2022年10月21日
Com.Cafe音倉
(下北沢)
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(第一部)
アンジェリーナ
Love Me Tender
風の中のストーリー
(第二部)
Lady
泣いてんじゃない
凹んでんじゃねえ
エール
Endless Road
(En)
秘密基地

あっという間の3か月、音倉 #秘密基地 マンスリーの最終日。
今回は、土方隆行さん(Gt)、そしてライブでは初めましての川畑大城さん(Drs)を迎えて、
生ピアノ入りのフルバンドという豪華編成!
久しぶりのバンドでのライブとなる今回、
幕開けの"アンジェリーナ"から一気にヒートアップして
諸岡さんの声もますます絶好調♪
曲の中盤、さあココで土方さんのソロ!!…というところで、アレ?
何かキーが違うような…と思っていたら案の定(笑
やっぱりライブはナマモノ。珍しいこともあるものですね♪

熱冷めやらぬまま、バンドでは初お披露目となる"Love Me Tender"
可愛らしさに、音色の華やかさが加わって少し大人っぽい印象。
もちろん、"あいしてる♪"のフレーズでは、マンスリー初回に生まれた
ハートのハンドサインを一緒に。

ここでのマンスリーの間に、大阪・札幌と久しぶりに東京近郊以外での
ライブを回ってきた諸岡さん。
「ひとり寂しく← 大阪へ…札幌へ…小樽の風が冷たくて〜♪」と
MCからの流れで歌い出し、そのままイントロに繋がって"風の中のストーリー"へ。
これも、バンドで聴くのは久しぶりですねー!
音と歌声で、フロアは冷たい風どころか、ほっこり暖かい空気に。
そして一拍の呼吸を置いて、本当にふわりと紡ぎ出された"今"
最初の1フレーズの歌声だけで、空気の色も温度も変わったような感覚。
そこに重なる牧野さんのピアノ。
柔らかくて、でも心に鋭く届く音色、最高でした…!
MCでは、配信で先行中のアルバム"秘密基地"がCDでもリリース、という
嬉しい告知がありました♪
1/28にCDリリースという情報、配信アプリでは何度か話されていましたが、
生での告知はやっぱり一味も二味も違う感懐を抱くものなのです。
アルバムの話題から、改めてドラムの川畑大城さんをご紹介。
レコーディングスタジオをお持ちの川畑さん。
前作 "Estrange"にもエンジニアとして名を連ねていらっしゃいますが、
ライブでご一緒されるのは初めてですもんね。
今回のアルバムも、川畑さんのスタジオでのレコーディングがあったのだとか。
諸岡さんの「今日は10曲全部やります!」の言葉に、フロアから大きな拍手。
その中から、最後に決まった1曲を…と"空"
土方さんの左手には、前回に引き続きスライドバーが♪
「俺は空が好きなのかも」…そんな一言を挟んで、アコギの音色が場を一閃!
広がる音、伸びる歌声に、札幌で、そして小樽で見上げた空を思い出しました…。
途中、メンバー紹介でソロ回し(ベースで前のめりになったナカノヒト)を挟み、
カウントでまた一気に音が重なったところで思わず感涙(/_<。)
何とも言えない透明な疾走感は、これまでこの曲で感じたことがなかったもの。
サビに重なるベースのフレーズ、アウトロでの土方さんのソロ。
そしてバンドの音の中でも存在感を放つ、繊細な力強さを秘めたピアノの響き。
同じ曲でも、1つとして同じことがない。やっぱりライブっていいですね><
たっぷりの熱と余韻を残して、第一部が終了。

牧野さんのピアノがポーン…と鳴って、"Lady"で第二部が幕開け。
それぞれのフレーズと、リバーブ強めの歌声が最高に似合ってました!
…ライブでは回数が浅いだけあって、詞がなかなかに迷子でしたが(笑

続いては"手紙"
これがもう…よかったんですよ最高に(/_<。)
中さんのコーラスも、
バンドの音がサビ前でぴたりと止まってアコギだけになったのも、
ラストのピアノとアコギでの諸岡さんの切ないフェイクも、
そこに重なってくるベースとハイハットの響きも、
最後のピアノの余韻の深さも…!
そして歌終わりのMCの間、牧野さんがずっと優しくピアノを奏でていらしたのが印象的でした…。
今回のアルバム製作のきっかけのエピソードから、中さんが初めて詞を書かれたという
"泣いてんじゃない"を。これもまた、ライブ初お披露目!
今日は10曲全部やる、と仰っていた新アルバム。
第一部では3曲…ということは、第二部は全部新曲??と心の中で叫んでおりました。
力強いアコギの音に土方さんのギターが重なって、その音がすっと引いて
またアコギだけになって…からの転調!ここのアレンジ、とーーってもカッコよかったー!
最後の "俺の〜♪×3" のコーラス部分は、諸岡さん→中さん→川畑さんの繋ぎで再現。
ぷつり、と切れるような、印象的な終わり方も原曲再現で。
「…これもリベンジしないと!」と言いつつ、その場でもう一度歌い出す諸岡さん。
どうやら、この曲でも色々迷子があったようです><
凹みましたぁ!と、どう聞いても次の曲へのフリとしか思えない一言も。
何でも、今日のライブは曲紹介に繋げることも想定してMCを作ってきたのだとか(笑
それをココで言っちゃうあたりが諸岡さんの諸岡さんたる由縁。
凹んだふりして次の曲にいこう♪と、やっぱり予想通りの"凹んでんじゃねえ"
これも初お披露目ですねー!
聴くたびに背中を押されるような、元気をもらえる大好きな1曲。やっと生で聴けました!
続けて"エール"へ。
前曲とは少し角度の違う、ストレートど真ん中の応援歌。
今日もまた、世界一のエールをいただきました♪
そして、札幌での、桑名さんが繋ぐ出会いのお話を。
「…そんな旅をしていこうと思う。道は果てしなく…」
言葉を繋いで歌われたのは"Endless Road"
いつかの佐世保でツアータイトルになり、
ライブ終了後の会場にずっと流されていたこの曲。
あれから長い時を経て、今もなお道は果てしなく、と。
そして諸岡さんの声はますます深く広く…。

最後にメンバーの皆さんが1人ひとり紹介されて、すべて新アルバムの曲で構成された第二部が終了。
沸き起こるアンコールに応えて、牧野さんと諸岡さんの2人だけがステージに残り、
中さん・土方さん・川畑さんは楽器を置いてフロアの後方へ。

アンコール曲は、ピアノだけで歌われる"秘密基地"
諸岡さんはギターを持たずに、久しぶりのハンドマイク。
わずかな手のしぐさ、表情、そして目線の動き…そのすべてが「歌」を創り出していて、
途中に入ったハープの音色も、その響きがたっぷりの雰囲気を醸し出していて。
フロアで聴いていらしたメンバーの皆さんも、とっても素敵な表情をされておりました…♪
色々なきっかけで、色々な出会いがあって、繋がりが繋がりを生み出して…。
めぐり重なるご縁の中、今日ここにいる皆さんと、同じ時間を同じ場所で過ごせる幸せを
改めて感じたひとときとなりました。



アルバムタイトル曲で、今回の【秘密基地マンスリーライブ Aug〜Oct】、無事完走です。
きっと、この場にいる時にしか感じられない、それぞれの色の「空」。
諸岡さん、メンバーの皆さま、そして大阪・札幌を含めてライブの場でお会いできた皆さま。
今回もまた、最高の色を見せていただきました。
ありがとうございました!


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