2019年7月19日
StaGe V
(松戸)
MENU
体より心が
Breezing Blue
Heart to Heart
抱きしめながら
Have I Told You Lately
Mother
僕らの毎日
ただひとつの嘘
Unchain My Heart
アンジェリーナ
Lonely Sniper
忘れかけた空
(En)
ルビコンの橋
Don't Stop!Carry On!

前回に引き続き、再び雨の松戸へ。今年は梅雨が長いですね。
懐かしい映像が流れるスクリーン、その後ろから鳴り響いたアコギの音。
1曲目の"体より心が"、イントロから魅せてくれます!
アコギの音も声もとってもクリアで、やっぱりココ聴きやすい。
土方さん、"ヒジケン"の時には低音多めに入れてるのかな。
フェイク気味の歌と相まって、Bluesyで雰囲気たっぷり。
ちょっと斜に構えたような、オトナな空気で幕開けです。
今日はゆっくり楽しんでください、と短めのMCを挟んで
"Breezing Blue"を、かなりのスローテンポで。
聴くたびに印象を変える"青"、今日は少し薄曇りな感じ。
高く伸ばす声、かすれ加減が最高に気持ちよかったです。
最後にゆっくり消えていくGtの音まで、聴き応え充分でした!
バラードが多めという今日のセトリ。
続いては"Heart to Heart"を、これもかなりゆっくりと。
ここまでスローなのは初めて聴くかも。
イントロでのアコギを軽く叩く音、すごくハマってました。
高いトーンで鳴るGt。それが歌い出し前にすっと引いていって
アコギだけになって…これ、一声めがすごく際立ちますね。
…と思ったら、アレンジだけが理由じゃなくて、諸岡さんの声が凄かったんですよ。
ゆっくりと穏やかで、でも力強くて。最近聴かせてもらった中では一番、かもしれない。
背後で響く低音のGtがまた映えていて、歌にどっぷりと入り込ませてくれました。
それが間奏でハイトーンに一転、そしてまた柔らかな音色へ…と、瞬時の緩急がお見事。
これ、このまま音源化してくれないかなー、と切実に思いながら聴いてました><
そして、土方さんの奏でる柔らかい音色で始まる"抱きしめながら"
最初の一声からちょっと鳥肌。1センテンスごとの声の抜けも崩し方も絶品!
アコギの低音に絡む土方さんの抑えめの音が、歌の響きをさらに深くしているようで。
サビ前に入ったソロも今までと違う感じで、今日の歌の空気に似合ってました。
そして最後のあたりで歌の背後に鳴ってるGt、イントロと同じ音なんですね。
今さらながらにそんなことに気が付いた、じっくりたっぷり浸った1曲でした。
MCも綺麗に繋いで次の曲へ…とはならず、ここらでぼちぼち脱線開始(笑)
あんまり普段は聞けない娘ちゃんとのエピソード、楽しかったですー。
そこから戻しての"Have I Told You Lately…That I Love You?"、です。
Van Morrisonの、と紹介。原曲はそちらなんですね。Rodのしか聴いたことなかったー。
Liveで時々聴かせてくれる曲ですが、イントロがいつもと違う?優しい、綺麗なフレーズ。
その流れに乗せた諸岡さんの声がこれまた優しくて、どうしちゃったんですか今日。
バラード好き、という私のフィルターを除外しても余りある、素敵な歌声を堪能させていただきました。
MCを挟んで、爪弾くアコギに、アームで揺らすロングトーン。
声の熱、音の熱。こんなにシンプルで深い"Mother"は初めてかも。
終盤の切ない音色と絞り出すようなフェイク、刺さりました…。
「ね?いつもとちょっと違うでしょ?」…うん。
お母様の遺された言葉のエピソードから、次に歌う曲を作った時には…と
話し始めたところで、ボーカルマイクの音が変わってしまった?と
チェックしながらしばしのPA調整タイム。
Apple Macintoshの日本初のナレーションは僕なんですよー、なんて
その場でやってみてくれたり。そうなんですか!?
音も整ったところで、改めて"僕らの毎日"を。
土方さんの優しい音色に、少し紗がかかったようなライト。
ふわりと息の抜ける、諸岡さんの柔らかな声によく似合っていました。
そしてBメロで土方さんのハモりが!この曲でのChoは初めてじゃないですか♪
さすがいつもと何かが違う、と思ったところで…アレ、コケた。
詞がごっちゃになったようで、2人して「んん?」って顔したと思ったら
諸岡さんが「ちょっと待ってー」と笑い出して演奏ストップ。
それに応えた土方さんの笑顔と「ゴメン!」が可愛かったです(*ノノ)
リハの時、「横から声が聞こえる!って思ったら土方さんがハモってた」のだそうで。
歌詞のなかった土方さん、譜面の隙間に書いたらどこ見るか混乱したらしいです(笑)
あーしてこう繋がって…と確認する公開リハ状態。えらいレアなものが見れました(笑)
