2022年9月3日
ZOHM DREAM DINER
(明大前)
MENU
(第一部)
体より心が
風の中のストーリー
Heart to Heart

LOVIN'
アンジェリーナ
(第二部)
STORM RIDE
SHOUT
Top to the Mountain
忘れかけた空
(En)
秘密基地

諸岡さん&土方隆行さん、そして土方理久音さん。
2019年の幕開け、西尾の"さんがい亭"さんでスタートした"ヒジケン"Live。
その年の7月、こちらの"ZOHM DREAM DINER"で親子初共演を果たした"ヒジケンリク"♪
明くる2020年11月がコロナの影響で延期となり…ということで、今回は約2年ぶりのリベンジ!
"ヒジケン"としては(生ではないけれど><)昨年5月の配信番組以来でしょうか♪
この日を待ちかねていた方がたくさん!で、チケットは解禁早々にSOLD OUT。
"体より心が"の最初のフレーズから、もうイイ音!
バンドとも、アコースティックとも違う…この編成ならでは。
諸岡さんの声ものっけから全開で、一気にライブの空気に。
続く"風の中のストーリー"は、どこか可愛い響きのイントロから
間奏に入った土方さんと理久音さんでハモるリフがもう(/_<。)
真ん中では諸岡さんがとにかく楽しそうに歌ってるし、
ドコ見てドレ聴けばいいやら…目と耳が足りません(笑

ふわりと潮が引くように、アコギだけの音で歌い出された
"Heart to Heart"は…とにかく声が絶品…!
ここ数年?のライブで、毎度のように最高が更新されていく1曲。
フレーズ終わりに残る声の響きの余韻とか、
途中で少しだけ崩して、語りかけるように歌う仕草とか、
それからアレとかコレとかソレとか…絶品なのですよほんとに。

土方さんも加わってのMCでは、近々、配信先行でリリース予定、という新しいアルバムのエピソードなど。
9曲が決まって、最後の1曲として出来上がったという"空"を初のヒジケンリクVer.で。
土方さんが取り出したのは、銀色に光るボトルネック…スライドバーって言うのかな。
どこか郷愁を誘うような、柔らかな切なさをまとう音色。
曲調と歌の世界に寄り添うようなその響きと、そこに重なる少し掠れた諸岡さんの声。
ライブで聴くのはまだ2〜3回目くらい。それでも、聴くごとに深みを増しているような。
合間のフェイクでさらに情感が高まって、気づけばボロ泣きしておりました(/_<。)

そこから、じゃらり…とアコギを鳴らして"LOVIN'"へ。
"愛しておくれよ○○〜♪"なんて、フロアの方のお名前で歌ってらっしゃいました♪
この曲はツインギターの本領発揮!といったところでしょうか。
2コーラスに入る直前(だったかな?)の一瞬のブレイクがとにかくカッコよかった!
途中、理久音さんのストラップがはずれてしまうというアクシデントが発生。
間をフォローしつつ、「もう1回しいこう!」とたっぷりのソロタイム!
土方さんから理久音さんへ、そして再び土方さんへ。
ライブは何が起こるかわからない、だからこそライブ、それでこそライブ♪
続く"アンジェリーナ"のイントロをアコギで弾き出したところで、
何故か「Hotel Californiaみたい…」と言い出す諸岡さん。
そのままあの有名なイントロを爪弾く諸岡さんに、すかさず合わせちゃう土方さん。
曲に戻るかと思いきや、1フレーズ歌ってましたね(笑
そこから改めてアコギのイントロに戻って、曲が再開。
このあたりの緩急や呼吸、ほんとにお見事!
さすがのリフと、"Fall in Love〜♪"のShout気味の声が最高でした!
熱い空気の余韻を残して、あっという間の第一部が終了。

あけて第二部。
まずは土方さん&理久音さんの2人がステージへ、
曲は土方さんのオリジナルナンバー、"STORM RIDE"
そこに諸岡さんはカメラを片手にガブリ寄って撮影を(笑
2本のギターが生み出す迫力の音、堪能させていただきました!
そして満を持して(?)カメラをギターに持ち替えた諸岡さんが登場。
今日はNew Gearがあって…と、とっても嬉しそうな表情で足で何やらカチャカチャと操作していたのは…Looper♪
流れ出すリズムに音を重ね、1人でもやるー!と"SHOUT"がスタート。
「諸岡ケンジ、ギタリスト!」なんて声と、フロアからのHand Clapの中で始まったのは、3人、三者三様のカッティング合戦!
これがもう、とにかくカッコよくて気持ちよくて♪
やっぱり、ヒジケン"SHOUT"は一味違います。
今回のアレンジも最高でしたー!!

MCには、再び新アルバムの話題を。
2年近くの時間をかけて練り上げてきた曲の中から"今"
す…っと流れ出す声に、先ほどまでの空気が一変。
どうも今回の新曲たちには涙腺がゆるみやすいのですが、
この曲にも再びうるり。
そして今日、何があったんですか…と聞きたくなるほど
いつもよりさらに艶めいて伸びる諸岡さんの歌声。
しっかり、ココロに焼き付けさせていただきました…。

"Top to the Mountain"では、アコギで歌ったところに
重なるユニゾンのツインギターが熱かったー!
少し落としたテンポと、節目節目でバシッと決まるギターが効いていて、いつになく渋い1曲に。
2回目のサビで入ってきた太い音がこれまたばっちりハマっていて、今日一番印象に残った音、だったかも。
たっぷりのアウトロに浸りながら、音に酔い、響きに酔い…これぞライブの醍醐味。
拍手から続くフロアからの手拍子の中、曲はラストの"忘れかけた空"へ。
広がっていくそれぞれのギターの響きと、時に鋭く、時に柔らかな諸岡さんの声と。
声は出せなくても、コールなんかなくても、会場の熱がどんどん上がっていく感じ。
やっぱりライブの空気感は動画とはベツモノ。ナマで味わってこそ、ですね。

そしてアンコールは"秘密基地"
アコギの優しい響きと、どこか遠くへ遠くへと時を透かしていくような諸岡さんの視線。
それは空の上なのか、心の奥なのか…なんてことを、聴き入りながら考えていたのでした。

2年越しとなった"ヒジケンリク"の一夜。
今日も皆さんにCDとステッカーが手渡され、また1つ広がりが生まれる夜となりました。
ありがとうございました!

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