2026年3月18日
SHOCK ON
(川口)
MENU
(第一部)
ルビコンの橋
Lovin'
戻れない夏
素顔
SHOUT
少年
Eternity

(第二部)
Lady
アンジェリーナ
Heart to Heart
月のあかり
10Years After
HOLD ON
忘れかけた空

(En)
WITH
Endless Road

諸岡さんのソロとしては2024年の4月以来!のSHOCK ON、そして久しぶりの面々が揃ってのライブ。
本日のメンバー:
岡本郭男(Drs)/土方隆行(Gt)/Tak斉藤(Ba)/河野啓三(Kb)の皆々さま。

まだ暗いステージで、それぞれの楽器を調整する音とSEが混ざりあう…
ライブ前のこの感じ、何とも好きなんですよね。
ライトの転換と同時に響いたのはスローな"It's Only〜♪"の声。
その間合いと、絶妙に掠れるトーンが渋すぎ…!
アコギから一気にドラムを重ねて"ルビコンの橋"のイントロへ。
さすが岡本さん、最初の一手から重さとキレがすごい。
諸岡さんが放つフィンガーホイッスル、からの土方さんのギターと、
間奏明けでリズムにぴしりと合うキメの音、ベースのうねり。
音で空気がピリピリと震える、生の迫力を1曲目から堪能しましたー!
続いて、岡本さんのリフから"Lovin'"
タイトなリズムとGtに、歌声がいつも以上に映えておりました。
アウトロで魅せた、KeyとGtのユニゾンも聴きごたえたっぷり。
MCでは、「65歳になって初めてのライブ。声が枯れても!」と短い言葉を繋いで"戻れない夏"へ。
ゆったりと流れていくKey&Gtのハーモニーと柔らかな歌声に絡む、
ベースの展開と音色の響きが最高に気持ちよかったです。
続く"素顔"のイントロのベースラインも素敵だったんですよねえ…。
岡本さんのドラムは、1つ1つの響きが重くて鋭いのにとってもメロディアス。
アップテンポはもちろん、こういうミディアム〜スローで特に際立つような。
ゆっくりと、時に呟くように歌う諸岡さんは、ギターをおろしてマイクを手に。
やっぱり、ハンドマイクになると情感がさらに増して聴こえるのですよ。
サビで見せてくれた、一呼吸の溜めと手の仕草が印象的でした。
歌終わり、これは1枚目のアルバムに入っている曲で…という話題から、
「次は岡本さんがレコーディングで叩いてくれた曲を…何の曲でしょう?」と
悪戯っぽい笑顔を見せて客席に問いを投げかける諸岡さん。
次に出た「岡本さんが大変かもしれません」というヒントに、もしかして??と思っていたら
流れ出したのは細かく刻むリズムとカッティング、予想どおりの"SHOUT"
最近のライブではなかなか登場しない1曲ですが、これ大好きなんですよー♪
あの特徴的なフレーズ、啓三さんが出すかな?と思いきや、土方さんがキメてくれました!
間奏では、すぱーん!と小気味よく鳴るスネアに、啓三さん→Takさん→土方さん、と順にコールしながらソロをたっぷり。
それぞれの音に聴き惚れながら、当時のレコーディング風景が垣間見られる、
あの映像が脳裏に流れておりました。
MCでは、その映像のエピソードにも触れながら、お父様のことを。
そこからアコギを鳴らして、歌い語りからの"少年"
いつもと少し違う入りをカウントで貫いて、一気に全ての音を重ねてイントロへ。
息をのむほどに真っすぐな音と歌声、そして表情に魅せられた1曲でした。
その熱量を笑顔で和らげて、先日、古希(!)を迎えられた土方さんとのMC。
…ということは、今日のメンバー、土方さんと岡本さんのお2人が古希なのですね。
うん、とてもそうとは見えない聴こえない。
第一部のラストは、ギターを置いての"Eternity"
音に添うように、とりどりに彩りを変えていくライトと、響きや動きにつれて揺らめく空気。
その1つ1つと、表情や仕草を含めて【歌】を紡ぐ諸岡さん。圧巻のひとことでした…!

