Music Bar S.O.Ra
(大阪・難波)
諸岡さんのライブに参加すること、はや30年越し…なのに、振り返ってみれば大阪のライブは初参加！。 （これまで行くことができたライブ、関西圏は京都や神戸だったんですよねえ…。） そして、今回のハコは2020年の"Estrange"レコ発が行われる予定だったこちら、Music Bar S.O.Raさん。 ２年越しの念願かなって、参加させていただきました♪ 
初めて伺うS.O.Raさんは、木の質感が素敵なライブハウス。フラットなライブスペースには、アップライトの生ピアノが１台。 本日のメンバーは、初めまして…のキクチタケシさん(Pf)。 ピアノ＆アコギという編成は、奇しくも延期された２年前と同じ。 まずはスローに"Dead or Love"から。 コレから来ますか！と意外な選曲にびっくり。 アレンジによってかなりHeavyにもなる曲、なのですが、 キクチさんの軽やかで気持ちのいい響きのピアノでいい化けっぷり。 そして、アコースティックの真骨頂（？）なバラードを２曲続けて。 シンプルな音で諸岡さんの声が引き立っていた"Estrange"、 歌ううちに少しずつ表情が柔らかくなっていったのが印象的でした。 新アルバムからの"手紙"は、フロアに集ったひとりひとりへ、 まるで語りかけるような視線で。 改めてキクチさんをご紹介、のＭＣ。 初合わせのお２人、リハは今日（さっき）だけ…なのだとか（！） 続く"風の中のストーリー"は、イントロの爪弾きに乗せて 「今日は思いもよらない方が来ていらしたりするんですよ！」と諸岡さん。 ホントに、私もびっくり！で、今回も不思議な初めまして…をさせていただきました（笑 ちょっとだけゆったりと、どこか可愛らしい響きの音と声、そしてS.O.Raの醸し出す雰囲気に包まれて、何だか多幸感♪ 
Hand Clapも入って、空気もほっこりと。ＭＣを挟んで、「…ここも、ソラだね。S.O.Raで歌う"空"です」と 配信先行でリリースされた新アルバムから、最後にできたという１曲を。 アコギの力強さに、ピアノの柔らかさが重なって、広がっていく音色。 こちらのハコさん、やっぱり音の響き方が気持ちいいですねえ♪ そして、皆さんに会えるのを楽しみに、これまでやってきた…という一言と、 歌っている時の諸岡さんの表情が何とも言えず深くて…ですね。 そのまま、ゆっくりとかみしめるように"ずっと"へ。 包み込まれるような、あたたかさを感じる響きの中、第一部が終了。 
「何から歌おうか！」なんて言いながら、フロアを通って登場した諸岡さんに、フロアから「一部の最後にやった曲」というお声がかかり、"ずっと"の一節をreprise。 そこからの"今"は、一声歌い出したところに重なるアコギの爪弾きも、 途中から入ってくるピアノも音数が抑えめで、歌声がふわりと浮き上がるようで。 それがまるでアカペラのようにも聴こえて、とっても印象的でした…。 ＭＣ明け、場の空気を突き破るような「大阪ー！」のコール一閃で始まった"Lovin'"。 いつになくスローなテンポ。"この命が♪"と歌って、「…イイ声だな」ともう１度！ うん、ほんとにイイ声。テンポ感も相まって、ヤバいくらいに気持ちいい。 アコギの弦が擦れる音と、少し硬質な響きを潜ませたピアノの音色が歌に合うー！ 今日が初合わせ、というキクチさんですが、とてもそうとは思えない＞＜ そして、前作"Estrange"のエピソードから、今回のゲスト、HIDEKI'Nさん（Gt）をコール。 レコでもライブでもご一緒された、KELLY SIMONZさん繋がりで、こちらも今日が初合わせ♪ YouTubeで活躍されている…ということで、何とHIDEKI'Nさんのチャンネルで 
ライブの生配信がスタート！普段、ライブの本番は、配信はもちろんのこと 動画撮影も（Official以外は）不可、な諸岡さん。 一瞬アレ、って顔されてましたから、少々サプライズな要素だったのかもしれません（笑 YouTubeライブの視聴者の中には、新たに諸岡さんを知った、という方もいらしたはず！ "体より心が"、"アンジェリーナ"と、ギターが映える２曲を続けて。 アルバムのアレンジを活かして、それでもやっぱり弾く人が変わると音も空気感も違う♪ 画面越し、配信で同時に色々な場所の方たちと同じ時間に繋がっている楽しみもあれば、 床や壁からの微かな振動、人の動きが生み出す空気の流れ、そして何よりも音の「熱」。 そんな、ライブならではの「ナマ」の醍醐味もある…イマドキな時間を味わいました。 そして"Cocoroの翼"では、声の出せないフロアが一緒に歌えない分（？） キクチさん、HIDEKI'Nさんに突然歌わせ（笑）、"明日に向かって♪"をリピート。 最後のフレーズから"忘れかけた空"に繋がったところ、熱かったですねー！ 
イントロで、メンバー紹介からのキクチさんのソロ、続いてHIDEKI'Nさんのソロへ！ 音が回るようにどんどん迫力を増していく中、 立ち上がった諸岡さんの声も表情も最高潮に♪ 「ここまできたら、死ぬまでやるしかないぞー！」と高らかに一声をあげて、 フェイクを挟んで歌い出した声が絶品でした…！ 終盤、まだまだ！と引っ張り、フロアにいらしていたミュージシャンの方に 「パーカッション！」といきなりの無茶振り。 すかさず、カホンのように椅子を叩いて応えられていたのがお見事！ ココの椅子、中が空洞な丸太みたいな形なので、ソレっぽく音が響いておりました♪ そこから再びソロ回したっぷりで、諸岡さんもとーっても楽しそうな笑顔。 フロアのHand Clapも熱く盛り上がる中、ライブ本編が終了。 そのままアンコールに突入…と思いきや、ここで諸岡さんがフロアを回って １人ひとりに"秘密基地"のＣＤとステッカーをプレゼント。 そして、このタイトル曲"秘密基地"をアンコールに…と、キクチさんの待つステージへ。 「大阪、来てよかったな」という一言と表情、万感でしたね…＞＜ 言葉の後に奏でられたイントロのピアノの音、ふっと目線を上げて歌い出した諸岡さんの声。 
それを聴いた瞬間、涙がボロボロと。新アルバムの中でも、特に感情が揺さぶられる１曲なのですが 今日は何だか、張りつめていたものが抜けたと言いますか。 実はMoroken Clubのナカノヒト、今回の大阪遠征は仕事の予定が 直前になって色々詰まっていってしまい、このままいくと もしや当日取りやめもあり得るか…なんて状態での参加でして。 来れてよかったー！の気持ちがココで溢れたのかもしれません。 かけがえのない、今だけの時間を一緒に過ごせること。 そして思いがけない、素敵な出会いに感謝、な一夜でした。 今夜も、ありがとうございました！ ←Back to Live Report Menu |