2018年10月12日
JOHNNY ANGEL
(小岩)
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(第一部)
Lovin'
風の中のストーリー
SIGNAL
夢の隣に
Heart to Heart
HOLD ON
体より心が
(第二部)
With
Breezing Blue
君の愛に
ルビコンの橋
忘れかけた空
アンジェリーナ
Lonely Sniper
(En)
あの日
抱きしめながら


初参加のJOHNNY ANGEL。しばしスピーカーの位置やら何やらを見定めつつ、ココかなー、と着席。
ここのステージ、ドラムだけ少し高くなってるけど、客席とフラットなんですね。

本日のメンバー、河野啓三(Key)/Tak斉藤(Ba)/岡本郭男(Dr)の皆さま。
諸岡さんが立つとおぼしきエリアにはEGが1本だけ。あれ、今日アコギなし?と思ったところで
後方から客席の合間を縫ってメンバーの皆さまがステージへ。距離感近すぎ(笑)
BGMと入れ替わるように、岡本さんのドラムと河野さんのイントロからの"Lovin"でライブがスタート。
いつもより少しゆっくりのテンポ、そして重めの音。
でもそれだけじゃない空気感の違いは、音の響き方のせい?
ギタリストさんが入らない構成の時、パートを担うのは河野さん。
同じフレーズを弾いても、Keyならではのどこか滑らかな音色に
タイトなドラムと響きまくるベース。そして、サビでちょっと捻りを入れた諸岡さんの声。
1曲目から早くも「今日来てよかった!」と思わせてくれました。
さらっとMCを挟んで、"風の中のストーリー"は諸岡さんのギターから。
何やらアドリブで歌い出し…からの"Clap your hand!"とカウントでイントロへ。
歌いながらもニコニコしてて、えらい楽しそう。もちろん、音もとってもご機嫌で。
私はと言えば、途中から(毎度のことながら)ベースばっかり追っかけてました(笑)
サビの途中で、少し高めの音が入るのがツボでした。こーいうポイント、大好き。

MCでは、来年あたりライブレコーディングしようと思って…なんて嬉しい話題が。
今から楽しみにしてますよー。オンラインストア、準備は完了してますからね!
続いての"SIGNAL"は、最近の定番?ギター爪弾きながらの歌い出し。
いつにも増して、伸びる声の後味(というのだろうか…)が艶っぽい♪
そこに岡本さんがカウントを重ねて、Keyとベースが加わった…のはいいけれど、
ボーカルマイクだけ音が弱い?…サビにかかる頃には大丈夫になったので気のせいかも。
柔らかなメロディの中に、硬めな響きのスネア。そしてKeyの音数が多くて、聴きごたえたっぷり。
いいなーコレ。今日、この曲の印象が少し変わったかも。
そして、歌詞に出てくる「嘘」という言葉から、次の曲のタイトルまで話題を繋げたMC、お見事でした。
諸岡さんも客席も笑ってたけど…自分の心に、って深いよね。

続く"夢の隣に"。キーを変えました!とカポ付けた諸岡さん。
今日、リハーサルで変えたのだとか。それでさらっと出来ちゃうのが流石ですよねえ。
河野さんの最初の音が鳴ったら…思ってたより高!
これのサビ、もともと結構高いのに。
音は、歌い出しから一転して静かなピアノだけに。
そして諸岡さんのこの声!
センテンスの最後の音の伸ばし方。柔らかさと強さの緩急。
もう、言葉でなんて表せないこれ。
原曲より前向きにも聴こえて、不覚にも??涙腺うるり、ですよ。
ふわり、と余韻をひきながら"Heart to Heart"へ。
キラキラしてるのに優しい、Keyの音色から。
ご自分でも仰ってましたが、最近のこの曲、毎回特筆モノです。

歌い終わってのMCは、曲作りのことや歌いたい歌、な話題。
「僕はシンガーソングライターじゃなくて、シンガーでありたい。」という一言が印象に残ってます。
そんな中から繋がったのは"HOLD ON"。イントロは河野さんが見事に再現。ほんとにギターみたい。
途中、"俺の腕の中の〜♪"のあたりで、手をすっと上げたんですよね。いつもながら、何気ない仕草がハマってて素敵です(*ノノ)
うん、続けていくんだもんね。受け止めたい!って引き寄せるのか、頑張れ!って前へ押し出すのか。
声の力に押されて半ばポケっと聴きながら、そんなことを考えてたのでした。ライブって、少し俯瞰しても面白いですね。
そして第一部最後は"体より心が"。曲前のMCでは、東京に出てきた頃のこと、アマ時代のことを話してくれました。
「岡本さんのカウントから…あ、1小節のフィルから!」なんてその場で決めつつ、それでしっかりイケちゃう皆さま。
いつもより少しスローだったかな?河野さん、ピアノであのフレーズを挟み込んでくるのが何とも言えず♪
途中のGtソロもKeyで再現。絵だけ見れば、今日唯一ギターを持ってる諸岡さんが弾いていると思えなくも…なくも…(自粛)。
で、私はと言えば(再)気付けばベースのTakさんをガン見しつつ、音を追っかけていたわけで。
特に曲終盤のベース!!も、カッコよすぎでしょ。
そして何故か諸岡さん、Takさんだけをメンバー紹介して第一部が終了。

