初めまして、な依田 彩さん(Vn)とのDuoライブ@ジョニエンです。 OAは、ハイトーンが印象的なGt弾き語りの小池啓仁さん(曲も声も素敵でしたー♪)と Vo&Gt&Ba編成で聴かせた足立正人さんの2組で、諸岡さんは一部構成でのライブとなりました。 ライブラッシュの中でも異色?な、Vnとのデュオ。どんな曲が聴けるか楽しみにしていたのです。 諸岡さん&依田さんがそれぞれの楽器を手に、フロアを横切ってステージへ。 タイトな黒の衣装がとってもお似合いな依田さん。 諸岡さんは…あれ、珍しく?ライブにしてはラフないでたち。 加えて、何故か片手にペンチを持って出てくるという謎。 何でも今日、ケースから出したらペグが1個割れてて なくなっていたのだそうで…そんなことあるんですね>< 徐にペンチでペグを摘まんでチューニング…大変そう。 そして流れ出した音は、まさかの"SHOUT"! すごい意外な選曲。VnとAGでこれやっちゃうの?って。 でも最初に鳴った依田さんの一音で懸念吹っ飛びました。 女性Choが入っているようにも聴こえる、鋭い響きのVn。 こんな音も出るんだー!と初手から期待値アップ。 "ヒジケン"であれだけ大化けしたこの曲ですが、 またまた新しい面を魅せてくれました。 軽くMCを挟んで、2曲目は"風の中のストーリー"。 諸岡さんはアコギに乗せて語りながら手拍子を誘い、 そこに依田さんが被せたのは、あの耳慣れたフレーズ。 滑らかに連ねられていく音色に、同じ旋律でも印象がかなり変わりますね。 で、Vnの響きって何故か耳が引き寄せられるんですよ。波長が人の声に似ているから、なんでしょうか。 相乗効果なのか、サビあたりの諸岡さんの声が際立って絶品でした! MCでは依田さんも話に参加されるので、やり取りが楽しい♪ ペグが壊れた話の続きで、今日は衣裳も忘れてきたんだとか(笑) なるほど、だからいつになくラフなんですね今日。 そして"ペンチでチューニング"から"神社でB"と変換したようで。 …どうしてココでそれが飛び出すかな。すごい連想ゲーム! ヒヅの名前が出たりとか、ちょこっとだけ歌ってくれちゃったりとか 個人的にはとーっても棚ボタ幸せタイムだったわけですが 今日来てる方、私以外は誰も知らないと思いますよ、"神B"は(笑) 次の曲は…と、"僕らの毎日"をタイトル紹介。 これ、諸岡さんのライブで演るのはすっごい久しぶりじゃないですか。 辛い時期に作った曲、なのだと。だからあんなに優しいのかな。 爪弾くアコギに、ゆったりと流れ込む依田さんの音色。 醸し出される空気が、バンドとも弾き語りとも違うんですよね。とてもしっくりと曲の色に馴染んでいました。 長めのイントロの後、再びアコギだけに戻っての歌い出し。 少しリバーブのかかった、泣きたくなるほど優しくて深い声…。 何だろう。諸岡さん、いつになく…じゃない、いつも以上に入り込んでます? 引き寄せられるように、魅入られるように聴き入ってしまいました。 ラスサビ前、アコギを軽く叩いた音がとっても印象に残ってます。 そして今日も(というよりいつも以上の破壊力で)MCで色々壊しつつ、 "抱きしめながら"の優しい音で一気に歌の世界へ引き戻し。 アコギで歌い出した時の声の柔らかさ。そしてサビで加わるVnとの響き合い。 んー…いい抜け感。どこまでも優しい歌声なのに、弱くないんですよね。 さっき話してくれた「没頭したかったから」って一言。この声に納得です。 依田さんも加わったMCの最中に鳴る電話…って、マローネ思い出すなあ(笑) 流れで?バーボン下さい、なんてオーダーを出す諸岡さん。その間に1曲…と 弾き出したのは"Have I Told You Lately"。あ、ここでカバー持ってきますか! エフェクト効かせた声と、さっきより少し鋭い響きのVnが相性ぴったり。 さっきも思ったけど、今日は何だか諸岡さんの声がちょっと違う感じ。 音を添える楽器の違い?アレンジ?確かにいつもよりシンプルではあるけれど、それだけじゃなくて。 