今回は、太田美知彦さん、小南数麿さん、そして諸岡さんの初合わせ、3Men Liveへ。 三者三様、それぞれの音世界とカラーを持つ3人の競演ということで、果たしてどんなライブになるのか
告知が出てからずっと、わくわくしつつ迎えた当夜。1か月後にデビュー40周年を迎える諸岡さん、 記念のTシャツ&アクキーを今日初出し!ということで、 さっそく手にして着ている方もいらっしゃいました♪ ステージには、下手に太田さんのピアノ、上手に麿さんのギター。 そして中央に諸岡さんのアコギというセッティング。 SEが変わり、まずは麿さんがステージに登場。 アコギを手に取り、ソロアルバム"Horizon"から"言えないよ"。 1本のギターが奏でる深い音色…しっとりと、いい響きですねえ。 そして麿さんといえば昔から変わらぬ軽妙&達者なMC(笑) 本日もたっぷりと堪能しつつ、麿さんの紹介で太田さんが登場。 お2人は30年ぶりの共演なのだとか。 ひとしきりトークで盛り上がったところで、麿さんの2曲目、 TV番組にタイアップされたというインスト"Shine on Us"。 ギター1本もいいけれど、太田さんのピアノが加わってさらに軽やかに、煌めくような音の粒たち。 普段はあまり聴く機会のない、生でのアコースティックなインスト曲の響きに浸ったところで、 麿さんのコールで諸岡さんがステージに登場して座ったところで、ここからは太田さんメインのトークへ。
太田さんもトークが話題豊富で楽しいですねえ♪曲は、アニメ"デジモンアドベンチャー"から"Brave Heart"。 ボーカルとピアノを太田さん、そこに麿さんと諸岡さんがギターで参加。 この作品、全部のシリーズを太田さんが手がけていらっしゃるのだそうで…。 生で聴くのは初めての、太田さんの華やかで耳馴染みのいい歌声とPOPなメロディ♪ 加えて、"ギタリスト"な諸岡さんという、なかなかレアなものを拝むことができました(笑) そして「3人でやりたい気分でした」の一言を挟んで、"今"をピアノで。 そのタッチというか、音色というか…楽譜に"dolce"と振ってありそうな、とっても甘い響きに Egに持ち替えた麿さんが添えていくメロウな音色。 緩やかなテンポ、重なっていく音とコーラス、その中で、いつもと少し違う雰囲気を纏って ピアノの音色よりもさらに甘い歌声と、あえかなフェイクが絶品! そして、音の終わりをアコギで繋いだ"手紙"の深く、豊かな余韻。 ん−、これは2曲続けて、すごいものを聴いてしまった。 1音も聴き逃せない、珠玉の取り合わせ。感動のひとことでした…! ここで再び、メインが麿さんへ。オリジナルでボーカル入りの曲もあるんですよ、の1曲に フロアからは手拍子がかかり、諸岡さんはハープを手に。ピアノにギターにハープ、それぞれのソロもたっぷり♪ リズムと笑顔に拍手がわいたところで、今度は諸岡さんのMC。 「ずっとやっていなかったけど、このメンバーなら」と選曲した、とギターを下ろしてマイクを手に"7月の女神"。
まさかこれが聴けるとは♪と、流れ出すエレピの音にわくわくしたところで歌い出しのタイミングが合わない、というまさかのハプニングが発生! そしてリトライ。ファンとしてはある意味ご褒美な一幕だったり(笑) 太田さんと麿さんの音色に重なる、今の声で聴く"7月の女神"は、 どこか大人びた印象と、秋の気配を感じる夏の海の情景。 まばゆいようなエレピの響き、時にきっちりと、時に遊びをまとうギター。 ラストでぐっと響かせたフェイクに、マイクから離れた生声の切なさ。 化けも化けたり、これだからライブはやめられない♪と感じたところで 盛りだくさんの第一部があっという間に終了です。
