諸岡さんのソロとしては2024年の4月以来!のSHOCK ON、そして久しぶりの面々が揃ってのライブ。
本日のメンバー:岡本郭男(Drs)/土方隆行(Gt)/Tak斉藤(Ba)/河野啓三(Kb)の皆々さま。 まだ暗いステージで、それぞれの楽器を調整する音とSEが混ざりあう… ライブ前のこの感じ、何とも好きなんですよね。 ライトの転換と同時に響いたのはスローな"It's Only〜♪"の声。 その間合いと、絶妙に掠れるトーンが渋すぎ…! アコギから一気にドラムを重ねて"ルビコンの橋"のイントロへ。 さすが岡本さん、最初の一手から重さとキレがすごい。 諸岡さんが放つフィンガーホイッスル、からの土方さんのギターと、 間奏明けでリズムにぴしりと合うキメの音、ベースのうねり。 音で空気がピリピリと震える、生の迫力を1曲目から堪能しましたー! 続いて、岡本さんのリフから"Lovin'"。 タイトなリズムとGtに、歌声がいつも以上に映えておりました。 アウトロで魅せた、KeyとGtのユニゾンも聴きごたえたっぷり。 MCでは、「65歳になって初めてのライブ。声が枯れても!」と短い言葉を繋いで"戻れない夏"へ。
ゆったりと流れていくKey&Gtのハーモニーと柔らかな歌声に絡む、ベースの展開と音色の響きが最高に気持ちよかったです。 続く"素顔"のイントロのベースラインも素敵だったんですよねえ…。 岡本さんのドラムは、1つ1つの響きが重くて鋭いのにとってもメロディアス。 アップテンポはもちろん、こういうミディアム〜スローで特に際立つような。 ゆっくりと、時に呟くように歌う諸岡さんは、ギターをおろしてマイクを手に。 やっぱり、ハンドマイクになると情感がさらに増して聴こえるのですよ。 サビで見せてくれた、一呼吸の溜めと手の仕草が印象的でした。 歌終わり、これは1枚目のアルバムに入っている曲で…という話題から、 「次は岡本さんがレコーディングで叩いてくれた曲を…何の曲でしょう?」と 悪戯っぽい笑顔を見せて客席に問いを投げかける諸岡さん。 次に出た「岡本さんが大変かもしれません」というヒントに、もしかして??と思っていたら 流れ出したのは細かく刻むリズムとカッティング、予想どおりの"SHOUT"! 最近のライブではなかなか登場しない1曲ですが、これ大好きなんですよー♪ あの特徴的なフレーズ、啓三さんが出すかな?と思いきや、土方さんがキメてくれました! 間奏では、すぱーん!と小気味よく鳴るスネアに、啓三さん→Takさん→土方さん、と順にコールしながらソロをたっぷり。
それぞれの音に聴き惚れながら、当時のレコーディング風景が垣間見られる、あの映像が脳裏に流れておりました。 MCでは、その映像のエピソードにも触れながら、お父様のことを。 そこからアコギを鳴らして、歌い語りからの"少年"。 いつもと少し違う入りをカウントで貫いて、一気に全ての音を重ねてイントロへ。 息をのむほどに真っすぐな音と歌声、そして表情に魅せられた1曲でした。 その熱量を笑顔で和らげて、先日、古希(!)を迎えられた土方さんとのMC。 …ということは、今日のメンバー、土方さんと岡本さんのお2人が古希なのですね。 うん、とてもそうとは見えない聴こえない。
第一部のラストは、ギターを置いての"Eternity"。音に添うように、とりどりに彩りを変えていくライトと、響きや動きにつれて揺らめく空気。 その1つ1つと、表情や仕草を含めて【歌】を紡ぐ諸岡さん。圧巻のひとことでした…! しばしの休憩を挟んでの第二部は、アコギで始まる"Lady"でスタート。 今日初めての"秘密基地"からの曲ですね。 いつもより軽やかな声の響きに、マレットで鳴らすシンバルの音色が似合っておりました。 そしてここで、まさか!のドラマー交代。 若手を呼びます、と岡本さんのお弟子さん、ローディーの加藤ゆーゆーさんがステージへ。 岡本さんがフロアに降りて見守る中、緊張した面持ちでセットについたところで、 諸岡さんの「いくぞ!」の気合いの一声から"アンジェリーナ"。 いい意味での力みと、リズムを忠実に追う硬さが新鮮な勢いを帯びていて、いい感じ! 終盤で、メンバーの皆さんと視線を合わせてキメた場面、カッコよかったです♪ 歌終わりには、岡本さんはじめメンバーそれぞれからの講評?コメントを挟みつつ、 今日の場合わせで「やって!」ということになった…なんてエピソードを。
