4月から延期となっていたZOHMでのレコ発ライブ。そして、2020年初の東京でのソロライブ。 何かと落ち着かない状況の中、人数限定&諸々の対策を講じて…という条件下での開催となりました。 EDSクリニック様の協賛により、出演者・スタッフ・観客全員が 当日、開始前に自己検査キットを使って抗体検査を実施。 現感染の有無を調べるものではないとはいえ、結果によっては その場でライブを中止する…という方針での試みでした。 マイクスタンドには、諸岡さんお手製の飛沫防御シールド。 そして、できる限りの間隔を確保するための座席の配置や ディスポの食器などなど、お店の工夫と対策も目一杯。 今日の開催に向けて、念の入った数々の配慮に感謝、です。 ライブができない間の配信のことなどにも触れながら、 「飛沫を飛ばさないように…」と、いつもと違う雰囲気で "アンジェリーナ"でライブがスタート。 今日は1人なので、オケも入れながら…と。 そーいえば完全に1人でのライブって、珍しいかもですね。 色々を鑑みて、少しボリューム控えめの音。 でも逆にアコギが小気味よくて、気持ちいい響き♪ そして音だけではなく、歌う声もかなり抑えているようで… いつもと勝手が違うからなのか、時折、どこかもどかしそうな表情を見せる諸岡さん。 続く"風の中のストーリー"もオケ付きで…今日の風は、さしずめ"微風"でしょうか。 いい意味でふんわりと柔らかい声と垣間見えた瞳の表情、心地よかったです。 歌終わりに「何か照れくさいなあ」なんて言ってたのが、失礼ながら可愛くて(笑) 空気感に馴染んできたところで、ゆったりと流れ出した音は"Eternity"。 音源に乗せて…ってことは、CDと同じ演奏をバックに歌っているワケなのですが、 どこか違う色を纏って、これはやっぱりライブならでは…の醍醐味♪ ここで先日の京都ライブの話題から、"Dead or Love"へ。 確かにこの曲、まさかの選曲だったし…強烈な化けっぷりでしたよね。 今日はアコギ1本で、slowlyなテンポが際立ってひときわ渋く! 歌い終わりに沸きあがる拍手を受けて、ちょっとフェイク気味に"Lovin'"。 …この曲の時、1名遅れてくる方がもうすぐ到着する、と連絡が入ったということで 検温とか消毒とか検査とか…の対応のために、誰かが店の外で待っていなくてはならず。 ご一緒のグループの方はいらしたのですが、対応をお願いすることが難しそうでしたので こっそり出て到着をお待ちしつつ、ドア越しに漏れ聴いておりました(笑) 結局、一部終わるまでには到着されませんでしたが、二部に間に合ってよかったよかった。 そして第二部は、しっとりとした音色で"あの日"からスタート。 休憩中にどことなくざわついていた空気が、音色につれて静まっていく感じ。 "生"でしか味わえないこの感覚、大好きなんですよね…。 今年の6/21(デビュー日)で35年目が始まりました、と少しだけ昔語り。 「頑張って乗り越えていこう」という言葉、いつも以上に"自分ごと"として響きました。 続く"少年"も弾き語りで。抑えめなのに、込められた熱がすごい! ラスト、ぐっと音のトーンを落として歌った声の深さに絶句。 この空気感は、やっぱり生ならでは…? こればっかりは感性なので、その場にいても何も感じない人は感じないだろうし 配信だから伝わるはずはない、とも決めつけられないけれど。 ここでギターから手を離し、流れ出すピアノの音色に乗せて"Estrange"。 4月の、Facebook Liveでのリリースライブ以来、コレ聴くと涙腺ゆるむんですよ…。 (今、書きながら音を思い出してるだけでも若干うるり) 「先日、京都でやった時が本当に…あれは本当に見て欲しかった」と言う諸岡さん。 とーーーっても同感です。そこにいることができた幸せに感謝。 そしてギターをかき鳴らして始まった"体より心が"、今日はこれも弾き語りで! バンドの迫力も捨てがたいけれど、弾き語りの方が渋味が増して熱い気がする。 シンプルな音の中、細かく変わる声の響きがよく聴こえてくるんですよね。 こちらもギター1本で歌ってくれた"忘れかけた空"でそれをさらに確信。 抑えている分だけ、かえって伝わってくるものが強くなっているような。 贔屓目とは承知してますが、もともと諸岡さんの"歌声"に一聴き?一耳?惚れして それ以来、ずっと惚れっぱなしなヒトなのでご容赦ください(笑) そしてアルバムのラスト曲、"Cocoroの翼"。 意外と?普段のライブではあまり演られていないこの曲なのですが、今日はアコギ1本の弾き語りで! みんなで声を合わせて…というわけにはいきませんが、 思い思いに口ずさみながらココロを合わせて。 こんなひとときも、今のこの時だからこそ…なのかもしれません。 最後は同じく弾き語りで、ゆったりと"ずっと"を。 ようやく叶った、約束のこちらでのレコ発ライブは 柔らかな音色と声で、優しさにあふれた時間となりました。 まだまだ先の見えにくい状態が続きそうですが、着実な「次」への一歩。 今日も素敵な時間をありがとうございました! ←Back to Live Report Menu |