第二部は「弾けていきますか!」と岡本さんをコール、からの"With"でスタート。
重めのテンポで、初っ端から熱いー♪で、途中でTakさんのスラップ!
思わず、今日このままベースだけ見てよかな、なんてヨコシマしたのは内緒(笑)
ちゃんとしっかりがっつり、諸岡さんを追っかけておりますとも。
1か所だけ、メロ変えて歌ってましたよね?(ね、ちゃんと聴いてますって)
メンバー紹介では、お互いの名前の響きを音で弾く皆さまたち。
ひとしきり釣りの話をしつつ、海繋がりで"Breezing Blue"
「マジシャン!」なんて呼ばれてましたけど、河野さんのKey、ほんと魔法のハコ。
間奏では、ポッケから久しぶりにブルースハープ登場。最近では珍しい?
そしてラストフレーズ、少しハスキーな響きでぐーっと伸びていく声。
"Heart〜"もだけど、この歌も「今」の諸岡さんが聴かせてくれる声が好きかも。

MCは毎度の(?)トシの話題。…岡本さん、可愛いなぁ(失礼)
人になんて言われても、やりたいと思ったらやっといた方がいいよね、と諸岡さん。
…うん、そのとおり。決めるのは自分なんだもんね。
"君の愛に"は、まずピアノだけで。そこに抑えたベースとドラムが加わり、その音が少しずつ強くなっていき。
その中を、諸岡さんの声が真っ直ぐに貫いている感じ。歌い方は優しいのに、不思議なほど強いんだよね。
何とも言えずいい表情をしていて、聴きながら色んなこと思い出してました。走馬灯みたいに。
間奏で岡本さんがシンバル鳴らした時のひらひら、って手の動き。
長めのアウトロで、次々に奏でられるKeyとベースのフレーズ。
そんなことの全てが、声の余韻を際立たせているようで…。
音が止まる寸前、胸がしめつけられるほど素敵な表情の諸岡さん。
これがその場にいなければ味わえない、ライブならではの醍醐味。
やっぱり行ける時には行っとかないと、と改めて思った次第。
曲間には、懐かしのJUN-BOHさんのお名前が出てました。
一緒に作った曲、ということはアレですね。"ルビコンの橋"
まずはGtだけでフェイク、そこから河野さんのソロ。
続いてTakさんのソロ…あ、この音好きすぎる。
そして力強いカウントで、一気にテンポアップしてイントロへ。
意外にも?これ、ライブで久々に聴いた気がします。
"忘れかけた空"は、いつになくハードな音。ここから見てると、客席の揺れ方の拍が2つあるのが何とも臨場感(笑)
間奏では、身軽なワイヤレスの利点を最大に活かして??諸岡さんがフロアに下りてひと回り。近い近い!
続いて、畳みかけるようなドラムと華やかなブラスで始まる"アンジェリーナ"
さらに力強く、そして渋さを加えた諸岡さんの声と、それぞれに冴えまくるリフ。
熱い音の勢いにのまれそうなくらい!
諸岡さん、曲終わりのめっちゃくちゃいい笑顔を一瞬でふっ…と変えたと思ったら
"Lonely Sniper"のイントロをGtで。
かぶさるドラムとベースがすっごいカッコよかったー!Bメロ入る直前のとこも好き。
場所のせいかな?ドラムが生音っぽくて、すこーんとストレートに響いてくるの。
速いテンポを自在に回す声、やっぱり絶品ですよね…。うっとり。
も、聴いてて気持ちよくて。合間のピアノも際立ってるし、目と耳が足りない(笑)
最後の音まで熱くカッコよく、第二部が終了…の流れでアンコール。
諸岡さんがステージに1人残り、メンバーの皆さんは客席後方のあちらこちらに移動。
で、新曲いっぱいあるんだけどね?昔作った曲をやろうかなって今書き直してて…と
歌ってくれたんですよサビだけ!!懐かしの"Stay With Me"をー!!
昔、Inkstickで新曲、って言って歌ってくれて、私のお気に入り曲の1つなのですが
ライブで聴いたの何年ぶりだろ。20年くらい?もっと?
も、あんまり嬉しくてうるうるしかけたところで始まった"あの日"の弾き語り。
歌い出しから途中までだけ、"あん日"バージョンでしたね。
当時のBBS(…ってのも懐かしいな)での桑名さんからのコメント、まだ覚えてます。
最後に、息をふっと吐くように声が抜けていったのが何とも言えず素敵でした…。
そしてラストは、爪弾くメロに乗せてしっとりと語…ったと思ったら歌でメンバーを一人ずつ呼び出し(笑)
何やら、来年は色々と動く目論見をお持ちなようで。告知を楽しみに…ほんとに期待してますよ?
そんな話から、ふわりと続けて歌い出した"抱きしめながら"。陳腐な表現しか出てこないけど…優しくて強い声。
そこに滑り込むように、微かなピアノ、そしてベースとドラムが重なって少しずつ音が増えていくアレンジ。
声の力強さって、こういう抑えめの曲や歌の方が感じるものなんですね。
ラスト、河野さんのピアノだけをバックに歌ったフレーズ…最後の1センテンス、その最後の声の響きが…も、絶句ものでした。
今日、これ聴けて幸せです。いつも同じことしか言えないけれど…今日も素敵な音と時間、ありがとうございました!

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