そんな、このメンバーだから、今日だからこそ実現した、初のチャレンジステージ。その目撃者のひとりになれたことを含めて、ばっちり楽しませていただきました! 次の曲はまだ彼には難しい…と、もう一度の拍手で見送られた加藤さんに代わって 岡本さんが再びステージへ。 軽やかなエレピに、鋭くも深い響きのドラムが重なって"Heart to Heart"。 同じ楽器、同じセッティングでも、叩く人によってこれだけ違うのか…と実感。 これからもっともっと花開いていく加藤さんのドラム、その個性が楽しみです! そして、時に優しく、時に強く1つ1つの詞を紡いでいく諸岡さんの歌声は、 それぞれの音色の中でさらにドラマティックに。 最後の音がたっぷりの余韻をひいて消えたところで、アコギを爪弾きながら「いつもは歌わないのですが…」と
桑名正博さんの"月のあかり"を。歌っている表情が、あの頃の日々たちに想いを馳せているようにも見えました。 ラスト近くで、アコギ1本から再び熱量を上げていく声。 お2人が並んで歌われた、あの京都でのステージが浮かんできて感無量でした…! 「岡本さんのドラムで "月のあかり"を歌えるまで、40年かかりました」 その間、色々なことがあった…と、"10Years After"を岡本さんのカウントから。 淡々と、それでいて熱の滲む表情に、噛みしめるように、高く伸ばすシャウトにも似た歌声に、 いまのうちさ…と重なる詞に、そしてそこから繋がる、最後の音の展開にただただ感動。 その場のすべてが、歌になる感覚。 これはね、やっぱり映像では伝わりきらない、生だからこその醍醐味だと思うのです。 そしてここで、啓三さんに「新しいこと、してるよね?」と振って始まったMCタイム。 話題のきっかけは、ライブ開演前に、啓三さんが投稿していた1件のインスタ。 ペダル操作で左足を使って…と、機材解説を交えつつ、たくさん話してくれました♪ そこへ諸岡さんも笑顔で「俺も新機材!」と、コードをアコギで鳴らししたところで 今度はそこそこ難易度高め?の再びの曲当て。
タイトルコールからの"HOLD ON"、いつにも増して入りのタイミング絶妙。途中、ステージをおりてフロアを回って歌う諸岡さん。光も声も音も眩しかったー! その勢いを継ぐような"忘れかけた空"は、啓三さんのエピソードを交えた歌い語りと そこから入ってくるピアノのフレーズを皮切りにしてソロ回しへ。 まずはTakさん、フロントマイクまで出てきて、口でも音を奏でるパフォーマンスを♪ そして諸岡さんが大きく土方さんの名前をコール。 緩急の効いたフレーズを繰り出す、こちらもさすが!な音色たち。 たっぷりのソロの後は、鋭いカウントからイントロへ。この呼吸感、たまりません。 息をのんだのは、2コーラスの入り部分。
1つとして同じものがないのがライブとはいえ、今日のこれはなかなか…というかかなり稀少。タイトなドラム、変幻自在のKeyにベース。土方さんの音の太さも印象的でした。 最後まで熱く駆け抜けて、第二部、ライブ本編が終了。 間髪を入れずに起こったアンコールに、まずは諸岡さんがステージへ。 メンバーを1人ずつ呼び入れ、ここにきてさらにパワーアップしたドラムから"WITH"。 これも、アンコールとしては珍しい選曲かな? 弾むリズムとうねるベースに手拍子を合わせて、諸岡さんと笑顔とステップも飛び出し(?) 止まらない熱を勢いを、アコギの一音とタイトルコールで繋いで"Endless Road"を。 光が広がっていくような、緩やかとも激しくとも取れる音と歌声。 迫力たっぷりのアウトロまで、感動しっぱなしでした。 新旧の曲を取り混ぜたセットリストに、「あの頃」と「今」が交差する時間。 いつも新しい何かがある、それがライブ。 今回も、最高の時間をありがとうございました! |