2008年8月19日
クロコダイル
(原宿)
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(第一部)
風の中のストーリー
ルビコンの橋
Feed Back
SIGNAL
スタートライン
少年
Endress Road

(第二部)
素直になれなくて
Lonely Sniper
Eternity
体より心が
Lovin'
忘れかけた空
(En)
With
あかりを灯して


  前回2月から約半年ぶり、真夏のクロコへGo。
  メンバーが軽く音出しする中、店内に流れるBGMに乗って、Crap♪しながら諸岡さん登場。
  「そのままいこー!」の一声で、"風の中のストーリー"でLiveがスタート。
本日のメンバーは、岡本郭男(Dr)/上田和史(Gt)/中川雅之(Gt)/
滝元堅志(Ba)/佐倉一樹(Key)、のAllフリスピ講師チーム♪
さすがの演奏陣に囲まれて、何だかニコニコと楽しそうな諸岡さん。
でも、続く"ルビコンの橋"では表情が一変して本気モード全開。
いつもより若干、テンポが速い?畳みかけるような音が大迫力。
Gtリフの後に"It's Only〜♪"って歌うとこ、カッコよかったー!!
一気に2曲を駆け抜け、ここでギターを下ろしてMC。
美勇士くんproduce、アン・ルイスさんのトリビュートの話題から
諸岡さんのアルバム参加曲"Feed Back"を。
まさかLiveで聴けるとは思ってなかったのでびっくり!
硬質なピアノの音が馴染む、じっくり、重めのバラード。
仄かにかすれる声が似合っていて、CDで聴いた時より好きかも!
途中からアコギ抱えたけれど、結局最後まで弾かなかったような?

ちょうど明日発売ということで、佐倉さんproduceのコンピアルバムに
Misiaと嵐のカバー(!)で参加された…とのご紹介が。
自分のCDは気合い入れないと聞けないけど、これはEasy Listeningなんだとか(笑)
そんな話をしながら、「じゃあ次の曲を…」と言いかけてメンバーに待ったをかけられるボーカリスト様。
何とか繋いで、"SIGNAL"が軽やかなエレピでスタート。
この曲のベースライン、好きなんですよねー。派手ではないんだけど、小気味よく上下する音。
最後のギターのフレーズも、ちょっと切ない音で。

MCでは、今度「諸岡ケンジ」としては初めて
お芝居の舞台を踏む…ということで、キャストの2人をステージへ。
今日、客席の一部が妙に賑やかだったのはこれかー。
上げられた2人は緊張されてるのか硬くなっていて、
中川さんがフォローを入れたり、客席から突っ込みが入ったりする
ものの、見事に間が続かない><
微笑ましくもあり、頑張れー♪という気持ちにはなったけれど
…曲の流れ切ってまでココで紹介しなくてもいいんじゃ(・・。)ゞ
ともあれ、セリフは噛むけど歌は噛まない!との力強い?宣言で
2月にお披露目された、"スタートライン"からLiveが再開。
途中、珍しくハンドマイクで。
曲調は明るいけれど、ちょっと大人な雰囲気。いつもより、少し低めの音&転調が入るからかな?
くるくると色を変えるギターのソロに拍手!最近の曲はアップテンポが多い気がしますねー。

そして、この日は雨降り(ライブの頃には止んでたけれど)だったんですが…
いきなり「雨男」として客席にいたToshiyaさんを紹介。
人生の雨降りだった頃に2人でGt弾いて、Liveして。焦ったりもしたけれど、
Toshiyaがいたから救われてた、感謝してる…と。
一緒にやってた頃には、あんまりそんな言葉をかけるのを聞いたことがなくて。
今日はどうしたのかな。
そんなToshiyaさんに捧げる歌を、と"少年"
諸岡さんのアコギの爪弾きから、一気にバンドの音が入ったのを聴いていて
当時のお2人を知ってる身としては…うん、感慨深かったです。
一瞬ね、バンドの音が聴こえなくなって、2人だけで演ってらした頃の…
あのアコースティックの音が聴こえるような気がしました。

第一部のラストは"Endress Road"

