"夢からさめたら"を、作詞の秋吉恵介さん・智子さんご夫妻でカバー。
金尾さんのアマ時代のこの曲が、最後のアルバムになったのですね。
続く"いのちの木"は、智子さんのオリジナル曲。
あたたかいトークと歌声、そしてメロディを聞かせてくださいました。
ゲストのお2人と入れ替わりに、マコトさんのステージへ。
爪弾きに乗せて思い出のエピソードを語りつつ、オリジナルの1曲と
金尾さんの曲からは呟くような歌声で"Riverside my Hometown"を。
そして、今度は菊田さん&中野さんと交代してのBlues Time!
最後にご自宅でセッションした音源がアルバムに収録されている、という"Ain't Nobody's Business what I do"
ライブの始まる前に流れていた動画は、その時のご自宅での演奏シーンだったのですね…。
そこにマコトさんと年見さんが加わり、金尾さんの"Drinking in the Rain"をオリジナル詞と菊田さんの英語詞をとりまぜて。
そしてラストは、諸岡さんも入って"Sweet Home Chicago"。これも、金尾さんがよくやっていた曲なのだとか。
最後は"Sweet Home 福岡♪"そして "Come On 金尾よしろう!"と声をあげて、大きな拍手の中で第二部、ライブ本編が終了。
間髪を入れずのアンコールは「これ、やらないとね!」と、ライブでもラジオでもお馴染み、"不良中年のススメ"
上がる声と手拍子、そして「わっしょい!」の掛け声でフロアの盛り上がりもステージの笑顔も最高潮。
尽きせぬ思い出を語りながらも明日へと繋ぐ、暑くて熱い博多の一夜となりました。


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