第二部は、再び麿さん1人のステージから。先ほどまでとは違う、少し小ぶりなアコギを持って登場した麿さん。 MCを挟んで、最新アルバム「9」から"When the wind blows"、風が吹く時…を。 アルバムに散りばめられた、とりどりの「風」のひとつを生で聴くことができました。 そしてアコギの音色の聴き比べ、贅沢なひとときでしたー! 「次も歌います!」と麿さん。太田さんも加わって、2人で"Just the way you are"を。 Billy Joelの名曲を軽やかに。エレピとアコギの重なる音、最高に気持ちよかったです。 拍手の中で、諸岡さんもステージに合流。 40周年のTシャツで登場したのを麿さんが「あー!それは何ですかー!」と弄って(笑) それを受けた諸岡さん、本日初披露です、と40周年に絡めて、当時からの色々なエピソードを話してくれました。
歌われたのは"秘密基地"。イントロでゆったりと音を重ねていく太田さんのピアノは豊かで優しく、でも、その1つ1つがどこかきらきらと華やかなんですよね。 その音色に乗せた歌声、そしてコーラス。 今まで聴いてきたものと、またひと味違うその響きにじっくりと浸らせていただきました。 特に、間奏での麿さんのソロフレーズと、生声で入ったフェイクに感動です。 歌の後、お互いに「ありがとう」「いいね」と交わし合う言葉と笑顔が素敵でした。 太田さんがそっとピアノを奏でる中、桑名さんの思い出を語る諸岡さん。 大阪の歌を聴いてください、の言葉から始まったのは意外な選曲、"悲しい色やね"。 メロディアスでドラマチックなピアノ、そして…何て声なんですかーー!! こんな贅沢なもの、一夜でいくつも聴いてしまっていいんだろうか。 拍手がひくと、今度は3人でのトークから再び太田さんがメインを取るコーナーへ。 「今のがカバーだったから、今度は僕もカバーを1曲」 原田真二さんとの驚くようなエピソードのMC、そして"キャンディ"。 細かく刻むピアノと軽やかな歌声、麿さんのアコギのフレーズも聴きものでした。 続いては、太田さんの名曲の1つ、"つばさ"の1節も飛び出しつつ…のトークタイム。 依頼されたCMソングで、使われる部分から広がって1曲にしたものがあってね、と太田さんがさらっと歌ってみせたのは きっと誰もが耳にしたことのある、あの "はじめてのアコム♪"。これ、太田さんがやってらしたんですねー!
そこから"はじめての鈴木くん"という曲に仕上がったのだとか。カウントで、太田さんのピアノ&ボーカル、諸岡さんのアコギに麿さんのエレキで曲がスタート。 歌の中に次々とたくさんの名前が出てきて、リズムもメロも詞も楽しい♪ 最後の最後は「大谷にエールをおくりましょう!」と"頑張って、大谷くん♪"と即興で大団円。 あがった歓声と拍手をすっと引き取って、前置きなしで"ただひとつの嘘"のサビを アコギ1本で歌い出した諸岡さん。イントロに移る前に「最後の曲です」とタイトルコールを。 その時の声と表情、何ともオトナな渋さでありました…! 少しスローに、低く高く響く歌声で、先ほどまでのPOPな空気が一変。 時に優しく、時に鋭く歌を紡ぐ声に、切なくも華やかなピアノとギターが重なる厚みは ラスサビで一転して、アコギ1本でモノローグのように。 そして、絶妙な呼吸の間合いと刹那の溜めを挟んで再び太田さんと麿さんの音が加わり、 最後は短く鳴らすフェイクからたっぷりのアウトロ、諸岡さんは立ち上がってシャウトも♪ 合間に言葉を添えながら、歌声とそれぞれの音が立ちつつも見事なハーモニー! 三者三様の色が巧みに引き立て合い混ざり合う、とっても贅沢なモノを聴くことができました…。
ひときわ大きな拍手の中、「ありがとう!」とお互いにメンバーコールで本編が終了し、そのまま間を置かずにアンコールへ。 諸岡さんはギターを置いてハンドマイク、麿さんはアコギを手に。 「またやってもいい?」なんて言葉と笑顔に、フロアからはもちろん!の声と拍手。 アンコールの1曲は、"Have I Told You Lately"。 ライトに浮かぶ表情と、穏やかに淡々と、それでいて情感たっぷりに流れる音色、 You fill my heart…とリフレインされる歌声に、ここに来て目がうるり。 初めての3Men Live、この贅沢な場にいる幸せを改めてココロに深く刻んで、 やまない拍手の中でしばし余韻に浸っていたのでした。 早くも「次」が楽しみになる一夜。 諸岡さん、太田さん、麿さん、素敵なライブをありがとうございました!
←Back to Live Report Menu |