2023年6月10日
ZOHM DREAM DINER
(明大前)
MENU
(第一部)
Lonely Sniper
HOLD ON
SHOUT
Lady
Love Me Tender
秘密基地
(第二部)
STORM RIDE
ROAD
泣いてんじゃない
手紙
凹んでんじゃねえ
Don't Stop!Carry On!
(En)
あの日

バンドで駆け抜けた東名阪ツアーから、あっという間の1か月。
早くも4回目となる"ヒジケンリク"がZOHMに降臨♪
ライブはもちろん、その他もろもろゴソゴソ含めて「待ってました!」な一夜の幕開けです。
すっかりお馴染みとなった、ZOHMでのヒジケンリク。
スタート早々、初手からアコギに接続トラブル。
あれ?あれれ??と、最後はケーブルを直挿しして
気を取り直しての第一音!
このアレンジ、初かも?な"Lonely Sniper"
ハンドクラップを煽って、えらいカッコいい♪
諸岡さんのシャープに響くアコギに絡みつくような、
"Wヒジカタ"のいつにも増しての音の冴え。
コーラスも加わって、歌声もフロアの熱も一気に上昇!

歌終わりに「あつー!」と叫んだ諸岡さん。一音を繋いでHOLD ONへ。
あ、これも少し違うアレンジ。ゆっくりめのテンポに、もしかしてKeyも変えてる?
重なる3本のギターの音色と、まっすぐに響いてくる諸岡さんの声が最高!
そして再び「あっつー!」と叫んで、「この服ダメだ!」と
まさかのステージ下りてのお着替えタイム(笑)
あっという間にTシャツ姿で再登場し、は〜、と一息。
少し流れが途切れたかな?と思わせて、音ひとつ、声ひとつだけで
ライブの空気を創り出すのが諸岡さん。
奏でられたのは、アコギ1本からの"今"
…このあたりの呼吸感、いつもながらお見事!と言うほかない。
1コーラスの終わりから、静かに重なる土方さんのフレーズ。
そして、ふわりと伸びる語尾の響きにうっとり。
ほぼアカペラなラスト、余韻までたっぷり浸らせていただきました。
短めのMCを挟んで、土方さんがリズムBOXをON。
このカッティングは…"SHOUT"??何度聴いても、このヒジケンアレンジ、大好きなのです!
イントロに、"Walk This Way"のリフが入っていたような♪
渋く、熱く、刻むリズムと絶妙なハネ感が最高にカッコいい!
続いては、アルバムでもこのお2人が弾いている"LADY"
今日はリクをフューチャリングして…と、イントロのメインを。
ゆったりめのテンポがとっても心地いい。
途中、「父ー!!」と振った諸岡さんに「ハーイ!」と応えた土方(父)さん(笑)
2人のギターのユニゾン、からのアコギだけに落としてラスサビへ。
ここの声のハリツヤといったらもう…!
Ladyやるの初かも?と諸岡さん。(いやいや、ヒジケンリクでもバンドでもやってます←)
フィンガーハートをぱちっと決めた"Love Me Tender"は、土方さんのコーラス入り。
サビの愛してる♪のフレーズで、フロアのあちこちに咲くハートのハンドサインと、
諸岡さんのちょっと恥ずかしそうな笑顔も恒例になってまいりました。
ラスト、少し落としてきたあたりが曲に似合ってて、またまたよかったです♪

そして、一部ラストは秘密基地。
しっとりと、いつもより少しだけひずみが強目な語尾の響き。
2コーラスの途中から重なる、土方さん&理久音さんの音。
終盤でハモリ合うリフは、やっぱりこの2人ならでは…でしょうか。
深い音色の余韻を残して、第一部が終了。

第二部は、こちらも定番となりつつあるヒジリク2人のインストゥルメンタル。
"STORM RIDE"、重なって離れてハモって…の呼吸がいつもながら絶品!
そして今回は「新曲」(2001年に作った)の"Road"
2人で演奏するのは初なんだとか♪
曲前のMCでは、この曲のエピソードもご披露してくださいました。
低音部の響きが印象的な一曲。お2人が交互に同じメロを弾いているのに、
その音や醸し出す空気感がそれぞれ違っていて、それでいて統一感があって。
んー、いいもの聴かせて(魅せて)いただきました!
2曲が終わって、諸岡さんがステージへ。
しばしのMCから、するりと音を紡いで"泣いてんじゃない"のイントロへ。
印象的なアコギのフレーズに纏わせる、土方さんの低音を効かせた音がとにかく渋い!
1つとして同じライブはないけれど、やっぱり、ヒジケンの「化け」は別格。
変拍子が際立って、波のように揺らぐ音の中、それにも増しての諸岡さんの「歌」の強さ。
ラスサビ近くの一瞬のブレイク、そこに重なる2人のギターの音、その間合いが神技><
バンドではない編成で、この曲にここまで強さを感じたのは初めてかも。
ここで土方さんがボトルネックを取り出し…とくれば、次の曲は"空"ですね。
今回のアルバムの中でのMy Favorite。聴くたびに拡がる、その時々の空の色。
メロディを紡ぐ諸岡さんの声、いつになく?いつにも増して?の伸びと響きで、しばしうっとり。

歌終わりのMCでは、数日前にお誕生日を迎えられたZOHMの純子さんへ、おめでとうの拍手♪
その中で、場の温かさを掬い上げるように、遙かを見渡す視線。
そして、優しい音と声で描かれた今夜の"手紙"
アウトロで理久音さんが奏でた、細く高い響きのフレーズが印象的でした…。

MCを挟んで、勢いのあるアコギのストロークで空気一変!
イントロからソロをかっ飛ばす土方さん。
間奏での諸岡さんからの「土方さーーーん!」のコールにどんどん熱を上げる音がたまらなくカッコいい♪
フロアのあちこちで、拳が高く上がる中、ひたすらKeep On!を土方さんに歌わせる諸岡さん。
そこから一気に理久音さんのソロに。
同じようでいて、アプローチの違いが見えるのが楽しい♪
そのまま勢いを止めずに、顔を見合わせてのカウント。
そこからヒジケンver.の"Don't Stop!Carry On!に突入!
ギタリスト2人でハモるリフ、終盤のそれぞれのソロ。
久しぶりのOh Yeah♪のCall&Res、名指しに応えた皆様もお見事でした!

この大盛り上がりの第二部ラストから、そのままアンコールに突入。
"ヒジケンリク"誕生の立役者、こちらZOHM DREAM DINERの純子さん、
そしていつも駆けつけてくれる藪ちゃんのお誕生日をお祝いして、"あの日"へ。
途中、おめでとう〜♪と歌う諸岡さんの振りで、仲間とこっそり(?)ご用意していたサプライズを決行!
お2人をステージに上げて、トニーさん先導のHappy Birthdayの歌とケーキでお祝いを♪
そこから静かに再び"あの日"を歌い継ぎ、ラストはもう一度Happy Birthday〜で大きな拍手。
「またお会いしましょう!」
そんな一言で締められた、本日のライブ。
ステージとフロアが1つに溶け合う、他ではなかなか味わえない空気感がこちらの醍醐味なのです。
こんな素敵な場所を創られた純子さんと、最高のハーモニーを聴かせてくださった父子鷹のお2人。
そして、いつもその声で新たな気持ちを抱かせてくれる諸岡さんに。
今夜も、ありがとうございましたー!

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