伝わってくるものがいつもよりもっと強いような、そんな響きの歌声にじっくりたっぷり、浸っておりました。 ラスト近く、どこか幽く響いた"〜All My Sadness…♪"のとこ…詞も含めて大好きです。 続いてもカバー曲で"Everytime You Go Away"。 また少し色を変えるVnの音。改めて、こんなに多彩な楽器なんですね。 その音色に乗せて、何だかとっても気持ちよさそうに歌う諸岡さん、 サビでいきなりフロアに歌を振り…って、英語詞ですからこれー! 歌終わりに、さっき頼んでたドリンクがステージに届いてMC。 バーボンが好きになったのは歌の影響で…と、歌い出した1フレーズは "一人酔い"By 柳ジョージ&レイニーウッド(自信ないけどたぶん)。 で、また別の曲を…あ、これ"青い瞳のステラ"ですねえ。 You Tubeに上がってた、諸岡さんが歌ってる動画見たことある。 これでキャンディが好きになったそうで…噛み砕いてそうだけど(笑) 話が戻ってバーボンの似合う歌を、と"Unchain My Heart"へ。 カバー続くのも久々なら、この曲聴けるのもかなり久しぶり。 サビを歌いあげてから入ってくるイントロ、Vnがえっらい気持ちよかったです。こんな音も出てくるんですね。 そして掠れ強めで響かせる諸岡さんの声が、音と曲にハマっててカッコよかったー♪特に終盤、最高でした! 途中、何やら合図してKeyを示す諸岡さんと、それにすぐ応じる依田さん、流石。 曲終わりで「俺、ドコ行くかわかんないから!」って言ってましたね(笑) そのまま音を繋いで"アンジェリーナ"…わー、これもやっちゃうんだ。 本領全開、で勢いづく熱い声と、そこに絡まるVnが何ともスリリング! 印象的なあのGtフレーズも入っていて、でもやっぱり全然違うんですよね。 このDuoならでは、の音をたっぷり堪能できた1曲でした。 再び「ドコ行くかわかんないから」なんて言いつつ、始まったMCタイム。 依田さんとのトーク、間合いが楽しいんですよー。 いらしてたTakさんとDenmiさんをご紹介、からのカバー曲な話題に繋がって "YOU'RE IN MY HEART"を少し。そして好きな曲がね…と"Desperate Fools"♪ ほぼ1コーラス、歌ってくれました。依田さんもさらりと音を合わせて。 諸岡さんの歌うこの曲、大好きなんですー!思いがけず聴けて嬉しい(涙) その後のトークで色々と一刀両断されつつ、諸岡さんが最後に呟いた 「…そしてこんな科白を」の一言が"ただひとつの嘘"の歌い出しに見事に繋がり。 これ、Liveで聴くのって何年…どころじゃないほど久しぶりじゃないかな。 少し低めのVnと抑えたGt。それが少しずつ高くなるにつれて、声も熱を増す感じ。 絶妙な緩急で聴かせる諸岡さんの声に、ふいに挟まるVnの鋭い音色が似合っていて ラスサビ前に敢えてのトーンダウンしたとことか…音終わりに思わず吐息を1つ。これ好きだなあ。また演ってほしい! アコギ爪弾きつつのMCを挟み、"Mother"。これもまた意外な選曲、だと思いました。あのアレンジのイメージが強いし。 ゆっくりと奏でられるイントロのVn。優しいけれど張りのある音色、そして流れるようなフレーズが綺麗で…。 そして、ほんの一息溜めて歌い出した諸岡さんの声が絶句モノ。やっぱり今日、込めてるものが何か違うような。 後半に向かって、フェイクを挟んで絞り出すように響く歌声、圧巻でした。 この曲で終わって、そしてアンコール…の予定を変更して、「やっぱりこの曲をラストにするには…」と そのまま"忘れかけた空"へ。煽るようなVnの音色とアコギのストローク、熱かったです! 初のDuoライブ。いつにも増して、諸岡さんの声が際立っていて、1つ1つの歌に聴き惚れてしまった夜でした。 さて、初夏?のライブラッシュも後半戦。毎回、目も耳も離せないライブ、まだまだ楽しんでまいります! ←Back to Live Report Menu |