前の曲で感傷的になっているからか、やっぱり2人での佐世保の初Liveのあれやこれやを思い出し。
音って、記憶と鮮烈に結びついてるんですね。

インターバル明けての第二部。
一人でギターを抱えて登場した諸岡さん、前振りもなく爪弾き始めて。
これも2月に新曲お披露目だった"素直になれなくて"
初めて女の子の視点で書いた、と言っていた曲ですね。
前回聴いた時より、ストレートに伝わってくる感じ。
でも…ですね。ええい、ギャラリーがうるさい(怒)
Gt1本の静かなバラードで、何でそんな場違いな拍手やかけ声するのー!
お酒が入って盛り上がるのはいいけれど…お願いだから聴かせて><
と、幕開きから若干うーうーした気分に。
続くMCでは再び舞台の方を1人、ステージに上げてご紹介。
多才な方らしく、モノマネ始めたり、歌いだしたり…と賑やか。
…でも、ごめんなさい。一部の人はすごい盛り上がっていたけれど、
私は諸岡さんの歌が聴きたくて来てるの!って言いたくなった。ココロ狭すぎてすみません。でも本音なんだ、仕方ない。
ようやく(と言ってしまうのもごめんなさい、ですが)メンバー紹介、で皆さんが1人ずつステージへ。
「新曲やります!」と始まった曲。タイトル言ってくれないからわからずじまい(笑)
歌い出しが"All Right Now"かと思った!という感じのアップテンポ曲。
気持ちよく跳ねるベースの音、ギターとKeyも華やかで派手!
これダイナとかにも似合いそうだなー。Keyいないけど(笑)
そして諸岡さんはギターを下ろし、中川さんもアコギに持ち替えて。
何が始まるのかな?と思ったら、岡本さんのカウントで"Lonely Sniper"
イントロがいつもと違っていて、最初何の曲!?って思っちゃいました。
これはー!諸岡さん、めっちゃカッコいいです><
リズム隊の疾走感と、ブラス系のKey&2本のギター。
そこに乗る諸岡さんの声の熱さ。
もうね、さっきのモヤモヤ吹っ飛んだもん。
間の各パートのソロも圧巻!!特にベースの滝元さんに釘付けでした!

"Treasure"のリリースから1年、また次の構想を準備している…と話してくれたのですが、何だか諸岡さんの声が低い気が…。
さっきまでの話し声とトーンが違ってたんですよね。前にもこんなことあったなと…あの時は確か…ん、憶測はやめとこう。
ここで空気を冷ますように流れ出したのは"Eternity"。サイドからライトが差し込む中、
歌いながら前に差し出した両手を引き寄せて、ぐっと握りしめて。
重なる音と声の静かな迫力で、ストップモーションのように見えました。
いつも聴いていて感じる、どこでもない何かを見つめているような視線で
HONZIさんの話に触れながら、「僕の中でも大切な曲」だと言う諸岡さん。
ラストに歌われるイメージが強いけれど、ここで聴けてよかった。

そして、今日2つめの新曲は"体より心が"というタイトル。
体が眠っても心が眠れないことってあるよね、という歌なのだそうで。
少し変調子の入った、渋め・重めのリズム。これも大人曲だなあ。
ずっと鳴っている中川さんのカッティングがすごく印象的でした。
…と思ったら、やっぱりアレンジ中川さんだったんですね(笑)

諸岡さん、次の"Lovin'"の途中でいきなりギターを手放し…たと思ったらストラップが切れたみたいで。
同じ楽器なのに音色が全然違う中川さんと上田さんのWギターと、細かく刻まれる滝元さんのベースが何とも言えず♪
「ラストいくぞ!」と、そのまま勢いを止めずに"忘れかけた空"、かなーりテンポが速い!!
追い立てられるようなリズム、それをさらに追い上げるような諸岡さんの声。聴いてて息苦しくなるくらいの熱。
もうね、一瞬も目が離せませんでした。この歌、こんなに激しい音にもなるんですね。

圧巻の第二部が終了、そしてメンバーがステージから降り…終わらないうちにアンコールの奇声。…まー、仕方ないか今日は。
あっという間に諸岡さんがステージに戻って、"With"でアンコールがスタート。
流れのままに勢いよく!何だか皆さん、さっきより元気な気がするくらい(笑)
最後にバシっと音を決め、メンバーが1人ずつ紹介されて、諸岡さん1人を残して退場。
叫び声やかけ声がなかなか止まらなかったけれど、諸岡さんの「静かにしてくださいね」の一言でようやく静まり。
そして、ここでまさかの新曲"あかりを灯して"。アコギを抱え直し、爪弾きながらの優しいバラード。
"夢見た 君のゴールへ…" そんな歌詞が、伸びやかな声と柔らかい音にぴったりと合っていて。
色々あった今日のLiveだったけど…これ、最後に聴けてよかったです。
もう少しココロ広くいなきゃなーと思いつつ、でもやっぱり聴くのに邪魔だったら腹立てるんだろうな、私(笑)
そんなこんなもLiveの楽しみ、ということで。今日も、いい時間をありがとうございました!


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