2023年9月16日
ZOHM DREAM DINER
(明大前)
MENU
(第一部)
Lovin'
風の中のストーリー
SIGNAL
Heart to Heart
戻れない夏
体より心が
(第二部)
LADY
Love Me Tender
アンジェリーナ
忘れかけた空
(En)
ずっと

こちらZOHMが明大前に移転されて、初の「三人衆」ライブが行われるはずだった、2019年2月。
急遽の事態に、「気持ちは3人で…!」と、諸岡さんとTakさん2人でのステージとなった日。
数年の時を経て、"三人衆"ライブが同じZOHMで復活となりました。
他の場所では何度か拝見していたものの、やっぱり発祥の地(?)で堪能しなくては…♪

すっと一息吸い込んで、アコギをかき鳴らしながら
"♪愛しておくれよ…河野啓三〜!"と歌い出した諸岡さん。
"Lovin'"での開幕、ひと声めから、なんて熱い声!
そこから、「3人で」いきます!の一言を挟んでイントロへ。
鳴り響く鮮やかな音色、そしてこのタッチ。
聴いた瞬間、ああ、これ啓三さんの音だ…!と感激です><
少し重めのテンポが逆に熱さを生み出していて、
その熱は「歌って!」と煽る諸岡さんとそれに応えるフロアで加速し、間奏のKeyソロで1つめのピークに。
この呼吸、間合いの感じ…久しぶりですねえ♪
そして曲は"風の中のストーリー"へ。
Takさん、心なしか以前より音色が柔らかくなったような…。
そこに、手数こそ少ないけれど存在感のある啓三さんの音と、
伸びやかな諸岡さんの声が合わさって、何とも気持ちのいい響き!
MCを挟んでの次曲は"SIGNAL"
未だに音源化されていないこちら、ライブでも少し久々でしょうか。
これ、メロもですが、詞が大好きな曲の1つなのです…♪
啓三さんのコーラスも入り、華やかな音色がかえって切なさを醸し出しているような。
3曲が終わって、ほどよく口も温まったのか(?)続くMCはなかなか妙な盛り上がりを見せ(笑)
毎度のことながら本当に見事に空気を戻して、啓三さんのピアノをメインに置いた"Heart to Heart"
どこか危うげに、どこか儚くたどられるイントロ、そこからアコギ1本に変わっての歌い出し。
ゆるり、と重なるベースのライン。
しっかり個性が立っているのに歌が映える、柔らかく、それでいて強く響く音色にうっとり。
そして諸岡さんの声はどこまでも深く、やっぱり何度聴いてもライブでのこの曲は絶品…。
ふわりと残る余韻を繋いで、こちらも久しぶりの1曲、"戻れない夏"
折しも9月の半ば、この曲にぴったりの季節…とは言え、最近はまだまだ酷暑ですからね><
諸岡さんの、わずかに掠れる声と、少し細めた視線に夕焼けの情景が重なるようでした…。
それを一閃するベースとKeyで"体より心が"のイントロへ。
Oh Yeah♪のCall&Resも、久しぶりにフロア全体で思い切りよく復活!
啓三さん、ほぼ右だけの運指…と伺っていたけれど、それを感じさせないほどの多彩な音たち。
Takさんのさりげないサポート、そして何より、弾いている時の楽しげな表情が印象的でした。
「あの頃もやっていた曲たち」尽くしで、第一部が終了。

そして第二部。幕開けのサプライズは、有志からの「啓三さんお帰りなさい」ケーキ!
まずアコギ1本で始まったのは"LADY"。このメンバーで初めて聴く、「秘密基地」からの1曲。
途中から重なるTakさん&啓三さんの音を差し色に、さらに艶やかに伸びる諸岡さんの声と、
ラスサビ前に入ったKeyのグリッサンドが華やかー!
続いて奏でられた"空"は、今日のアコギの音色と、滑らかなベースが一番似合っていたような。
そっと音に乗せた歌い出し、そこから高まっていく声は、また違う色の空を見せてくれました。
しっとりじっくり聴きたい曲ぞろいの「秘密基地」中でも、切なさと甘さが入り混じる"今"
ほんの少しKeyが強い?と感じたのもつかの間、「君となら…」と語りかけるような歌声に、
前段の"空"と相まって、もう涙腺がゆるみっぱなし。気づけばボロボロと涙しておりました…。
これ、2曲続けては反則モノですよ…ほんとに。
ここまで座って歌っていた諸岡さん。おもむろに「立つぞー!」と立ち上がってギターを構え。
ちょっと照れくさそうな表情とこのフレーズは…"Love Me Tender"
諸岡さんのフィンガーハート&フロアからは両手でハートのハンドサイン、もすっかり定番に。
私もこの時ばかりは写真撮るのを放り出して←、一緒にハートを送りまくっているのです(笑)
フロアの空気もたっぷり温まったところで、諸岡さんのアコギが繰り出すシャープな音色。
鋭く取ったカウントでベース&Keyが加わり、"アンジェリーナ"のイントロへ。
この3人で以前からやっている曲たちは、やっぱり安定感…というか熟し感があって
終盤に向けての盛り上がりから、熱気はそのまま続く"忘れかけた空"で最高潮へ。
2コーラス目に入るところの歌い方、一瞬息をのみました!こういうの、大好き。
それにしてもこのギター、柔らかい中にもピシっと芯のある、いい音がしますねえ♪
歌の熱も冷めやらぬまま終わった第二部は、そのままアンコールへと突入。
MCでは、啓三さんもトークを♪
アルバムの曲がラジオから聞こえてきて…なんて話をしてくださいました。
そして、今日のラスト曲は"ずっと"
ポロリ、と爪弾くアコギの音色と、どこまでも優しい響きの諸岡さんの声。
ラララ…♪のコーラスは、フロアだけではなくTakさんにも振って、何度もリフレイン。
その合間に言葉を挟みつつ、最後はしっとりとした歌声の余韻が残っておりました…。

あの頃、セットリストによく並んでいた歌たち、そしてあれから生まれてきた歌たち。
思い出を顧みるのもいいけれど、いつまでそこに留まってるの?と問いかけるようにも聞こえる、
1つとして同じもののない、ライブの音。
ライブは、聴く側の心も映す鏡。
わずかな揺れも感じられるように、自分のココロも磨いておかねば!と思った一夜となりました。

改めて、お帰りなさい啓三さん!
今夜もありがとうございましたー!



今回のお遊び。
ここ最近、Tシャツ、タオル…とオリジナルグッズが登場しているわけですが
同じデザインで色々と試作(という名のお遊び)しているうちの1つ。
水で貼って剥がせるインスタントTatoo♪
今日のライブにお越しになった方々に、プレゼントさせていただきました!
ライブ終了後に、諸岡さんが「俺も貼るー」と言ってくださったので遠慮なく(笑)
さー、次は何を作ってみましょうか★

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