仕切り直しということでアタマから。一瞬で空気を変える音と声、いつもながらお見事です。
アウトロのところで、2人でカウント取って弾いてたシーン、印象的でした。
続く曲は"ただひとつの嘘"。こんなにバラード寄りな選曲も珍しいかも?
かなりスローに、Bluesyに。この曲に、歪ませたGtの音がこんなに合うなんて。
その音に乗る諸岡さんの声はやたらと艶っぽい…を通り越してイロっぽいし、出色!
"ヒジケン"の手にかかると、ほんとに色々化けますね。
そしてここでもう一人のGuitarist、Jun-Bohさんがステージへ。
丹念なチューニングに勤しみつつ、のMCで和んだ空気に、一閃の諸岡さんの歌声。
ぱらりと合わせるGtの音色も渋く、"Unchain My Heart"で場の色が一気に変化。
やっぱり、Jun-Bohさんの声量すごいなあ。生音っぽい響きなのに、諸岡さんのDistortion Voiceと絡んでの大迫力ー!
最初の間奏のソロはJun-Bohさん、2巡目に土方さん。
同じ曲のソロなのに、見せる景色が全然違う。んー、なんて贅沢!
そのまま続けて"アンジェリーナ"のイントロをかき鳴らす諸岡さん。
アドリブで歌うは"2人が譜面を換える間を繋ぐ♪"的な歌詞(笑)
スコアが整ったタイミングでカウント、そして高いトーンのGtから
少し粗さを加えた声が入ってくるところ、気持ちよかったー♪
Wギターの音の厚み、そして土方さんの響かせる低音がカッコいい!
このカッコよさと、MCのギャップがクセになるんですよねえ…。
"人生これから"って歌を、と"Lonely Sniper"…へ??と思ったら
即座に"違うだろ"と自己ツッコミをされておられました(笑)
アコギの音に、差し込まれる土方さんのGt。あ、これも化けてる。
全体的に低め、歪み強めの音がとにかくカッコいい。サビの土方さんのChoも、雰囲気を醸してて大ハマリ!
間奏から2ndに入るあたり、Jun-Bohさんのバッキングに土方さんが弾きあげる音が重なって、圧倒されましたー。
すごい、の一言。曲調の違いだけじゃなくて、さっきまでと熱量が違う!
アコギで弾くコードが編成によって違う、なんて話題を挟んで、
"忘れかけた空"を、Jun-Bohさん→土方さんとソロを繋ぐイントロから。
…という流れを、「ちょっといい?」と言葉を挟んで確認するJun-Bohさん。
やり取りしてるの、何だか男の子がわいわい話してるみたいで楽しい(失礼)
改めて、お2人のソロ。さっきと変えてくるあたり、カッコよすぎでしょ。
たっぷりのイントロに煽られるように、諸岡さんの歌い語りの言葉も声も
さらに熱を帯びて力強く、でも、ふわりと優しい響きも忍ばせていて。
終盤、サビの歌をフロアにも振った…のはいいけど、ブレイク入れるのは
初めてな方もいる中では少々ハードル高かったんじゃあるまいか(笑)
や、それでもみんな、かなり頑張りましたけど!
熱い熱い音と声に痺れたところで、本編が終了…の流れですかさずのアンコール。
チューニングしなきゃ、と何故かギターと一緒に超ハイトーンで発声する諸岡さん。何か壊れてませんか今日(笑)
そしていきなりの「土方タイム!」の無茶振りに、えっ??となりつつ、しっかりきっちりまとめる土方さん、さすがです。
En1曲めは、Jun-Bohさんと作った曲、"ルビコンの橋"
熱いシャウトから、一転して落とした声、そして再び一気にハイトーンのGt。
Jun-Bohさんのコーラス、そしてしっかり入る低音のGtの響きで、すごい迫力でした。
途中のソロはJun-Bohさん、アウトロは土方さん。ここでしか聴けない極上の贅沢品!
そのまま手拍子を煽って、"Don't Stop!Carry On!"は「立つまで歌わない!」という
諸岡さんの声に応えて総立ちのフロア。これ、"ヒジケン"定番になってきましたね♪
見事にハモる2本のギター。時々見交わす視線や表情がまたLive感たっぷりで、
そして何と本日はコーラスまでダブルという特別編。
途中何やら崩れた…気がしなくもないけれど、これもまたライブ。これでこそライブ!
最後まで一緒に拳を上げて、楽しかったですー!ありがとうございました!

そして終了後、今度はポスターにちゃっかりと全員のサインをいただいた…のですが
今回のポスター、地色が暗くて黒マジックじゃほとんど見えなかった(笑)
自分で作ったのに何で気付かなかったかなー、と若干の後悔。
しっかり大事に抱えつつ、今度は淡色マーカーも用意しよう、と思った帰り道でした。
そして最後に。今回いらしていた、ライブハウスが初めてと仰っていた方。
入口で偶然にお声かけいただいたこと、ご一緒できたことが嬉しかったです。
こんなことがあるのも、Liveならではの楽しみ。おかげでとっても楽しい夜になりました。ありがとうございましたー♪

←Back to Live Report Menu