2019年8月25日
ZOHM DREAM DINER
(明大前)
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忘れかけた空
Cocoroの翼

TOKYO SANGEN MAGIC
黒澤博幸(津軽三味線)/ 山口大祐(Key) and Guest(諸岡ケンジ/小暮"JARI"孝史)

黒澤さんの津軽三味線を主軸にしたLiveに、諸岡さんがゲスト出演…と聞いて行ってきました。
去年の3月、学院の生徒さんも出演された「東北復興魂」でも聴かせていただいた三味線。楽しみにしてたのです。
第一部は、津軽三味線のルーツや造作などのお話をたっぷりと盛り込んだお話と
初めて間近で聴く、頭の中に直接響いてくるような力強い音色に惹きこまれました。
黒澤さんの仰っていた、"三味線は打楽器"という意味がわかったような気がします。
インターバルを挟んだ第二部では、スペインをイメージしたというオリジナル曲や
伊勢神宮の倭姫宮奉祝行事で奉納された1曲など、三味線の音と印象の多彩さに驚き!
思わず神社&古代日本史好きの血が騒ぐお話もたくさん聞けて、楽しかったー♪
そして、諸岡さんと小暮さんが加わっての"忘れかけた空"
アコギ&EG&Keyにプラス三味線、ってどういう響きになるの?と思ってたのですよ。
三味線ってフレットレスじゃないですか。他の音の中で、どんな揺らぎをするんだろうって。
かなりの音の厚みの中、競り合わず、でも鳴り負けない、「確かにそこに在る」音色。
時に軽やかに、時に鋭い響きが不思議なほど歌にハマっていて…初めての感覚ですコレ。
三者三様のソロも凄かったー!
もう1曲、"Cocoroの翼"も黒澤さんと一緒に。1音加わると、雰囲気変わりますね。
最後は、東日本大震災の復興応援曲"雲漢"…五所川原市の立佞武多に書かれている言葉で
CDの音源には、東北の皆さんのかけ声が入っているのだとか。
黒澤さんの先導で、同じ「ヤッテマーレ!ヤッテマーレ!」のかけ声をみんなで。

普段はあまり聴くことのない和楽器の音色。
そして滅多に見られないセッション、堪能させていただきました!

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