しばしの休憩を挟んでの第二部は、アコギで始まる"Lady"でスタート。
今日初めての"秘密基地"からの曲ですね。
いつもより軽やかな声の響きに、マレットで鳴らすシンバルの音色が似合っておりました。
そしてここで、まさか!のドラマー交代。
若手を呼びます、と岡本さんのお弟子さん、ローディーの加藤ゆーゆーさんがステージへ。
岡本さんがフロアに降りて見守る中、緊張した面持ちでセットについたところで、
諸岡さんの「いくぞ!」の気合いの一声から"アンジェリーナ"
いい意味での力みと、リズムを忠実に追う硬さが新鮮な勢いを帯びていて、いい感じ!
終盤で、メンバーの皆さんと視線を合わせてキメた場面、カッコよかったです♪
歌終わりには、岡本さんはじめメンバーそれぞれからの講評?コメントを挟みつつ、
今日の場合わせで「やって!」ということになった…なんてエピソードを。
そんな、このメンバーだから、今日だからこそ実現した、初のチャレンジステージ。
その目撃者のひとりになれたことを含めて、ばっちり楽しませていただきました!
次の曲はまだ彼には難しい…と、もう一度の拍手で見送られた加藤さんに代わって
岡本さんが再びステージへ。
軽やかなエレピに、鋭くも深い響きのドラムが重なって"Heart to Heart"
同じ楽器、同じセッティングでも、叩く人によってこれだけ違うのか…と実感。
これからもっともっと花開いていく加藤さんのドラム、その個性が楽しみです!
そして、時に優しく、時に強く1つ1つの詞を紡いでいく諸岡さんの歌声は、
それぞれの音色の中でさらにドラマティックに。
最後の音がたっぷりの余韻をひいて消えたところで、アコギを爪弾きながら「いつもは歌わないのですが…」と
桑名正博さんの"月のあかり"を。
歌っている表情が、あの頃の日々たちに想いを馳せているようにも見えました。
ラスト近くで、アコギ1本から再び熱量を上げていく声。
お2人が並んで歌われた、あの京都でのステージが浮かんできて感無量でした…!
「岡本さんのドラムで "月のあかり"を歌えるまで、40年かかりました」
その間、色々なことがあった…と、"10Years After"を岡本さんのカウントから。
淡々と、それでいて熱の滲む表情に、噛みしめるように、高く伸ばすシャウトにも似た歌声に、
いまのうちさ…と重なる詞に、そしてそこから繋がる、最後の音の展開にただただ感動。
その場のすべてが、歌になる感覚。
これはね、やっぱり映像では伝わりきらない、生だからこその醍醐味だと思うのです。
そしてここで、啓三さんに「新しいこと、してるよね?」と振って始まったMCタイム。
話題のきっかけは、ライブ開演前に、啓三さんが投稿していた1件のインスタ。
ペダル操作で左足を使って…と、機材解説を交えつつ、たくさん話してくれました♪
そこへ諸岡さんも笑顔で「俺も新機材!」と、コードをアコギで鳴らししたところで
今度はそこそこ難易度高め?の再びの曲当て。
タイトルコールからの"HOLD ON"、いつにも増して入りのタイミング絶妙。
途中、ステージをおりてフロアを回って歌う諸岡さん。光も声も音も眩しかったー!
その勢いを継ぐような"忘れかけた空"は、啓三さんのエピソードを交えた歌い語りと
そこから入ってくるピアノのフレーズを皮切りにしてソロ回しへ。
まずはTakさん、フロントマイクまで出てきて、口でも音を奏でるパフォーマンスを♪
そして諸岡さんが大きく土方さんの名前をコール。
緩急の効いたフレーズを繰り出す、こちらもさすが!な音色たち。
たっぷりのソロの後は、鋭いカウントからイントロへ。この呼吸感、たまりません。
息をのんだのは、2コーラスの入り部分。
1つとして同じものがないのがライブとはいえ、今日のこれはなかなか…というかかなり稀少。
タイトなドラム、変幻自在のKeyにベース。土方さんの音の太さも印象的でした。
最後まで熱く駆け抜けて、第二部、ライブ本編が終了。

間髪を入れずに起こったアンコールに、まずは諸岡さんがステージへ。
メンバーを1人ずつ呼び入れ、ここにきてさらにパワーアップしたドラムから"WITH"
これも、アンコールとしては珍しい選曲かな?
弾むリズムとうねるベースに手拍子を合わせて、諸岡さんと笑顔とステップも飛び出し(?)
止まらない熱を勢いを、アコギの一音とタイトルコールで繋いで"Endless Road"を。
光が広がっていくような、緩やかとも激しくとも取れる音と歌声。
迫力たっぷりのアウトロまで、感動しっぱなしでした。
新旧の曲を取り混ぜたセットリストに、「あの頃」と「今」が交差する時間。
いつも新しい何かがある、それがライブ。
今回も、最高の時間をありがとうございました!